西武 多摩川線に乗る
昨日の帰り道、西武鉄道多摩川線に乗り込み、是政まで往復してきた。
たまたま西荻窪駅から電車に乗ろうとしたら武蔵小金井行きだったので、多摩川線に行く事を決意したのだが、何も突発的に行こうとしていたわけではなく、以前からどうしても見ておきたい、いや撮っておきたいものがあったので計画はしていたのだが、なかなか機会が合わなかったのだ。
武蔵境駅で下車し、改札口を出て南口の西武線乗り場へと向かう。まずはこの連絡通路上からの撮影が目的であった。
御覧のように、高架橋の上では、もうホームの設置工事も始まっている。こう言う光景は、中央線の車内から見えないので、降りた時でないと発見できない。
撮影後、今度は多摩川線のきっぷを買い改札を通る。既に電車は止まっていた。18時6分発だと言う。ただ、次の目的は電車内からあるものを撮影すること。その為には最後部車両の運転席後部の座席に座らないとならない。そこで1本見送り、18時18分発の是政行きに乗車した。無事に座席をゲットして出発を待つ。そして発車。出発して約1分後、撮影したいものが目の前に現れた。
多摩川線電車が中央線と分かれて左へ曲がっていく付近。ここには高架橋へのアプローチ部分の工事が進んでいる。中央線の車内からでは解らなかったが、こうして見ると、まだ骨組み状態であると言う事も解った。
これで多摩川線車内で撮らなくてはいけないもののノルマは達成した。あとは、101系低運車の乗り心地を是政まで楽しむことにしよう。最後部車両の乗客は、殆どが多磨駅で下車。終点、是政まで行ったのは私一人であった。
クハ1219の運転台。多摩湖線に残る225Fとは列車情報装置の関連で、運転台回りの機械が多少違っている。
是政に到着した219F。
帰りはそのまま折り返すのは芸がないので、一旦下車し、1本後の武蔵境行きで折り返すことにした。帰りは221Fだった。この編成にはぞろ目車両、モハ222が含まれている。
この車両に乗車し、モハ車特有のやさしい耳障りのするモーター音を聞きながら武蔵境へと戻ってきた。
さて、武蔵境駅では、もう一つ目的があった。それは、多摩川線の線路上に設けられた工事用の踏切である。この工事用踏切は、JRの工事業者の車両が通過するために設置されたもので、工事用車両が通過するとき以外は、遮断かんは下がりっぱなしである。
工事用踏切とはいえ、立派な踏切にしてしまうのは西武鉄道の特徴。同じ工事用踏切でもJRの場合は、遮断かんと簡単な警報機が付いているだけであるから対照的である。警報機と動作反応灯には工事用踏切を表す「工」の文字が入れられている。遮断かんが下がりっぱなしの工事用踏切だが、電車が発着する時は、動作反応灯が上下に点滅する。しかし、踏切警報機の音は鳴らない。何となく不思議な踏切である。
この撮影を以て、私の西武多摩川線小さな旅は終了。再び中央線ホームへ戻り家路に着いた。新たな発見も多かった西武多摩川線の乗車。これから2008年までに続々と変わって行く事になっているだけに、これからも時折立ち寄って往復し、このブログでもご紹介していくことにしよう。
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コメント
競艇場前最寄のSATOです。多磨という駅名がいまいちしっくりきません。多磨墓地前のことですよね。
多磨墓地前改め多磨は都内ではめずらしく構内踏切が残っていますね。ここはかつてアメリカンスクールの最寄り駅で意外にも国際化の早い駅でした。駅構造も昔とあまり変わっておらず、タブレット時代にはこの駅でタブレット交換、決まって是政行きが遅着→早発という組み合わせでした。
今でこそ要所の北多磨改め白糸台ですが、多磨駅での交換時代は駅舎横に小さなホームがある程度のこじんまりした駅だったんです。
投稿: SATO | 2005/06/11 10:24
SATOさん、コメント有難うございます。
仰るとおり、多磨駅は元多磨墓地前と言う駅名でした。この多磨駅と多摩湖線の一橋学園駅には、今でも構内踏切が残っていまして、最近では、とある本にも紹介されました。
競艇場前駅ですが、西武鉄道の今年度の事業計画でエレベーターが取り付けられることになりました。今のところ工事は何もしていませんが、いずれは工事が始まるでしょうから、完成すれば、今とは多少違った感じの駅になるかもしれませんね。
投稿: TOMO | 2005/06/12 00:12