模型 フジサン特急入線
カトーから富士急行の「フジサン特急」6両セットが発売された。
この「フジサン特急」とは、元JR東日本の165系「パノラマエクスプレスアルプス」を改造した富士急行の特急専用車両。JR時代は6両編成として運転していた同車は、富士急行では3両編成ずつに分割され、2編成体制で使用されている。
カトーでは、以前より、この「フジサン特急」の種車である「パノラマエクスプレスアルプス」を製品化しており、今回は、その製品の塗り替え品(実際にはパノラマ車の一部の型をいじっている)として製品化が決定。165系ファンの私は、製品化決定以降、発売時期が決定した時点で、模型店に予約を入れた。そして、ようやく発売になったので、2日前に給料が出たこともあり、模型店に引き取りに行ったのである。実車は6両ともデザインが違うため、模型も3両編成2本が再現できるように、動力車も2両含まれた6両セットとして発売された。
購入後、自宅にて既に所有している「パノラマエクスプレスアルプス」と並べてみた。
「パノラマエクスプレスアルプス」では、展望室真上にある窓が、「フジサン特急」では埋められているのがわかる。実車も、「パノラマ~」の晩年には、既に窓が埋められていた。
次に「パノラマエクスプレスアルプス」では中間に入るクモロ165と、富士急2200形とを並べてみた。
「パノラマ~」では中間車になるため、ヘッドライト・テールライト部分には、ダミーのパーツが埋め込まれているが、「フジサン特急」では、必ず先頭に立つことになるため、ヘッドライトもテールライトも点灯する。
さて、実車の「フジサン特急」だが、元々の種車である「パノラマエクスプレスアルプス」自体が老朽化により廃車となっているため、車両の維持には富士急行も苦労しているようで、今年の5月から現在に至るまで、緊急車両点検を実施中で運休中となっている。一日も早く運転再開してもらいたいところだが、何分にも古い車両が相手なので、今後の処遇が注目される。
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コメント
「フジサン特急」ですか…
落書き(?)とも見れる車体ペイントはあまり好きではありません…
KATOもなかなか積極的ですね。
投稿: 快速特急INAJI | 2005/06/03 19:01
快速特急INAJIさん、コメント有難うございます。
最近では、車体に派手なラッピングをする電車やバスも当たり前になってきましたので、このような装飾の電車を見てもおかしいとは思わなくなりましたが、まだこう言う電車が少なかった頃は、私も快速特急INAJIさんと同じ印象で見たことがあります。
このフジサン特急も、そんな感じで見ていたんですが、第1編成が完成し、正月ダイヤに暫定投入されたと聞き、小雪舞う大月駅へ見に行きましたが、可愛いイラストが意外にもパノラマの車体とマッチしていて、これも有かな?と思ってしまいました。
投稿: TOMO | 2005/06/03 23:58