浜松工場 新幹線なるほど発見デーに行ってきた
お待たせいたしました。それでは浜松工場のレポートです。
飯田線の撮影を終えたあと、豊橋11時55分発の浜松行普通列車に乗り込み、浜松工場へと向かった。浜松では、先に名物のあれを食べてから、会場への送迎バスに乗車。浜松工場に着いたのは13時40分頃である。
バスが工場内に入ると、最初に在来線車両が見えたが、これは廃車された車両のようだ。
この中には貴重な車両も多く、個人的にはこれも展示して欲しいのだが、メインは新幹線なので、それは無理なのだろう。
さて、バスから降りて、総合受付を通過。まず最初に見えたのが、この巨大なN700系の写真であった。
とりあえず、浜松工場内部で撮影された写真のようだが、こんな事をするなら、本物を展示して欲しい。そう思うのは私だけだろうか。まあ愚痴ばかり言っても仕方ないので先に進もう。
この記念写真スペースの角を曲がると、メインの検修庫である。ちょうど入場車が見えた。まず目に入ったのは300系のJ47編成。1両ずつばらされているが、既に塗装は完了しており、もうそろそろ出場のようだ。
この車両だが、よく見ると人目につかない連結面は薄汚れたままだ。しかし、既に検査表記は入っていることから、どうやらこのまま出場するみたいである。おそらく人目につかない場所は塗装を省くと言うことなのだろう。こう言う例は、地元の西武鉄道でも連結面の帯を省略すると言ったのがあるが、メインの下地塗装を省いたと言うのは聞いたことが無い。
さらに進むと、今度は700系がばらされていた。このうち先頭車1両が、工場公開のメインイベントでもある、車体上げ・乗せ作業の実演にも使われていた。ちょうど実演をしていたので私も見学する。
こう言う作業の実演は、どこの工場公開でも行われているが、さすがは新幹線車両。1両辺りの大きさが違うだけに迫力と言う点では他の工場とは比べ物にならない。子供たちも真剣な眼差しで見学していた。
華やかなメインイベント会場から真っ直ぐ進むと、静かに佇む300X系の先頭車が展示されていた。
この車両は試験車両として登場し、最高速度の記録も出した。名誉ある車両ではあるが、試験車両と言う宿命で、試験が終わってしまえば廃車となってしまう。運良く先頭車だけが浜松工場でも残されて、こうやって年に一度だけ脚光を浴びるのである。
今度は表の展示会場へ。まず目に飛び込んできたのが、ドクターイエローだった。
走りながら線路や架線などをチェックする車両。非営業用車両なので、撮影できるチャンスは少ない。私も0系タイプの古いタイプを1度だけ東京駅で撮った事があるが、700系タイプのドクターイエローは、まだ工場公開時しか撮影していない。
このドクターイエローの後ろには、懐かしい顔が待っていた。まずは100系である。
続いて、初代東海道新幹線の0系。これも1両は浜松工場に保管されている。
ここまで見てきた所で、ほぼ終了時間ギリギリとなった。足早に会場内を回りきり、最後は在来線車両の展示会場でクモヤ90を撮って会場を離れた。
終了時間直後とあり、帰りのバスの乗り場は長蛇の列。暑い中待つのもしんどく、帰りは工場の前の広場に設けられた臨時タクシー乗り場からタクシーで帰ることにした。とにかく暑い1日だった。
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コメント
初めまして。Seichiroと申します。世紀の大イベントの地権者でございます。
浜松へおいで頂きありがとうございます。せっかく飯田線までおいで頂いたなら、中部天竜の佐久間レールパークまで足をのばされたら良かったのに。飯田線を飾ったかつての名優たちが休息しています。それでは泊まりがけなので2日に渡ってしまいますが、次回はそんな予定でおいで頂けたら幸いです。今度も、是非おいで下さい。
投稿: Seichiro | 2005/08/01 20:50
Seichiroさん、初めまして。コメント及びトラックバック有難うございました。
中部天竜の佐久間レールパーク、良いですね。また行きたいと思っています。9月1日の夜の「ムーンライトながら」で名古屋方面へ向かいますので、その行程中に立ち寄れたら良いなと思っています。
関東在住ですがJR東海ファン(しかも在来線が好き)ですので、これからも何度かSeichiroさんの地元にお邪魔することと思います。これからも宜しくお願いします。
投稿: TOMO | 2005/08/02 00:21