新宿駅線路切替工事に伴う特別ダイヤを観察する 湘南新宿ライン編
首都圏を貫く湘南新宿ラインは、新宿駅を必ず経由する運転経路上、どうしても今回の工事実施日には影響を受ける。この湘南新宿ラインも、東海道本線と横須賀線からの電車は、大崎又は品川で折り返し。高崎線と宇都宮線からの電車は、上野駅での折り返し運転となった。
さて、湘南新宿ラインの観察の前に、まずはこの列車から話を進める。私が慰安旅行の帰りに乗車した「スーパービュー踊り子62号」だ。この列車は、通常「スーパービュー踊り子52号」として運転され、所定のダイヤでは、新宿・池袋を経由し大宮まで運転される。当然の事ながら、新宿駅の工事の影響で行先が東京に変更され、列車名も62号に変更となっている。
伊豆急下田駅改札前の発車案内機の表示。
伊豆急200系と並ぶ東京行「スーパービュー踊り子62号」
「スーパービュー踊り子62号」の指定席券。
まあ、乗ってしまえば、いつもの列車と大して変わりないのだが、指定席券などの表示を見れば、この日限りの運転と言うことで、良い記念にはなったかもしれない。
さて、東京駅での中央線の撮影を終えてから最初に向かったのは上野駅であった。たまたま、東京駅で遭遇した友人の話から、湘南新宿ラインの上野口折り返し列車の情報を入手したためである。早速、上野駅13番線に向かうと、本来ならば湘南新宿ラインになる筈の宇都宮線小金井行きが停車していた。上野駅へ乗り入れるため、通常の湘南新宿ライン特有の列車番号ではなく、この列車も9673Mと言う列車番号が与えられていた。
上野駅13番線で出発を待つ9673M小金井行き。
撮影後、東京駅へ戻るために、3・4番線へ移動すると、隣の5番線にも怪しげな高崎線が停車していた。通常は湘南新宿ラインで使用される国府津のE231系による高崎行きである。確かに国府津車の上野乗り入れは存在しているのだが、少々時間が合わないような気もする。そこで最後部付近へ見に行くと、やはり、先程の小金井行きと同じ様な9875Mと言う列車番号を確認。やはり、この列車も湘南新宿ラインの代替である。
上野駅5番線で出発を待つ高崎行き9875M
これで、湘南新宿ラインの北側は押さえた。今度は南側を見に行くことにする。東京駅で食事をした後に向かった先は品川駅。この駅の折り返し列車を見るのが目的だ。丁度良いことに臨時ホームの9番線には、湘南新宿ラインの小田原行きが停まっていた。
品川駅9番線に停車中の湘南新宿ライン小田原行き。
この小田原行き、御覧のとおり、表示は通常の湘南新宿ラインと全く同じ。側面も「新宿経由 小田原」などと表示していた。さらにホームの特徴上、出発時刻などが殆ど表示されていない。全く解り辛い列車であった。この列車、撮影した時点でも発車まで30分以上あり、車内は誰も乗っていなかった。
続いては、大崎駅へ移動。ここで「大崎行き」の表示を撮ろうと思ったのだが、どの列車も見ても、入線時には折り返しの行先になっており、諦めるしかないのかと思っていたのだが、7番線に回送列車が来ると言う表示が出ており、もしかしたら、これが最終の湘南新宿ライン大崎行きかなと予想。すると見事に的中し、撮影する事が出来た。
ようやく撮れた大崎行きの表示。
大崎駅跨線橋上の発車案内機の表示。始発の文字が目立つ。
さて、ここで勘の良い方ならお解かりかと思うが、6番線と8番線に湘南新宿ラインが停車。さらに7番線には大崎止まりがいるとなると、こう言う並びが撮れる事になる。
深夜の大崎駅で実現したE231系湘南新宿ラインの3本並び。
通常のダイヤではまず見られない光景。大崎駅6番線から8番線までの3本にE231系の近郊型車両が並んだ姿は圧巻であった。
| 固定リンク | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- お陰様で900万HIT達成(2025.10.20)
- ブログ開設21周年 新ブログへ(2025.09.06)
- 西武 サステナ車両第二弾 東急9000系9003Fと9011Fの甲種輸送を撮影する その2(2025.09.05)
- 西武 サステナ車両第二弾 東急9000系9003Fと9011Fの甲種輸送を撮影する その1(2025.08.30)
- ドクターイエローを撮影する(2025.08.27)
「鉄道:JR東日本」カテゴリの記事
- 中央線三鷹以西を走るE231系三鷹車の回送列車を撮影する(2025.07.18)
- E491系 中央快速線を走行する(2025.07.12)
- 西武多摩川線 101系241Fと249Fの甲種輸送を撮影する(2025.06.26)
- 新型車両導入へ向けて・・・ 2両編成に統一された八高線のキハ110系(2025.04.09)
- 八王子駅構内に留置中の205系富士山麓電気鉄道向け譲渡車両(2025.03.23)











コメント