JR東日本 山手線に乗ったら・・・
1月28日(金)の出来事。
朝から仕事で外出。昼過ぎ、新宿駅から五反田駅まで山手線内回り電車に乗ることになった。新宿駅12番線に上がっていくと、電車が1本停車していたが、既に発車メロディが鳴り終わった後であった。以前の私であれば、ここは走ってでも乗るところ。しかし、昨年秋に怪我をして、少しばかり行動パターンが変わった2005年型TOMOは、ここで走らず、次の電車を待つことにしたのだ。山手線のような列車本数の多い路線では、無理して乗らないことにしたのである。
五反田駅からは東急池上線に乗ることになっていたので、それならば乗換えが楽なようにと、12番線を最前部までひたすら歩いた。せっかく乗るわけだし、久々に一番前に被り付こうと言う気持ちもあった。最前部までたどり着き、暫くした後に列車が入ってきた。いつも通りE231系が来るのかなあと思っていたら、なんとやって来たのは、すっかり少数派となった205系。それも、当ブログで残り1本かと書いたばかりの一段窓の編成(東トウ56編成)であった。1本待った結果が、こんな事になるとは・・・
山手線の205系に乗って、こんなに嬉しく感じたのはいつ以来だろうか。五反田までの数分間、しばし205系との思い出を考えていた。一番最初に山手線で205系に乗ったのは、今から20年前のこと。まだ小学生だった。当時は、鶯色の103系の中に、お洒落なステンレスボディの205系がとても眩しく感じた物だ。後に登場した量産車で一段窓のよさを実感。当時、地元の西武鉄道には、一段式の窓の車両は無かったので、余計にそう感じたのだろう。時代が昭和から平成へと変わり、山手線には混雑対策で6ドア車が登場。まだ試作車2両しかなかった頃、偶然にも6ドア車に当たった時の嬉しさも、昨日の事のようにはっきりと覚えている。こうして見ると、山手線の205系は、自分自身の成長(少年から成人へ)と共に歩んできたようにも思える。そして20年後、今、山手線での役目を終え、新たな使命を果たすため、旅立っていこうとしている。この編成、次に山手線で乗る事はあるのだろうか。五反田到着後、懐の中からデジカメを取り出し、205系を撮影したのであった。
新宿~五反田間で乗車した205系東トウ56編成。この角度では一段窓かどうかは確認し辛いが、かすかに見える編成番号札でお許しいただきたい。↓
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コメント
205系も20年、山手線を走り続けてきたのですね。ご苦労様です。
205系がでたてのころは、ビードの少ないステンレス車体、ボルタレス台車の国鉄らしからぬ乗り心地、そして加速時の結構きつい前後衝動、などが印象に残りました。
Primera
投稿: Primera | 2005/01/29 04:07