朝夕のみの運転! JR東海117系
かつては名古屋地区の快速列車の主役として活躍していた117系。2ドアと言うことが影響してか、313系が登場してからは、朝夕のみの運転となり、日中は、熱田駅・大府駅・豊橋駅構内などで昼寝をしている姿が目立つ。
今回の遠征では、「ムーンライトながら」で大垣に到着したので、当然、朝のラッシュ時間帯となる。そこで、117系の活躍する姿を見ることにしよう。大垣に到着してから約10分後、さっそく、米原からの快速金山行き2300Fがやってきた。堂々8両編成での運転である。
現在の117系の運転は、米原~金山間の運転が多い。大垣駅で観察していると、この後も大垣車両区から117系の回送列車が出庫してきて、そのまま名古屋方面へ向かう列車もあった。これは岐阜始発の快速に使われるのだろう。
その後、岐阜駅周辺で朝食を食べて、岐阜駅8時51分発の快速金山行き2314Fに名古屋まで乗車した。これも117系だったが、何と4両編成。朝ラッシュ時終了の時間帯とはいえ、さすがに2ドアの4両編成では乗降に手間取るようだ。この列車、土曜・休日ダイヤでは、約10分後に快速名古屋行き5302Fとして運転しているようだが、こちらは何と8両編成での運転であった。
名古屋駅に到着する快速5302F↓
さて、2日の昼間は万博会場へ行ったのだが、夕方、万博会場から岡崎へ抜けて、岡崎から岐阜まで117系唯一の新快速運用である2235F(土曜・休日は5243F)に乗車してみた。この列車も117系の8両編成である。
岡崎駅に到着する117系新快速(この画像は土曜・休日の5243F)↓
117系は加速が悪いと言う声を良く聞くので、今回、モハ117に乗車してみた。乗車してみて解ったが、やはり加速は悪いようだ。走行中も力行運転が続いており、こうやって足が遅いのをカバーしているのである。117系もかなり無理をしている訳で、これなら昼間は運用に入らないのも納得である。この新快速、先行列車が遅れていたことから、名古屋付近で5分遅れでの運転となってしまい、当初は大垣まで行く予定であったが、次の予定に影響が出るために、岐阜までの乗車となってしまった。
JR東海では、来年度より313系の増備再開を発表している。国鉄型車両がその分廃車となるのだが、この117系も廃車対象となってしまうのだろうか。現行ダイヤに組み込むには、このような使い方しか出来ないだけに、今後の処遇が気になるところである。
| 固定リンク | 0
「鉄道:JR東海」カテゴリの記事
- ブログ開設18周年(2022.09.06)
- 最後のロクニ ED62 17号機が姿を消す(2021.03.21)
- レール輸送車キヤE195系と遭遇する(2020.07.04)
- JR東海 在来線の新型車両315系の開発を開始へ(2020.01.02)
- 富士川駅にて(2019.03.01)
コメント
117系ですか。太帯+細帯のラインの方が好きでした。
いつも思うんですが、飯田線に投じれば快適性抜群で喜ばれると思うんですがねぇ…
やはり4両というのがネックでしょうかね。
投稿: 快速特急INAJI | 2005/09/10 22:25
快速特急INAJIさん、コメント有難うございます。
117系、どうもオレンジ帯一色というのは、なんか物足りなさを感じますね。私も太帯+細帯のパターンの方が好きですね。昔、カトーから出した限定品も持ってます。
さて、117系の転用先、私も飯田線は良いなと思っています。快速「みすず」用には最適ではないかと。でも、4連となると、やはり「みすず」以外の使用には向いていないですね。となると、やはり引退まで今と同じ使い方なんでしょうね。
投稿: TOMO | 2005/09/12 00:24