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秩父夜祭りダイヤを観察する 西武鉄道編

昨日は、恒例の秩父夜祭りだった。今年は土曜日に重なったこともあり、秩父市内は朝から大勢の観光客で賑わっていた。

昨年に引き続き、今年も私は秩父へ出かけた。西武鉄道の夜祭りダイヤの観察が目的だが、今年の場合は、夜の一番良い時間帯に池袋で忘年会に出なくてはいけなくなったので、夕方頃には秩父線から離れなくてはならなかった。従って、観察している時間帯に偏りがあるのだが、記録として残していくことにしよう。

なお、昨年の夜祭りダイヤ観察記は、こちらを御覧下さい。

朝7時に家を出て、まず最初に行った場所は所沢駅である。今年の夜祭りダイヤでは、夕方、池袋を出発する西武秩父までの直通電車が特急しかないため、一般車の池袋からの秩父直通は、この朝の快速急行しかなかった。この快速急行で秩父入りした編成が、日中も秩父線内を走ることになるので、ここに4ドア車が来ないかなあと期待していたのだが、やって来たのは元秩父鉄道乗り入れ対応車の235F+237Fだった。

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所沢駅4番ホームに到着した235F+237Fによる快速急行1001列車

30分後にやって来る1003列車も所沢駅ホームにある発車案内機によると3ドア8両。こうなったら3000系でも入らないかしらと期待したのだが、入間市駅で観察すると305Fだった。

この後、飯能駅へ向かう。飯能始発の西武秩父行がどうなっているかが気になっていたのだ。この時点では、飯能始発の西武秩父行も8両編成に増強されてはいるが、4000系が充当されていた。そして、ここである事に気がついた。ホームの発車案内機の表示に、秩父鉄道直通電車が出ていないことである。所定ダイヤでは、この後やって来る快速急行1005列車と1007列車は秩父鉄道直通なのだが・・・ 駅のアナウンスによると、秩父夜祭りの影響?で、直通運転は中止。西武秩父止まりでの運転との事。しかし、車両は4000系のままであった。現行ダイヤでは、4000系の快速急行西武秩父行は存在していないので、これはある意味レアかも。と言う事もあって、飯能駅で4000系の快速急行を撮影した。

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4000系の快速急行西武秩父行も夜祭りの日だけの光景

飯能駅前で休憩の後、飯能駅10時4分発の西武秩父行に乗車した。この列車も4000系の8連。最前部車両に乗車したこともあってか、まだまだ余裕があった。のんびりとクロスシートの車内で寛いで西武秩父へと向かう。西武秩父目前の横瀬には、4000系8連が2本留置してあった。所定ならば秩父鉄道線内に行っている筈の車両が、横瀬に疎開しているのだ。ここで夕方まで過ごし、折り返し快速急行池袋行きとなるはずである。そのまま西武秩父まで乗り通し、秩父鉄道線内へと向かった。

再び西武秩父線内の観察を始めたのは14時過ぎのこと。まずは西武秩父14時37分発の飯能行で横瀬へと向かった。車両は3ドア車の303Fだった。そろそろ、夜に向けて2ドア車から3ドア車への入替が進んでいるのか、次の電車も3ドア車であった。そして、西武秩父駅では、こんな変わった表示が見られた。

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発車案内機が3両3ドアになっている。設定ミスなんだろうけど、3両3ドアって、かつて多摩湖線で活躍していた351系を思い出してしまう。下段の快速急行池袋行も、本来なら秩父鉄道の三峰口駅からの列車なので、8両2ドアと言うのも直通電車の運転を中止しているために出ている表示。それだけに珍しい組み合わせと言えるかもしれない。

横瀬では、まず上下特急の交換シーンを撮影した。普段だと特急は1時間に1本の運転なので、この駅での交換はないのだが、夜祭りダイヤとなっているため、特急も30分おきに増発されている。

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通常ならば、上下とも特急は奥の2番ホーム側を通るので、上り特急が停車している手前の線路には特急が入線することは少ない。これも夜祭りダイヤらしい光景である。

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そして、横瀬車両基地に疎開留置中の4000系8連。普段ならば秩父鉄道線内に留置されている車両である。

撮影後、再び上り電車に乗車する。次に目指す先は東吾野。ここで列車の交換シーンを撮る。途中の芦ヶ久保では2000系の西武秩父行とすれ違った。いよいよ4ドア車の出番である。この列車もかなり満員であった。東吾野駅では時間の都合上、2本しか撮影は出来なかった。いずれも特急と101系との交換を撮影であるが、ちょっと面白い光景だった。

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下り普通を退避させて、上り特急が通過していく。特急は上下とも左側の2番ホームを通過していくので、それほど珍しい光景ではないのだが・・・

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続いてやってきた上り特急は、なんと先に到着して運転停車。下りの普通列車の到着を待っていた。この特急は臨時特急なので、単線を走る特急の宿命とも言える。

ここまで撮影し、そろそろ池袋へ向かわないといけない時間帯になった。東吾野から飯能行に乗車すると、先程、芦ヶ久保ですれ違った2083Fだった。通常は4ドア車が入線しない区間での貴重な乗車体験となる。そのまま飯能まで乗り通すと、すぐに折り返し西武秩父行となっていった。

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この2000系撮影を以て、私の秩父夜祭りダイヤの観察は終了。池袋で開かれた忘年会会場へ向かった。途中、知人から来た携帯のメールによると、この後にも続々と2000系や3000系が入線したようで、2000系は他に2065Fと2091F。3000系は3001Fと3003Fが入線したようだ。特に3001Fは椎名町駅で目撃していたので、その話を聞いたときには唖然としてしまった。

忘年会のお開きの後、珍しく池袋線で帰宅した。もちろん、夜祭りダイヤのその後が気になったからである。所沢駅で酔い冷ましに20分ほど観察。2091Fの準急池袋行も見た。西武秩父発である。

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そして、その後にやってきた快速急行池袋行。これは3ドア車だった。しかし、3ドア車の上り快速急行は現行ダイヤだと夜は無いので、これも夜祭りダイヤらしい光景になる。

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この後も2本だけ見たのだが、いずれも101系。風邪気味だったこともあったし、終電も気になるので23時27分発の西武新宿行に乗って帰宅した。

さて、来年の夜祭り当日はどんな光景が見られるか。2006年の12月3日は日曜日となる。前夜祭である2日も土曜日となるから、今年以上に観光客が訪れるかも。

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コメント

大変詳しく観察されているので、感心しました。西武秩父線は、池袋口とは全く違った趣があるので、僕も好きです。

Primera

投稿: Primera | 2005/12/04 23:37

Primeraさん、賛辞コメント有難うございます。

今回は、夜の予定が入ってしまっていたので、思う存分観察が出来なかったのが残念ですが、2000系の西武秩父行が撮れたのがせめてもの救いかなと思っています。

本編でも取り上げていますが東吾野駅の交換シーンは、山間の小さな駅といった感じが出ていて、西武線の好きな駅の一つでもあります。本当にこの駅が西武池袋線の駅なのか?と疑いたくなりますね。

投稿: TOMO | 2005/12/07 00:33

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» 夜祭の一日 [文々日和]
記事には出せないような下らないSSKのお話です。(誰も興味ないってか?まぁ、そう言わずに) ◇ 当日は最終まで撮影予定でしたので、所沢まで自転車で移動でした。朝の6時に数kmをチャリンコで、まぁよく頑張ったものです。 夜までの食料などを某コンビニで仕入れて駅へ向かったのですが、このとき買った1Lのポカリが後々裏目に出ます。 さて、所沢に着きましてダイヤを見てみると丁度「ちちぶ3号」がいい時間に出発するようです。目的地も横瀬ですので、これは!と思いまして、4・5番線の券売機で特急券を購... [続きを読む]

受信: 2005/12/12 21:26

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