名鉄 珍車１３８４Ｆ

３月２０日の夕方、金山駅で珍車に遭遇した。

この車両、地元のファンからは１３８４Ｆと言われているらしい。一見すると赤一色の通勤車のように見えるが、元は名古屋本線で活躍しているパノラマSuperの一般座席車だった車両だ。確か不幸にも踏切事故に遭遇して、特別車両側２両は廃車になった物の、比較的損傷の少なかった一般座席車４両の方は、一般車４両編成に改造しなおして使用する事になった。その際に、従来の紅白のカラーから赤一色に改められたのである。

パノラマＳｕｐｅｒの一般座席車。↓

しかし、その改造も決して容易ではない。もともと、この一般座席車は、特別車２両との間に運転台を挟まないタイプである固定編成を組んでいた。従って、この１３８４Ｆの現豊橋方先頭車は、先頭車改造を受けた車両なのだ。

事故車の残党と言うことで、１本のみの存在。その為に運用も固定されているようだ。実は翌日の夕方、ほぼ同じ時間帯に、ＪＲの尾頭橋駅ホームで名鉄の撮影をしていたところ、やはり１３８４Ｆの犬山行が通過していった。完全に前日と同じ運用である。

限定運用と言うのも、珍車ゆえの宿命なのだろうか・・・