余命あと僅か 静岡車両区１１５系Ｓ１編成を撮影する

関西ネタはまだまだ続くんですが、ここでお口直し。他のネタに進みます。

先日、えるえる草葉さんのブログえるえる草葉の撮影日記miniを見ていたところ、静岡車両区の１１５系Ｓ１編成が検査期限目前で、身延線の短距離区間で余生を過ごしていることを知った。１１５系Ｓ１編成と言えば、Ｓ編成で唯一、全車両が１０００番台車で統一された綺麗な編成。模型化もしやすく、我が家の１５０分の１のＪＲ東海軍団にもこの編成が含まれている。今年３月より東海道線の運用を離脱していたようだ。Ｓ１編成の現状を知ってしまうと、東海道線、そして飯田線でも活躍していた姿を知る者としては、どうしても寂しさを感じてしまう。でも、それは致し方ないこと。せめて最後の姿を記録しておきたいと思い、身延線へ出かけるつもりだった。

ところが、昨日の朝、寝坊してしまった。ただ、昨日は１１７系の団臨も運転されるので、どうしても静岡には行きたい。とりあえず、品川から「こだま５６５号」に乗り、まずは三島へ。そこから沼津行き普通列車に乗り換える。やって来たのは、霜取りパンタ付きの１１５系Ｂ８編成だった。これは幸先が良い。

三島から沼津まで乗車したＢ８編成。霜取りパンタ車に遭遇で幸先は良いかも？

沼津からは始発の島田行き７５３Ｍに乗り換える。１１３系のＣ６編成だった。３両編成クモハ１１３入りのＣ編成は、内装も綺麗で、このまま引退させてしまうのは勿体無いような気がする。１１７系の団臨を撮影するために安倍川に向かうのだが、新幹線を三島で降りたのは、Ｓ１編成のことが気になったからだ。せめて富士の留置線にでもいてくれれば一目見ておきたかったのだ。その願いを持って富士へ。ここでは３分間停車する。ふと右側を見ると、３番線に１１５系の回送が入ってきた。１０００番台車である。クハは・・・気になってみるとＳ１編成ではないか。私は７５３Ｍから下車して３番線へ。

富士駅で再会することができたＳ１編成。

この時点で乗務員は乗っている。クハ１１５のヘッドライトも就いている事だし、すぐに発車するだろう。そう思い、私は５番線の静岡方へ。５分ほどしたら、Ｓ１編成の回送が出発した。

Ｓ１編成の回送が富士駅を出発！行き先は？

撮影後、後続の４３３Ｍで安倍川へと向かった。その際に富士の留置線を見たが１２３系しか見当たらなかった。と言うことは、静岡車両区へ行ったのか？そして１５時ごろ、再び富士に来ると、Ｓ１編成が留置線にいた。午前中に見たのは見間違いだったのかな。それとも、トイレの汚物だけを抜き取って再び富士へ戻ってきたのか。同編成の動きがちょっと気になった。

朝寝坊と言う大失態をしてしまったものの、Ｓ１編成自体は撮影することが出来た。まあ、最低限の目標は達成できたと言えるかもしれない。