まもなく置き換え開始!秩父鉄道3000系
1ヶ月ほど前、西武鉄道の101系が秩父鉄道へ譲渡されたと言う話題を、当ブログで取り上げた。その後の情報で急行用3000系の置き換え用車両の種車になる事が判明してから、色々と注目されているようで、ココログの管理画面で先週1週間の検索キーワードの順位を見てみると、なんと「秩父鉄道」と検索された方がトップだった事が解った。それを知ったら、何だか急に秩父鉄道の3000系の姿が見たくなり、30日の朝、所沢から西武鉄道の快速急行に乗って秩父へ向かった。
西武秩父駅に到着し、いつものように仲見世通りを歩いて御花畑駅方向へ。踏切横の駐車場が私のいつもの撮影場所である。あと10分ほどで3000系の急行「秩父路」が通過となる。カメラを構えてみるが、どうも手前のビルの陰が気に入らない。そこで予定を変えて乗ってみようと言う気になり、駅へ向かう。三峰口までの乗車券と急行券を購入しホームへ入った。
やって来たのは3000系ラストナンバーの3003Fだった。撮影後、車内に入る。派手に改造されてはいるものの、所々に165系の面影を残しており、どこか懐かしさを感じる。
急行券は懐かしの「硬券」である。
座席配置に165系の面影を感じる。
久しぶりに乗車した3000系。車内から見える景色は、なんとなく身延線や飯田線に似ており、床下から伝わるMT54電動機の音と言い、165系の姿が頭の中に蘇ってきた。終点の三峰口までは僅か17分ほどの旅だったが、この3000系乗車は、ここ最近、忙しい日々を送ってきた私にとって最高の休養となった。
三峰口駅到着後、3003Fは夕方の上り列車使用まで構内で一休み。その為、到着後に入替作業がある。私も改札を出て、駅に隣接した駐車場付近から、この模様を撮影する事にした。
一旦引き上げられ、入替作業開始。
この3003Fは、AU12・AU71装備の試作冷房車を種車としているが、秩父鉄道入りに際して、クーラーを量産車の方式であるAU13・AU72に交換されている。その際に、取り付け場所は試作編成に準じた形をとったため、AU13が6個載る等、ここでしか見られない組み合わせになっている。入替作業の際に、1両ずつ撮影したので、その模様を御覧頂くことにしよう。
デハ3003(元クモハ165-95)
デハ3103(元モハ164-59)
クハ3203(元クハ165-100)
さらに構内には急行「秩父路1号」に使用された3001Fも留置してあった。この編成は、試作冷房車の姿そのままで改造されている。
デハ3001(元クモハ165-91)
デハ3101(元モハ164-55)
クハ3201(元クハ165-93)
このように、3000系3編成のうち2編成が昼間は三峰口駅構内に集結するので、駅ホームや隣接する鉄道公園からも形式写真を撮る事が可能である。3本とも違うタイプになっていると言うのもファン心を燻る。3000系自体、西武鉄道からの101系の改造が終了すれば、順次運用を離脱していくことになると思うので、165系の残党に会えるのもあと1年ぐらいかもしれない。165系ファンよ、秩父を目指せ!
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