JR東日本 宇都宮線で115系に乗る
宇都宮餃子オフから3日が過ぎようとしていますが、もう一つだけ宇都宮ネタを書きます。
昨年12月のダイヤ改正で、宇都宮線からは消えた筈の115系であるが、実は、ある区間では今でもその姿を見ることが出来る。その区間とは小山~宇都宮間。実は、この区間には両毛線からの直通列車が1日数本存在するが、この中に115系の運用が存在する。本来の宇都宮線の運用では消滅した115系も、両毛線からの直通列車としては生き残ったわけである。
今回、宇都宮で開催のオフに参加と言うことで、どうせなら115系で宇都宮入りしたい。集合時間は17時と言う事で時刻表を見ると、宇都宮16時56分着の両毛線からの直通列車がある。では、この列車に小山から乗ることにしよう。訳あって久喜から乗車した湘南新宿ライン小金井行きを小山で下車。両毛線からの宇都宮行き発車まで14分。ちょうどホリデーパスで乗っていたこともあり、ここで一度下車してSuicaで再入場した。再入場後、宇都宮線下りホームへ向かうと、両毛線からの115系が入ってきた。
御覧の通り、両毛線開業110周年記念ヘッドマークをつけた新前橋電車区の車両。4両編成で乗客は大半が小山で下車したためガラガラ。とりあえず、モハ車のボックス席に座ることにした。
小山を出発。4両編成で所定の宇都宮線車両とは向きが逆向きという、本来の宇都宮線とは趣が若干違う物の、小山以遠ののどかな風景の中を115系で進むと、何処か懐かしさもあり、何となく落ち着いた気持ちになる。やっぱり私は国鉄世代なのだろう。小山から僅か26分の乗車時間であったが、どこか本来の宇都宮線に乗ったような気持ちになれた。
さて、宇都宮に到着すると、駅構内の留置線には、嬉しいことに小山車両センター所属の115系が止まっているのが見えた。集合時間が迫っているが、その車両が一番近くに見える位置まで走っていった。
最初は、何か乗務員訓練用なのかとも思ったのだが、側面方向幕のほうに目を向けてみると、なんと「日光」を表示していた。
そういえば、どこかの掲示板で、宇都宮線を引退した115系の一部車両が、107系に代わって日光線で営業に入っているという話を聞いたことがある。おそらく、この車両は107系の代走なのかもしれない。話には聞いていたが、まさか遭遇できるとは。115系で宇都宮入りして良かったと改めて実感した。
両毛線からの直通の115系も、実は両毛線自体が211系に統一されると言う説も出ている。今現在では115系の宇都宮乗り入れが残ってはいるものの、E231系の増備が進めば、211系の両毛線への転用も進むことになる。この時、115系が撤退することにより、ようやく宇都宮線から115系が消えることになるのだろう。いずれにしても、両毛線115系の宇都宮線への乗り入れは、そう長くないと思うので、撮影したい方は早いうちに記録された方が良いでしょう。
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