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JR東海 最後の原型ライト車クハ115-188に乗る

5月15日(日)の帰りのこと。

夕方、東海道本線の安倍川駅で17時39分発の熱海行き列車を待っていた。やって来たのは115系の6連。先頭から4両目に乗り込んだのだが、クモハ115-1523と言う車番を見て「あれ?」と思った。そこで最後部車両へ行くと、なんとJR東海最後の原型ライト車、クハ115-188であった。

これまで、私が静岡方面へ撮影に行くと、この車両に遭遇することは多く、その都度撮影はしていたが、乗車するチャンスには恵まれていなかった。初めてこの車両に乗車すると、色々と発見も多かった。

静岡駅停車中に撮影。↓

IMGP2475

まず、ドアが昔懐かしい鋼鉄製のものであった。車内から見たドアが若草色に塗られていると言う車両も今では少なくなった。

IMGP2472

さらに扇風機を見る。なんと「JNR」の文字が見えた。

IMGP2474

この車両、新製配置は三鷹電車区。長らく中央本線の普通列車に使われていて、国鉄時代末期に沼津へやって来た。当時はクモハ115-3+モハ114-803と組んでいたが、途中から現在の車両と組むようになり、一緒に三鷹から転属してきた車両たちは、廃車になっている。現存する115系の先頭車の中では、最も原型に近い車両ではないだろうか。私はこの列車に三島まで乗車。ゆっくりとボックス席に座り、夕日に照らされていた富士山を眺めた。


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