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名古屋駅でドクター東海に出会う

では、再び先週末の名古屋遠征の話です。

9月23日の夕方、金山で開催されたオフ会に参加。2時間ほど飲み盛り上がった。私は、この日、東横イン尾張一宮駅前に泊まることになっており、21時ごろ、関西方面へ帰る方たちと共に金山を離れた。関西方面へ帰る方たちは、名古屋駅から新幹線で帰るということで、私も一旦名古屋で下車。新幹線連絡改札口までお見送りしたあと、関西線が発着する12・13番線ホームに立ち寄った。最初は、関西線の列車を観察していたのだが、その直後に、突然11番線に珍客が現れた。その珍客とは、JR東海の在来線の架線や軌道を検測する総合検測車「ドクター東海」だった。

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名古屋駅に現れたJR東海の総合検測車「ドクター東海」

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お帰りなさい 西武9105F

西武鉄道では、前年度に引き続き、今年度も9000系の省エネ改造を進めている。前年度同様、今年度も2編成が省エネ改造を受けるが、今年度の第1弾として6月7日に東急車輛へ入場した9105Fが、この度、改造を終えて、甲種輸送により地元に戻ってきた。

この日、私は仕事を終えた後に、新宿で買い物を済ませて、西武新宿駅から特急「小江戸33号」で所沢へ向かい、地元に帰ってきた9105Fを撮影する事にした。いつものダイヤのパターンであれば、所沢には21時頃まで停まっている筈である。小江戸号から下車して6番線に目をやると、9105Fの姿を確認する事ができた。早速、跨線橋の上から撮影を開始する。

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東急車輛での省エネ改造を終えて地元に帰ってきた9105F。

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15年の歴史に幕 桃花台新交通「ピーチライナー」に乗る

それでは、再び名古屋方面への遠征記です。

9月23日の午後、急行「くずりゅう」撮影後は、米原経由で名古屋方面へ向かい、愛知県小牧市を走る新交通システム「ピーチ-ライナー」に乗ることにした。この「ピーチライナー」は、「ゆりかもめ」などで御馴染みの新交通システムで、名鉄小牧線の小牧駅と桃花台ニュータウンの中にある桃花台東を結んでいる。1991年に開業した比較的新しい路線であるが、なんとこの線が今月いっぱいで廃線となってしまうのだ。開業以来からの累積赤字と、施設面の老朽化などの理由から廃止に踏み切ったものと思われるが、全国に数ある新交通システムの中でも、この「ピーチライナー」は不運な路線と言っても過言ではないだろう。

利用客が伸びなかった理由の一つに、運転区間が挙げられると思う。桃花台ニュータウンから「ピーチライナー」を利用して名古屋方面を目指したとき、接続する名鉄小牧線が一つのネックになった筈である。名鉄小牧線は、今でこそ、名古屋市営地下鉄の上飯田線と連絡して、名城線の平安通駅まで直通するようになったが、つい最近まで、中途半端な上飯田駅が終点であった。この上飯田駅と、名古屋市営地下鉄の平安通駅とは、約1キロほど距離があり、長年に渡り、通勤客は、この両駅間を歩かされた。この徒歩連絡が、利用客にはかなりの負担となる。私も、名古屋から大曽根・平安通経由で小牧まで電車で移動したが、最終的に桃花台東まで乗りとおすと、名古屋駅から1時間ほど掛かった。この日の夕方、金山で開かれた某サークルの宴会に出た際、桃花台から高速バスで名古屋に出たと言う人の話を聞いたが、高速バスなら45分ほどで辿り着けると聞き、「ピーチライナー」が桃花台ニュータウンの足として機能していない事がよく理解できた。

さて、話を「ピーチライナー」の乗車レポートに戻そう。平安通駅から新しくなった名鉄小牧線に乗車し、小牧駅で下車する。名鉄の改札を出て右へ進むと、すぐに桃花台新交通「ピーチライナー」の改札口があった。私はトランパスを用意していたので、そのまま改札口へ向かう。廃止まであと1週間と言うのに、きっぷ売り場の前は比較的静かだった。地元の人よりも、各地から駆けつけた鉄道ファンの方が目立つ感じだった。トランパス対応にはなったものの、自動改札機は、対応できる新型機械が各駅1台しかないらしく、設備を見ても経営が苦しい事が伝わってくる。ホームに入って暫くすると、小牧止まりの列車が入ってきた。

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桃花台東からの列車が小牧駅に到着。

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西武新宿線 新運行管理システム使用開始

遠征ネタの続きの前に、ここでちょっと地元路線に関する大きなニュースがあったので、先にお伝えします。

西武鉄道の2006年度の事業計画には、西武新宿線(拝島線や多摩湖線と言った支線を含む)の運行管理システムの更新が含まれている。昨年度、池袋線でシステムの更新を実施し、池袋線の各駅では新しい自動放送や発車案内機が稼動しているが、新宿線では旧タイプのものをこれまで継続して使用していた。しかし、新宿線も運行管理システムの更新工事が順調に進み、最近では期間限定で新システムを試験運転させていた。新システムの試験運転を実施しているときには、各駅の発車案内機に「調整中」と言う貼紙がしてあったが、ついに本日、その貼紙が剥がされた。全線で新システムの使用を開始した模様。早速、本日の自宅最寄駅である萩山駅の様子を撮影してみた。

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改札前の発車案内機。

萩山駅の発車案内機は、23日初電より改札前・ホームとも新型のものに交換された。改札前のものは、従来だと発車順に4本が表示されていたが、新しいものは、西武新宿方面・拝島方面などと方向別に4行表示できるものになり、見やすくなった。

そしてホーム上のものを見てみる。多摩湖線国分寺方面への電車が発着する1番ホームの発車案内機も、次の列車がどの場所を走っているかをしっかりと表示していた。

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ホーム上の発車案内機。次の西武遊園地行きは一橋学園~青梅街道間を走行中であることが一目で解る。

池袋線に遅れる事1年。ようやく、新宿線系統も新運行管理システムへの移行が完了した事になる。なお、今朝の時点では、多摩湖線の青梅街道駅の発車案内機は使用していなかった。こちらも、近いうちに使用開始と言う流れになる事だろう。

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リバイバル急行「くずりゅう」を撮影する

9月23日、北陸本線の金沢~米原間に1往復だけ、昔懐かしい急行「くずりゅう」が運転された。使用された車両は、あの富山港線のさよならイベントの際に国鉄急行色に復元された2編成の475系である。国鉄急行色が2編成体制になったとき、「くずりゅう」のリバイバル運転に期待したのだが、その願いが見事に通じたのだ。

国鉄急行形電車大好き人間の私としては、この475系の晴れ姿をどうしても拝んでおきたい。私は、23日の早朝の新幹線で、まずは名古屋に向かい、そこから在来線を乗り継いで北陸本線へと入った。あえて米原まで新幹線で行かなかったのは、JR東海の「青空フリーパス」を使いたかったからだ。

米原駅に着いたのは、午前10時10分頃の事だった。とりあえず、ここで一旦下車して、ICOCAで入りなおす。行程の都合上、米原~長浜間での撮影に限られてしまうので、ICOCAが役に立った。米原から乗車した新快速は、先頭車両が鉄ちゃんで占領されていた。一番前にかぶりついて、撮影地を下見すると言うのは、全国の鉄ちゃん共通の行動パターン。私もその仲間に入る。走り出して、一駅目、坂田は鉄ちゃんであふれていた。私も最初はここにしようとしたが、この状況を見て諦めた。

そして降りた駅は、二駅目の田村。車内から見えた、駅近くの畑の中から撮る事に決めた。現地は、20人ぐらい集まっていたが、この程度ならば、まだまだ撮影に余裕がある。私も奥へ進んでカメラを取り出し、「くずりゅう」の通過に備えた。

11時6分ごろ、駅の方から列車接近を示すブザーが聞こえてきた。私もカメラを構える。やがて、国鉄急行色の475系が迫ってくるのが見えた。ここで後ろから223系の新快速が接近。上り線側でカメラを構えているので、被られる心配は無いのだが、撮影後に画面で画像を確認すると、223系のお顔が半分入ってしまった。まあ、これも21世紀に運転された「くずりゅう」を象徴するシーンとは言えるかもしれない。

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雲ひとつ無い見事な快晴の中、国鉄急行色475系のリバイバル急行「くずりゅう」が米原を目指す。

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ついに登場!中央線期待のルーキー E233系

ついに本日、中央快速線用の新型電車E233系の第1号編成が東急車輛を出場。公式試運転を兼ねた回送で、配属先となる豊田電車区へ回送された。201系の登場以来、25年ぶりとなる中央快速線の新型車両E233系は、どんな車両なのか・・・

私は仕事があって見に行っていませんが、幣ブログと相互リンクを組んでいるr104さんのブログ、THE diary from 5丁目で、本日のE233系出場シーンが紹介されています。

r104さんの記事を見て、E233系は凄い車両なんだなと言うのを改めて実感しました。ドアの窓の形が、今までに無い四角いタイプですが、思えば先代の201系も、ドアの窓が小さいタイプで、当時の国鉄では初採用だったような。まさに歴史は繰り返すと言えそうです。

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西武 2033F入場 ついに6連未更新車が消滅

2ちゃんねるの西武4ドア車スレによると、21日の午前中、6連の2000系2033Fが武蔵丘検修場へ入場。旧タイプの2000系6連から未更新車が消えてしまった。

入場前日となった20日朝の事。私は国分寺駅で2033Fの東村山行きを目撃した。たまたま国分寺駅の発車案内機の撮影をしていた関係で、いつもより2本後の中央線に乗ることになったため、中央線ホームの4番線からは、2033Fをよく観察する事ができた。

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入場前日、国分寺線の運用に就いていた2033F。

この撮影が、更新前の2033F最後の撮影となってしまった。これで西武新宿線に残る旧タイプの2000系未更新車は、2連の2419Fのみとなった。同編成も年内には更新されてしまうのだろうか・・・

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多摩湖線に押し寄せる近代化の波

今朝、いつものように多摩湖線の電車で国分寺駅に到着すると、7番ホームの発車案内機が新しくなっている事に気が付いた。昨日までは旧式のものだったはず。早速、カバンの中からデジカメを取り出し、新しい発車案内機を撮影した。

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ついに多摩湖線にも新型発車案内機が登場。

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常磐線上野口からまもなく撤退 E501系と3ドア中電を撮影する

既にいくつかのブログで取り上げられているが、JR東日本では、上野駅発着の常磐線中距離電車の全列車にグリーン車を連結する事になった。その為、現在、E531系を大量増備しているが、その結果、上野口から415系などの3ドア中電車両の他、E501系も撤退する事になった。E501系は、京浜東北線などで活躍中の209系をベースに製作された交直両用の通勤形車両で、60両が製造された。現在は常磐線の上野~土浦間で使用されているが、上野口の常磐線中距離電車へのグリーン車連結により、E501系は、常磐線の土浦~いわき間と水戸線へ転用される事になった。転用に際して、車椅子対応のトイレの設置や、5連口のVVVFの換装などが行われるため、3ドア車より一足早く常磐線上野口から去ることになった。

そこで、3連休最後の日となった9月18日、上野口で最後の活躍を続けているE501系の15両編成での勇姿を記録するため、北千住駅へ向かった。ここの上りホームの先端からは、下り列車の進入が綺麗に撮れる。狙いは上野駅を12時32分に出発する2377Mだ。祝日と言う事もあって、この駅では私以外にもE501系にカメラを向けている人がいた。少々暗かったのだが、どうにか撮影する事ができた。

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常磐線土浦以北及び水戸線用への転用のため、上野口からはまもなく撤退する事になったE501系。15両編成での運転も、もうすぐ見納めとなる。

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East-i E+マヤ50 武蔵野線を走る!

3連休の最終日となった9月18日、鉄道ダイヤ情報を見ると、武蔵野線に「East-i E」が走る事が解った。

「East-i E」とは、走行中に軌道及び架線の点検をする検測車で、JR東日本の勝田車両センターに配属されている。レール幅1067ミリのJR東日本の路線で、電化されているところならば、どこでも走る事ができる構造となっていて、JR東日本エリアを走り回っている。検測は平日の運転が多いのだが、祝日にも運転されるケースが稀にあり、今回は、地元武蔵野線での運転。しかも、「East-i E」の中に、建築限界測定車であるマヤ50を連結して運転されるとの事。何度か撮影した事がある「East-i E」だが、マヤ50込みの編成は撮った事がないので、小雨降る中、まずは東所沢駅へ向かった。

私が現地に着いたのは、10時40分頃の事。東所沢駅の府中本町方面行きホームの南浦和方には、既に同業者が1名待機していた。軽くご挨拶をして、私もその場所で撮影させてもらう。直前に来る府中本町行きで練習をして、10時50分頃、「East-i E」+マヤ50がやって来た。

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電気・軌道検測車「East-i E」が、建築限界測定車マヤ50を挟んで武蔵野線を行く。

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助っ人2457F 新宿線で活躍中!

9月2日付記事でお伝えしたとおり、入場した2417Fに代わって、池袋線から2457Fが助っ人として派遣されている。新宿線では普段見られない新2000系の前パン姿を見る絶好のチャンス。池袋線へ返却される前に一度は撮りたいと思いながら2週間が経ってしまったが、17日の夜、ついに新宿線で運用中の2457Fを撮る事ができた。

この日、たまたま知人が2457Fに乗り合わせたと言う事で、私の携帯に連絡が入った。ただ、今から撮影に行くにはちょっと時間的にきつい。そこで運用を調べてみると、本川越まで急行で行った後は、各駅停車西武新宿行きとなる事がわかった。しかも、その各駅停車は、東村山駅で特急の通過待ちを行うため4分間停車する。夜間でも4分間停車するならば、充分に撮影が可能だ。そこで雨の中、東村山駅へと向かい撮影してきた。

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更新工事のため入場した2417Fに代わって、新宿線に派遣された2457F。

2457Fは、今でこそ池袋線の車両だが、新製配置は新宿線で、今回の派遣は言ってみれば里帰りである。普段は、優等列車の増結用が運用の中心なので、このように各駅停車に使用されるのは、新宿線らしい光景と言えるかもしれない。

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西武 曼珠沙華輸送を観察する

今年も、西武鉄道の各駅には、高麗巾着田の曼珠沙華のポスターが目立つようになった。西武鉄道では、ここ数年、「西武沿線花さんぽ」と言う企画を展開している。沿線に秋の訪れを告げる高麗の巾着田の曼珠沙華は、西武鉄道もPRに力を注いでおり、今ではすっかり秋の恒例行事として、沿線住民にも浸透している。その巾着田への観光客対策として、西武鉄道では、9月16日より10月1日まで、巾着田最寄となる高麗駅に、一部の特急列車を臨時停車させたり、飯能~高麗間で臨時普通列車を増発して対応している。今年も、曼珠沙華輸送の初日となった9月16日に、高麗駅を中心に臨時列車の観察をしてきた。

9月16日は、朝方、大宮周辺で撮影をしていた。その後に西武沿線へと入る事になったのだが、どこから入ろうかと考えているうちに、高麗駅に停車する特急に池袋から乗ってみようと思いつき、大宮から湘南新宿ラインで池袋へ移動した。池袋に着いたのは9時52分頃の事である。持参した巾着田のチラシを見ると、10時調度に池袋を出発する高麗行き臨時特急「むさし83号」があった。まずは、この列車の模様を観察する事にした。

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9月16日からスタートした西武鉄道の曼珠沙華輸送。池袋駅の特急発車案内機にも高麗行きの文字が表示される。

改札を入りホームへと向かう。特急ホームには、10時発の「むさし83号」が停車していた。

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池袋駅で出発を待つ高麗行き臨時特急「むさし83号」

10000系の側面方向幕には、「特急むさし 高麗」と言う幕が無いため、このように前面も側面も「臨時」と表示されている。

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E331系が大宮に

昨日、8175列車を追跡して大宮駅へ行くと、大宮総合車両センターにE331系が停まっているのが見えた。

E331系は、次世代通勤形車両の試作車として登場したE993系ACトレインの試験結果を基に製作された、まさに次世代通勤形車両の量産先行車で、この秋から京葉線での営業運転入りを目指して各種試験が繰り返されている。

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E993系ACトレインの試験データを基に製作されたE331系電車が大宮総合車両センターに入場していた。

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9月16日の8175列車

最近、私が注目している貨物列車の中に8175列車と言うのがある。午前中、地元の武蔵野線を通過して、郡山まで行く列車で、様々な種類のタンク車が連結されている事から、ここ最近注目している。幣ブログでも過去に二度ほど紹介したが、二度とも模型で再現したくなるような編成だった。

昨日の朝、北浦和駅へEF58浪漫号を撮影しに行く際に、武蔵野線の北朝霞駅で数名のファンがカメラを構えているのが見えた。ゴハチが運転される日なのに、この場所で彼等は何をやっているのだろうと思い、カバンの中から鉄道ダイヤ情報を取り出した。何か臨時でもあるのだろうか? そう思いながらページを捲っていく。特に変わった列車が見つからないまま後ろの方の甲種鉄道車両輸送計画表まで来てしまった。その中に正解を見つける事ができた。福島臨海鉄道から仙台臨海鉄道までディーゼル機関車の輸送があると言うのだ。武蔵野線内の時刻を見ると、どうも8175列車の時刻のようで、どうやら同列車に仙台臨海の機関車が連結されているらしい。そこで、北浦和駅での撮影を終えた後に、私は武蔵野線内へ移動。西浦和駅で8175列車を狙ってみる事にした。

私が西浦和駅に着いたのは、8175列車の通過5分ほど前の事だった。既に同駅の武蔵浦和方には、数名のファンがカメラを構えて待っていた。そこで、彼らの撮影の邪魔にならないように、私もその後ろへと回って待機する。準備が整った頃、8175列車が目の前を通過して行った。

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9月16日の8175列車には、仙台臨海鉄道のSD55-103が連結されていた。


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EF58浪漫奥利根号を撮影する

今日から3連休。JR各社では、秋の臨時列車の運転が始まった。

9月16日と17日の2日間、JR東日本では、上野~水上間に臨時快速列車「EF58浪漫奥利根号」を運転している。この列車、列車名でもお解かりの通り、未だに根強い人気を誇るEF58 61号機が、長野総合車両センターの14系お座敷客車「浪漫」を引くと言うもの。本来ならば、高崎~水上間はD51 498号機が牽引するところではあるが、来月の現場復帰を目指し調整中のため、今回もEF58 61号機が牽引する事になっている。しかし、人気のEF58 61号機が、後継車種の発表により去就が注目されている「浪漫」を牽引する言う事で、3連休で一番の注目列車となってしまった。

その注目列車を撮るべく、私は武蔵野線の電車に乗り込み、浦和方面へと向かった。ところが、例によって寝坊してしまったため、大宮以遠に行く事ができなくなった。最初は南浦和で撮ってみようと思ったのだが、少々欲が出てしまい、京浜東北線に乗り込み先に進んでしまった。とにかく行けるところまで行こう。そろそろ限界かと思い、北浦和で下車した。少々架線柱が気になったが、まあ我慢しよう。

やがて、前方よりロクイチの姿が見えてきた。それに合わせてカメラを構える。すると、後ろからE231系の音が。一瞬ヒヤッとしたが湘南新宿ラインだった。であれば、何とかなるぞ。そう思った次の瞬間、背後から無常にも211系の上野行きが来てしまった。見事に「被った」のである。それでも、私はシャッターを押した。画像を見ると、どうにかトリミングで処理できそうだ。デジカメはこれが出来るので有り難い。

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未だに変わらぬ人気を誇るEF58 61号機が14系「浪漫」を牽引して水上を目指す。(トリミング処理済)

いやあ、本当にトリミング機能が無かったら、どうにもならない写真になってしまっていた事だろう。朝から重苦しい1日を過ごさなくて済んだ。

さて、ロクイチに引かれている14系「浪漫」も、後継車種の製作が発表されているだけに、ここはしっかり撮っておきたいところ。北浦和は幸運にも客車を後追いで撮るには、光線状態がそこそこ良かったので、こちらはしっかり押さえた。

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211系に被られたものの、後追いはしっかり撮る事ができた。

この列車を撮るために、沿線では早朝から大勢のファンが出動していたようで、北浦和駅では、私以外にはホームの上野方に数名と言う状況だったが、お隣の浦和駅は、大勢のファンが駆けつけていて、綺麗に撮るのは困難な状況だった。その事を考慮したら、今回の北浦和駅での撮影は良かったのかもしれない。自分にそう言い聞かせる事にした。

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模型 マイクロエース113系湘南色(JR東海仕様)入線

今月もマイクロエースの新製品が発売になった。

小田急SE・SSE車が注目の的であるが、その脇に113系湘南色、115系スカ色といった地味な車両たちも並んでいる。13日の夜、都心方面へ出かけた際、量販店で並んでいる姿を見て113系の付属編成(T編成)であるJR東海仕様に目が行ってしまった。最初は買うつもりは無かったのだが、ポイントを利用して、ついつい買ってしまった。床下機器がグレーになっているだけで衝動買いしてしまったと言っても過言ではない。

我が家には、ウィン製113系を利用したT編成の模型が既に存在している。早速、先頭車だけ並べて比較してみた。

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左が今回発売になったマイクロエース製113系、右がウィン製。

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小山駅で両毛線と水戸線を撮影する

小山車両センターへの遠征には、ホリデーパスを使用した。宇都宮線の場合、ホリデーパスは小山までとなるので、1駅区間だけ乗り越しとなる。往きは現地にて精算をしたが、帰りは小金井からSuicaで入場し、親まで一旦下車する事にした。その際に、小山から分岐する両毛線と水戸線の2つの路線の現状を観察する事にした。

私が小山駅に着いたのは14時40分頃の事。この時、水戸線ホームには列車の姿は無かった。そこで、先に両毛線のホームへと向かった。両毛線は、新幹線高架下の6番線と8番線が専用ホームとなっている。両毛線ホームに行くと、107系が停車していた。

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高崎車両センターに所属し、両毛線や上越線など、高崎支社管内で活躍中の107系100番台車。

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JR小山車両センター開設40周年記念フェアに行ってきた

お待たせいたしました。それでは、ふずりなさんと行く、「小山車両センター開設40周年記念フェア」のレポートです。

大宮駅で工臨を撮影した後、我々は10時15分発の宇都宮行き555Mに乗り込んだ。小山車両センターのある小金井までは、およそ1時間。750円を投資してグリーン車でゆったりと行く事にした。やはりグリーン車は快適だ。

小金井駅では、駅係員が出て、会場への案内をしていた。早速会場への地図を貰って歩き始める。徒歩20分となっているが、日は出ていないものの、少々太めの体系である私たちにとっては、この蒸し暑さも辛かったりする。20分と聞いていたが、もう少し掛かったのではないかなと思った頃、ようやく会場の入口が見えてきた。

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小金井駅から徒歩20分、ようやく辿りついた小山車両センター。

入口で会場内の案内図を貰って中へ。まずは車両展示会場へと向かう。展示用車両として、小山地区では御馴染みの車両が5本並んでいた。

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車両展示会場に並べられた車両。

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またまた大宮で工臨に遭遇

9月9日、朝から蒸し暑い1日だったが、幣ブログからリンクしている鉄道系サイト、古レールのページの管理人、ふずりなさんより、小山車両センターの一般公開があるとの情報を頂き、大宮駅で待ち合わせて出かける事にした。

大宮駅で合流したのは、10時頃の事。11番線で合流し、大宮総合車両センター内に入場していた211系などをホームから見ていたところ、7番線に怪しい列車が入ってくるのが見えた。レール輸送用貨車を連ねた工事用列車、「工臨」と呼ばれる列車である。レールとは何かと縁のある古レール研究家、ふずりなさんとお会いした直後の遭遇だけに、思わず7番線に向かってしまった。

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今回も大宮駅で目撃した工臨。

8月5日の午前中にも、この場所で工臨を目撃したが、今回は、その時とダイヤは同じであるが、牽引されている貨車の種類に若干の違いがあった。さらに、牽引機も冷房改造をしていないオリジナルに近い車両だった。

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今回の工臨は、チキ5500で固められていた。

日頃は地味な存在であろう工臨も、土日の大宮駅に現れてしまっては、まさに「撮って下さい」と言っているようなもの。今回も、大宮駅8番線ではカメラを向けている人が目立った。

小山へ向かう途中に大宮で目撃した工臨。幸先の良いスタートと言えるかどうかは、次の記事で判断してください。(笑)

関連記事
2006年8月6日付記事 大宮駅で工臨を目撃する

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只今変身中!房総地区向け211系

今年7月のダイヤ改正で、上野駅発着の高崎線・宇都宮線の全ての普通列車に、グリーン車が連結されるようになった。当初の計画では、上野駅発着の80%の列車にグリーン車を連結、211系の5両+5両と言う列車が一部に残る筈だったが、グリーン車が好評のため、JR東日本は方針を変更、不足する分は、E231系を追加増備して対応する事になった。

E231系の追加増備により、今度は211系に余剰車が出てしまった。この余剰車を活用しようと、現在、大宮総合車両センターなど、複数の車両センターに211系が入場し、新たな転用先に向けた準備をしている。新しい転用先は房総地区。既にいくつかのブログでも取り上げられているが、この転用に際して「房総色」とも言うべき、211系の新塗装が登場する事になった。その新塗装車を、9日の午前中、大宮駅で目撃した。

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高崎から幕張へ。転属に向けて帯色を変更中の211系。(元高タカA43編成)

ご覧のように、房総地区への転用に際して、同地区の特急列車に使用されている255系及びE257系に近いカラーの帯に変更されている。この時点では、正面の方向幕がLED式のままのようだが、これまでに転用した編成は、幕式のものに戻されているので、今後、この編成についても同様の工事が行われるかもしれない。

房総地区向けの211系。初めて生で見たが、何となく「JR西日本の213系みたい」と思ってしまったのは私だけだろうか?

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御殿場線 新313系に乗ってみる

9月2日、真鶴駅でEF65 1118号機を撮影した後は、そのまま熱海を経由して、沼津から御殿場線に入った。

御殿場線を訪れた目的は、今年度増備された、313系3100番台車に乗る事だった。同車の試運転の模様は、当ブログと相互リンクを組んでいる、r104さんのTHE diary from5丁目で報告が挙がっているが、私としては現物を生で見たい。そして乗ってみたいと思っていた矢先、えるえる草葉さんのサイト出発進行!!草葉さん内の掲示板で目撃情報があったので、その情報を元に現地を訪れることにしたのだ。

E217系のアクティーから、211系4連の静岡行き1437Mと乗り継ぎ、沼津に着いたのは12時30分。早速、御殿場線ホームの5・6番線へ向かうと、次の御殿場線は、東海道本線からの直通の2556Mだった。この2556Mは、岩波で313系3100番台とすれ違う。私は、この2556Mで裾野まで乗車した。御殿場線で115系に乗ったのは、すごく久々と言う感じがする。

裾野に到着し下車。ここで構内踏切付近で待機する。この踏切で313系3100番台の進入を撮り、そのまま乗車しようと言う作戦だ。待つ事およそ10分。HIDのライトが見えた。313系3100番台V14編成である。早速、進入シーンを撮った。

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ついに静岡地区でも新鋭313系3100番台車がデビューした。

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ブログ開設2周年

いつも「TOMOの鉄日誌」をご覧頂きまして有難うございます。

2004年9月6日に誕生した「TOMOの鉄日誌」は、お陰様で本日9月6日で開設2周年を迎える事になりました。ここまでブログを続けてこれたのも、幣ブログをご覧頂いている皆様のお陰です。本日より3年目に突入いたしますが、引き続き皆さんに楽しんでいただけるよう、頑張って良い記事を書きたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

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真鶴でEF65 1118号機を撮る

9月2日、私は青春18きっぷの消化を兼ねて、沼津周辺を回ってきた。朝、京王線の新ダイヤの様子を高幡不動駅で観察したため、18きっぷは分倍河原から使用を開始。そのまま南武線で川崎へと向かい、川崎から東海道本線に乗り換えた。775Mで熱海を目指す。その道中、小田原駅で元スーパーエクスプレスレインボーの専用機である、EF65 1118号機を目撃した。車内で某掲示板を見ると、真鶴への工臨であることが判明。そうと解れば撮りたくなる。私は、真鶴で途中下車して、赤ガマの到着を待った。ホームで待つ事およそ15分。真っ赤なEF65がゆっくりと側線に入ってきた。

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元スーパーエクスプレスレインボーの専用機であるEF65 1118号機。この日は真鶴までの工臨に充当された。

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京王・都営 新ダイヤを観察する

このところ何かと利用する機会が多かった京王線と都営新宿線。ダイヤ改定の話を聞き、これはしっかりと記憶しておかなくてはと、改定前の様子は何度か観察をしてきた。その成り行き上、今度は新ダイヤの様子も観察しておきたい。ダイヤ改定が実施された9月1日は、京王稲田堤と京王多摩センターで、そして翌日の朝、高幡不動で改定後の新ダイヤを観察してみた。

今回のダイヤ改定の大きな目玉は、やはり都営新宿線~京王線への直通運転の列車。日中の急行列車の10両化により、車両運用が大きく変わってきた。まずは、京王6000系10両編成による直通急行を撮る為に、9月1日の夕方、京王稲田堤駅で撮影してみた。

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ダイヤ改定で、日中の京王相模原線~都営新宿線直通急行は京王車による10両編成での運転が主体に。6000系が運用されるときは、橋本方に増結用の2両編成を連結する。

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西武狭山線 101系恐竜電車運転開始

インボイス西武ドームに隣接するレジャー施設、ユネスコ村。西武沿線に長年お住まいの方は、一度は行った事があるのではないだろうか。そのユネスコ村は、1993年に「ユネスコ村大恐竜探検館」として再オープンしたが、今年9月30日を以って、「大恐竜探検館」は閉館する事になった。

閉館を目前に、本日より、西武狭山線を走る4両編成の101系(247F)に、恐竜の絵をラッピングした「恐竜電車」が走り始めた。初日となる本日は、数名の方から目撃情報を頂き、午後から多摩湖線・山口線経由で西武球場前駅へと向かった。

私が西武球場前駅に到着したのは13時10分ごろの事。この時間帯、狭山線は不定期列車も含めて10分おきで運転されており、恐竜電車である247Fと20158Fの交互運転となっていた。駅に到着したときは、20158Fの西所沢行きが停車していた。そのまま1・2番ホームの先端に行き、次の247F充当列車の到着を待つ。10分後にやって来た247Fを撮影したが、この場所では正面が中心の画像となってしまった。そこで20分後の247Fに焦点を絞り、今度は隣の3・4番ホームの先端から狙ってみた。

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大恐竜探検館閉館まで1ヶ月を切り、狭山線に恐竜電車が登場。

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ついに営業運転開始!東京メトロ10000系

9月1日、ついに東京メトロ10000系が営業運転を開始した。この車両は、建設が進む13号線用車両で、有楽町線や乗り入れ先の東武東上線、西武池袋線でも運転される事になっているのだが、西武とは様々な問題点があり、まだ乗り入れできないと言う。初日となった1日は27Sで運転しているとの情報が入った。私は、1日朝まで、この事を全く知らなかったのだが、西武2417F撮影のため飯能へ向かう車内でこの事を知り、午後から東上線沿線へ出向いて、10000系の晴れ姿を撮影する事にした。

所沢から西武新宿線で本川越へと向かい、そこから東武東上線の川越駅まで歩く。東武東上線のこの辺りも何年ぶりの乗車だろうか。前回乗ったときは、ふじみ野は開業していなかったような・・・

川越から準急電車に乗って、降りた駅は、ふじみ野。ここで10000系の川越市行きを撮る事にした。池袋方が緩いS字カーブになっていて、なかなか良い感じだった。

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ついに営業運転を開始した東京メトロ10000系。ふじみ野駅にて。

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西武 2417Fが武蔵丘検修場へ入場

前記事でも触れたとおり、9月1日、2000系未更新車の2417Fが武蔵丘検修場へ入場した。先の2031F同様、大幅なリニューアル改造が行われる事だろう。

この情報、2ちゃんねるに載っていたものだが、もし運転されるのであれば、貴重な未更新の2000系が2両編成で走る姿を、それも池袋線内で撮りたい。となると、自然と防災訓練の観察場所も固定されてしまったのだ。入場回送のダイヤは、以前、多摩湖線の各駅で主催した武蔵丘車両検修場見学会に参加した際、参加者が乗車していた列車の後を追うように、新宿線の車両が入場してきたので、およその見当は付いていた。しかし、私が見当をつけていた時刻には現れず、ダイヤ改正で変更になったのだろうと思っていた。

狭山ヶ丘駅での特急臨停を撮り終えると、雨足が酷くなってきた。私は足早に駅に戻る。改札を入ってホームに下りると、ホーム上の発車案内機の下り2本目の列車が「通過」となっていた。時刻表を見ると、快速急行や特急ではない事が解った。間違いない。これが2417Fだ。私は入ってきた列車に乗って飯能へと向かった。

飯能駅に着くと、私が乗って来た車両は、慌しく池袋へと折り返していった。そして1番ホームの発車案内機を見ると「回送」の文字を確認。その直後、1番ホームに列車接近放送が入ったのでカメラを向ける。元加治方向から、ゆっくりと2417Fがやって来た。

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10時37分頃、小雨降る飯能駅に2417Fの回送が到着。

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防災の日 午前10時の狭山ヶ丘駅

今日は9月1日、防災の日。

西武鉄道では、毎年防災の日の午前10時に、強い地震があったことを想定して、全線で列車を一旦停止させ、3分間の徐行運転を行う。優等列車も運転されているだけに、午前10時には駅を通過している場合もある。その場合は、一番近くの駅まで徐行運転を行い、その駅で一旦停車をするので、日頃は通過する電車が停車すると言うシーンを見る事もできる。

私は、毎年、この日に休みを取って、その模様を記録している。昨年は、下落合駅へ向かい、特急の臨停の様子を撮影したが、上り・下り両特急の並びは実現しなかった。今年もどこへ行こうかと悩んでいたら、新宿線未更新の2417Fが、武蔵丘検修場に入場すると言う情報が入ってきた。武蔵丘への入場回送は午前中に運転されるので、両方狙うとなると、所沢~東飯能間が好都合と言う事になる。この時間帯、同区間では、意外にも通過列車の設定が少ない。となると、選択肢は限られてくる。狙いは所沢9時55分発の特急「ちちぶ9号」に絞った。日中運転される快速急行が、所沢~小手指間を5分で運転しているので、小手指を通過する特急ならば、小手指~狭山ヶ丘間で午前10時を迎えるのではないか?と予想したのだ。

午前9時55分頃、私は狭山ヶ丘駅に到着する。島式ホーム1面のこの駅では、撮れる場所が限られる。私は改札を出て、駅近くの駐輪場からカメラを構える事にした。

午前10時3分頃、狭山ヶ丘駅ホームに下り通過列車接近のアナウンスが入る。「ちちぶ9号」であることは間違いない。ところが、アナウンスが入った後も、一向に列車の姿が見えない。これは徐行運転をしている証拠だ。その直後、駅ホームには、駅係員の姿が見えてきた。一度停止する事は確定的だ。そして、ゆっくりと「ちちぶ9号」が入線してきた。

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3分間の徐行運転を終えて、狭山ヶ丘駅に臨時停車する「ちちぶ9号」

ホーム上の駅係員が、「ちちぶ9号」の運転士と何やら話をしている事がこの画像でもお解かりいただけることだろう。このやり取りから、狭山ヶ丘駅に特急が停車しているのが解る。「ちちぶ9号」は、1分ほど停車した後出発するが、何事も無かったかのように猛スピードで出発して行った。

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続けて、メトロ7000系トップナンバーの準急飯能行きが到着。

この準急飯能行きも、撮影してから気が付いたのだが、小手指から徐行運転で狭山ヶ丘まで来たらしく、徐行運転解除後の最初の停車駅と言う事で、運転士が駅係員への伝達を行っていた。このアングルではそこまで写らなかったのが残念である。

防災の日の前日である8月31日の夕方、神奈川県で震度4を観測する地震があった。私の職場も瞬間的ではあったが、強い揺れを感じた。この訓練が役に立つ日がいつかは来るのかもしれないが、出来ればそんな日は来てほしくないものである。

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2005年9月1日付記事 防災の日 午前10時の下落合駅

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