石炭輸送返空列車 5764列車を撮る
お待たせいたしました。ココログのメンテナンスで更新をお休みしていましたが、本日より更新を再開します。まずは、9日の午後の話題から。
首都圏には、全国でも数少ない石炭を輸送する貨物列車が1日1往復走っている。運転区間は、鶴見線の扇町から高崎線の熊谷貨物ターミナル(さらにそこから先は秩父鉄道へ)まで。扇町発の列車が石炭を積んだ列車となっていて、運転時刻が早朝のためか、新宿や池袋を経由する湘南新宿ラインのルートで運転される。そして、折り返しの空の列車、つまり返空列車は、武蔵野線を経由。私の地元、東村山市の新秋津駅は12時45分頃の通過となり、撮影には好条件となる。
9日の日曜日、この日は、なんと5764列車の牽引を、EF65 535号機が担当していると言う情報が複数の掲示板に揚がっていた。この535号機とは、昭和50年代前半に起きた「ブルトレブーム」全盛期の頃、ブルートレインを牽引していた車両で、俗に言うEF65のP形の1両。そのP形の中でも、国鉄時代のカラーを維持する車両は、JR東日本所有の501号機とJR貨物所有の535号機の2両のみ。さらに535号機は、2004年中に大宮車両所を出場し、国鉄時代に近い姿に復元されているので、美しい姿を維持している。
この車両が牽引するなら是非撮りたい。すぐに支度をして、武蔵野線で新秋津へと向かう。ちょっとした手違いがあり、時間がかなり厳しくなった。乗車した武蔵野線の車内でカメラのセッティングをして、撮影に備える。電車が新秋津駅に到着すると、前方から機関車が接近してくるのが見えた。間違いない、EF65 535号機だ。ドアが開くと同時にカメラの電源をセットし撮影開始。武蔵野線電車の出発より前に撮影を終える事が出来た。
石炭輸送専用の貨車を牽引し、扇町へ向かうEF65 535号機。
JR貨物には1両しかない、原色のEF65 P形。そして、全国的にも珍しい石炭輸送専用列車。最高の組み合わせである。
EF65 535号機、2004年の検査入場の時は、数年先までの使用を見越して徹底的に手が加えられた。当面は安泰と見られていたが、最近では、JR西日本で余剰になったEF65をJR貨物が購入しており、余談が許されない状態になってきた。このまま引退させてしまうのであれば、最後にもう一度、寝台客車を牽引させてやりたいと思うのは私だけではない筈だ。
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コメント
TOMOさん、どうもです。
5764レといえば、岡部の返空タンクに秩父の石炭の返空と、高崎線を走る一番編成長の貨物列車ですね。
この列車がフル編成で走ると、熊谷タ~大宮操間は、途中の駅で停車すると駅構内をはみ出してしまうほど長い編成になるそうです。
返空同士の編成ゆえ、軽いんでしょうね...
投稿: ちろ | 2006/07/21 01:19
ちろさん、コメント有難うございます。
5764レは、シーズンによってタンクの返空も連結されるんでしたね。この石炭の返空もかなり長いですから、それは相当な長さになるんでしょうね。新秋津のホームから撮ってもフル編成入るかな?一度チャレンジしてみたいです。
投稿: TOMO | 2006/07/21 23:54