1月30日(日)の出来事。
本日、飯能を拠点とした第3回奥むさし駅伝が開催された。駅伝コースが西武秩父線に沿って設けられているため、いつもは空いている秩父線も、今日は駅伝を応援する人で賑わっている。駅伝コースの終点に近い西吾野まで有効のフリー切符の発売や臨時列車の増発も行われている。そこで、昨年に引き続き、駅伝を見ないのに駅伝応援きっぷを買って、1年に1日だけ運転される西吾野行きと、秩父線の模様を撮影してきた。
去年と同じダイヤだろうと思い、9時ごろ飯能に到着すると、西吾野行きが既に入っていた。今年は4000系8連(4013F+4007F)だった。
駅の表示も西吾野行き↓
電車の表示は「臨時」だった。↓
昨年は、「西吾野」と書かれた紙を前面窓に掲出していたが、今年はこれだけのようだ。少々物足りなさを感じる。飯能駅ホームで知人と会ったが、7時代に運転された西吾野行きは101系だったが、やはり「臨時」幕のみだったという。
撮影を終えて、西吾野行き臨時列車に乗り込み吾野へと向かう。飯能の時点ではガラガラだったが、東飯能から応援客が乗り込んできた。高麗へ向かう途中、車内から選手たちの力走が見えた。電車の乗客も窓を開けて車内から声援を送っていた。
さて、西武秩父線は単線である。こう言う臨時列車が走った場合、各駅の交換設備を最大限活用して対処している。かつては貨物輸送も行った路線。一部の駅には、ホームの無い側線も存在する。通過列車に関しては、こう言う側線を通過することもあるのだ。私が乗車した西吾野行きは、吾野駅で特急「ちちぶ11号」を先に通す。御覧のように、特急が側線を通過していった。右隅にも電車があるのがお解かりいただけるだろうか?このとき、吾野駅には3本の電車が並び、満線の状態なのだ。
私が吾野で下車したのは、この電車3本並びを撮影するためだ。この後にも2回ある。駅を望むことが出来るお墓の前まで行きスタンバイ。同じ事を考えていた人が既に2人いた。次の3本並びは、確かに並んだのだが、真ん中の西武秩父行きの両数が短すぎてうまく並ばず、結局、10時半頃に見られた101系3本並びをどうにか撮ることが出来た。これも細かく言うと、真ん中の西武秩父行き101系が、停車位置の関係で若干引っ込んでいるのだが、4000系ワンマン運転が目立つ秩父線で101系だけで吾野駅の線路をふさぐことはそう多くない。綺麗な三本並びではないがお許しいただきたい。
なんとか3本並びを撮り終えて、飯能へと戻る。先程の三本並びを撮影した時に、現地にいた方から、飯能駅1番線(ホームの無い側線)に4000系の回送が入ると聞いた。ちょうど私が飯能に戻る時間と4000系の回送が飯能駅を出発する時間がほぼ同時のようで諦めていたのだが、飯能に到着すると、まだ4000系の回送が1番線に停車していた。ところが、2番線(旅客案内上は1番ホーム)に池袋行が停車中で、綺麗には撮れない。しかし、神は私を見捨てなかった。この池袋行が、西武秩父からの電車の接続を取るため発車を見合わせた。その影響で、4000系回送よりも先に出発することになり、1番ホームから4000系の回送を撮ることが出来たのだ。これはラッキーだった。
飯能駅1番線(ホームの無い側線)に停車中の4000系回送。西吾野行きに使われた編成である。↓
駅伝のように駆け足で回ってきた駅伝ダイヤ視察はこれで終了。飯能駅前で昼食の後、私は都心へと向かった。
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