JR東日本 幕張電車区183系の回送に遭遇
23日の夕方、乗車していた中央線の快速電車が東小金井を発車した時、中線に幕張電車区の183系が入っていくのが見えた。
中央線で通勤していると、幕張電車区の183系自体、そう珍しい物ではない。平日なら毎晩「中央ライナー」として走っているし、昼休みに西荻窪駅周辺を歩いていれば、幕張電車区へ帰っていく「中央ライナー」用編成を見かける。しかし、東小金井で目撃した183系は、房総特急用の8両編成の車両だ。これなら話が変わってくる。中線に入ったとなれば、暫く停車することは間違いない。次の武蔵小金井で引き返すことにした。運良く、始発電車の東京行があり、階段を渡らずに済んだ。東小金井に到着すると、既に撮影している先客がいた。私もその方の邪魔にならないように撮影することにする。停車していたのは幕張電車区第7編成だった。
幕張電車区183系の8両編成は、全編成が中間車のみ、「あずさ」や「あさま」で使用されていたグレードアップ車を転用した車両に置き換えられている。先頭車は、東京駅のATC対策でそのまま残されたが、赤帯の高さが中間車と違うため、グレードアップ車と同じ幅に赤帯を統一している。この編成も例外ではない。
3号車 モハ189-48。この車両は「あさま」出身か?↓
さて、この第7編成には、もう一つユニークな車両が存在する。反対側先頭を務める1号車は、クハ183-1527と言う車両だが、この車両、前面のシンボルマークを挟むように存在する飾り帯が、他の車両よりも低い位置に設置されている。最後尾車両と比較してもらうと、その違いがお解かりいただけるだろう。飾り帯が低い位置にあるクハ183は、この車両と長野総合車両所のクハ183-1528の2両のみ。貴重な存在なのだが、私はどうも好きになれない。国鉄時代には、上野~新潟間を走った「とき」にも使用されたらしい。
183系の回送列車は、19時ごろに東小金井を発車していった。私も出発を見送って、下り電車に乗り込み自宅へ戻った。この回送列車の2本後は、中央ライナー用の183系の回送で、東小金井~三鷹間では、僅か6分ほどの間に、2本の183系が通過することになった。
帰宅途中に思わぬ所で183系の珍編成を撮ることが出来た。これだから中央線通勤は楽しいのである。
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コメント
マリの183系、朝の通勤時にも見かけます。
昔は167系で運転されていた修学旅行用の電車のようです。
投稿: ONDA201 | 2005/06/24 23:03
こんにちは。
飾り帯の位置が低いクハですが、うちにある「とき」の
写真にも写っています。ということはかつては新潟運転所
所属だったようですね。上越新幹線開業時に幕張に転属した
のでしょうか。
帯の太さが変わっているようですが現役なのですね。
投稿: GO | 2005/06/25 23:18
ONDA201さん、GOさん、コメント有難うございます。
>ONDA201さん
仰るとおり、以前は167系で運転されていたと思います。急行型電車廃止後は、183系による運転となったわけですが、この頃では、房総特急のE257系化が進んでいますから、幕張車が余剰になっているのをうまく活用しているようですね。
>GOさん
「とき」の現役時代の写真をお持ちなんですか。羨ましいです。当時、実際には言っていたという話は聞いたことがありました。数年前にリバイバル運転した「とき」にも、この7番編成が使われていましたね。
投稿: TOMO | 2005/06/26 23:39