樽見鉄道のレールバス
旧国鉄樽見線を引き継いだ樽見鉄道では、現在7両のレールバスが在籍している。そのうち、開業当初から活躍してきたハイモ180型は、今年1月に定期運用を離脱し、現在では残り6両のレールバスが活躍している。これらの車両の一部には、独自のラッピングなどカラフルな車両も含まれていて、ついカメラを向けたくなるほどだ。貨物列車撮影の絡みで、2日間も大垣駅周辺で撮影をしたため、樽見鉄道のレールバスも4両撮影する事が出来た。今回は、沿線を彩るカラフルなレールバスを紹介しておくことにしよう。
1.ハイモ295-516 客車列車及びハイモ180型の置き換え用として、平成17年に登場した最新型車両。
2.ハイモ230-312 昭和62年富士重工製。平成7年より故池田満寿夫氏デザインの塗装に変更された。
3.ハイモ230-313 昭和63年富士重工製。旧根尾村(現本巣市)のラッピングが施されている。
4.ハイモ230-314 平成4年富士重工製。今年3月より大型ショッピングモール「モレラ岐阜」の全面広告車「モレラ号」となった。
樽見鉄道では、これらの車両が1~2両で運転されている。今年3月28日を以て貨物輸送が廃止されると、いよいよ旅客収入のみに頼るしかない状態となる。経営改善策の一環として新駅設置も予定されており、ある意味、今年が樽見鉄道にとっては勝負の年になるかもしれない。
一つだけ、気になるのが、沿線の名物ともいえる本巣市の薄墨桜の見物客輸送。今年から客車列車が運転できなくなることから、これらレールバスのみで賄わなくてはならなくなる。樽見鉄道にとっては、この薄墨桜のシーズンが一番の書入れ時なのだが、この時期をどう乗り切るつもりなのか。樽見鉄道の今後の動きに注目して行きたいと思う。
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