廃止目前!寝台特急「出雲」を撮る
春は別れの時。人間界だけではなく、鉄道業界でも、JRはこの時期に全国規模のダイヤ改正を良く実施する。昨年は寝台特急「さくら」の廃止があったが、昨今の寝台特急低迷の事実を更に裏付けるかのように、今年は「出雲」が廃止になる事になった。
寝台特急「出雲」は、東京駅発着と言うことから、東海道本線の通勤時間帯のピークを避けるようなダイヤになっており、下りは東京駅21時10分発、上りは東京駅6時57分着と、撮影には少々厳しい時間帯である。でも、廃止までにはどうしても撮影しておきたいと思い、昨夜、下りの「出雲」を撮影するために、東京駅と横浜駅に行ってきた。
東京駅に到着したのは20時ごろのこと。時刻表で入線時刻を確認。20時59分との事。意外にも発車時刻ギリギリなのがわかる。では、「出雲」に先行して横浜へ行ける電車はと見たら、21時3分発の伊東行に乗れないと駄目だと言うことで、今回は東京駅での撮影は諦めた。20時50分発の快速「アクティー」で横浜へ先回りした。
横浜駅に着くと、東海道上りホームの8番線には、かなりのファンがバルブ撮影の準備をしていた。特に「出雲」の停止位置付近は多数で、私は持参した一眼レフデジカメに300ミリの望遠レンズを取り付け、上りホームの熱海方の先端に回りこみ撮影する事にした。
21時34分、EF65に引かれた「出雲」が入線。待ち構えていたファンは一斉に撮影を開始するが、前の方で待機していたファンからは罵声が飛び交っていた。どうも停止位置がずれたらしい。私はホームの端だったので影響は無かったが、それでも前のファンが多少入ってしまった。
横浜駅に停車中の寝台特急「出雲」
さて、「出雲」のもう一つの魅力が、京都から先の山陰本線内を牽引するDD51だ。特に餘部鉄橋を渡る姿を撮りたいと言うファンも多いと思う。前記事で画像を提供してくれた痛勤形酷電氏から、餘部鉄橋を通過する「出雲」の画像を頂いたので、こちらも合わせてご紹介することにする。
山陰本線の名所、餘部を通過する「出雲」 撮影:痛勤形酷電氏
長年親しまれてきた「出雲」も、ついに廃止まで1ヶ月を切ってしまった。廃止まであともう1回ぐらい撮影に行きたいと思っているのだが・・・ 撮影できたら、もう1度、このブログでも取り上げようと思う。
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