東急池上線に乗る
26日の夕方、仕事の都合で東急池上線に乗車した。
乗車した区間は、五反田~洗足池間。五反田駅で山手線から乗り換え、池上線のホームへと上がって行くと、既に電車が停車していたが、この車両がちょっと変わった車両だった。
池上線の主力車両の1000系であるが、この車両は1本だけ存在する貫通扉が中央にある車両だ。この車両は、元々東横線用として作られ、日比谷線直通用に使用されていたが、当時の目蒲線(現在は目黒線と多摩川線に分離)でも使用できるように8両固定編成を4両編成2本に分割できるように作られた。その中間に連結されていた車両で、この貫通路は地下線の非常用ではなく、乗客の通り抜け用として使用されたために中央に設置されているのだ。現在では、3両編成に組み替えられ、この池上線と多摩川線で使用されている。
洗足池駅には、予定よりちょっと早く到着してしまったので、時間調整を兼ねて列車を2本だけ撮影した。
まず、こちらは主力車両の1000系だが、ノーマルタイプである。私が乗車してきた編成と比べていただけると、その違いがお解かりいただけるだろう。一部編成にはスカートも取り付けられている。
続いては7700系。この車両は名車7000系を冷房改造&VVVF車化した車両だ。池上線の7700系には幾つかタイプがあって、この車両は、元々目蒲線で使用されていたタイプ。目蒲線の目黒線&多摩川線分離化に伴い、4両編成だったのを3両編成化してやってきた編成である。その為、7000系の面影をよく残しているタイプである。
山手線内に乗り入れているにも拘らず、18メートル級車両3両編成での運転と言う、何ともローカル私鉄っぽいムードのある東急池上線。この線の車両は、他にも特徴のある車両が多く、なかなか面白い路線である。今回はこれだけしか撮影できなかったが、今月は、あと1回、池上線に乗る予定があるので、偶然にも珍車に遭遇する事があれば、またブログで紹介しようと思っている。乞うご期待!
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コメント
かつて3000が走っていた頃は珍車オンパレードの同線でしたが新性能が入りおとなしくなったと思ったら再び珍車の巣になりましたね。うかつにも失念していました。
おっしゃるように7000はカブキ塗装の池上生え抜きとワンマンのスピーカーが設置された目蒲からの移籍があるほかにサハだけ寄せ集めて9000の顔をつけた珍車中の珍車7715がいます。また豊橋に大半が行ってしまった7200のVVVF版7600もいますね。
目蒲分断前は厳格に運用をわけていた両線ですが今は共通、蒲田では多摩川ー池上と運用が移るものもあるようです。
投稿: SATO | 2005/10/29 08:55
SATOさん、コメント有難うございます。
仰るとおり、池上線はかなり珍車ぞろいと言えますね。歌舞伎塗装の7700系、途中ですれ違いました。7600系もいますし、1000系顔の7700系もいますね。多摩川~池上の直通運用ですが、洗足池駅の時刻表によると、平日・休日とも朝方にあるようです。
次回の池上線乗車は31日です。果たしてどの車両に当たるか。楽しみであります。
投稿: TOMO | 2005/10/29 23:24
私も7月に池上線に乗車した際、7600系に遭遇したもので記事にしましたが、その後この記事にあります1000系・7700系の異端車を撮影しようとしているのですが、その後乗車する機会がないものでのびのびになっています。
東急で最も地味な路線ともいえる池上線を走る車両、確かに本線系統(東横線・田園都市線等)では見ることができなくなった貴重な車両が、改造されながらも現役で走っている興味深い路線でもあるように思います。
投稿: Kaz-T | 2005/10/31 00:11
Kaz-Tさん、コメント有難うございます。
仰るとおり池上線・多摩川線には異端車が数多く存在しています。それぞれ次に来る電車はどんなお顔の車両だろうか?と気にしながら電車を待つのも楽しいですね。
ただ、どちらも難点なのは、ワンマン運転のためにホームでの撮影がし辛くなった駅が多くなったことでしょうか。
投稿: TOMO | 2005/11/04 23:04