新前橋電車区を訪ねる
「懐かしの白山」撮影の合間に、高崎駅から3つ目の新前橋駅に隣接している新前橋電車区を訪ねた。電車区を訪ねたと言っても、中を見させてもらったわけではなく、駅ホームや公道から中を覗いたものだ。今回は行程の都合上、1日に2度訪問してしまった。
まず、新前橋駅のホームからも観察できたのだが、グリーン車を組み込んだ211系が留置されていた。
もう少し近付いてグリーン車付近を撮影。
211系のグリーン車組み込み編成は、12月のダイヤ改正から営業運転に入るようだ。先頭車に挟まれてグリーン車が連結されている姿は、何となく昔の中央東線の115系を思い出す。と言っても115系の場合は、挟まっていたのがサハだったが・・・
一旦、高崎へ戻って昼食の後、「懐かしの白山」の送り込み回送を撮影。その後、再び新前橋電車区へ戻ってきた。実は、昼前に訪れた後に高崎へ戻る電車内から怪しい車両を見つけたので、もう一度確認する必要があったからだ。今度は改札も出て電車区の裏側へと回った。そして怪しい車両に遭遇。その車両とは・・・
何と日光線用の107系である。この角度だと解り難いかも知れないので、別の角度の写真を御覧頂こう。
この日光線用107系、地元在住の友人に確認したところ、実際に高崎地区で営業運転に入ったとか。編成番号札も日光線用車両を意味するであろう「N」の札のままであることから、何らかの理由で貸し出されたものと思われる。友人の話では新前橋電車区の107系との混結運転もあったそうで、私もそんな組み合わせは見てみたかったのだが、残念ながらこの日は新前橋電車区に留置されたままであった。これまでにも新前橋の車両が小山に貸し出されて、日光線で使用されたというのは見た事があったが、日光線の車両が新前橋に来ているのは初めて見た。
走行シーンは撮れなかったものの、このように新前橋電車区所属の115系と並んで留置されている姿が撮れたので満足であった。
さらに107系の横には、115系と211系のサハ同士が並んでいた。115系の方は、クモハの入った4連の編成から抜かれた物のようだ。実際に現地で見かけたのだが、3連が不足したのか、クモハ入りの4連1本が3連になっているのを確認している。おそらくはその編成から外されたサハなのだろう。新前橋電車区でも貴重なサハ115である。211系のサハは、グリーン車組み込みで外された車両なのだろう。こちらは一足早く廃車が予定されている。ちょっと勿体無いような気もするが、転用が利かない車両だけに仕方がないのだ。
なかなか興味深い車両ばかりが留置されていた新前橋電車区。雨の中歩いたかいがあった。
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