防災の日 午前10時の狭山ヶ丘駅
今日は9月1日、防災の日。
西武鉄道では、毎年防災の日の午前10時に、強い地震があったことを想定して、全線で列車を一旦停止させ、3分間の徐行運転を行う。優等列車も運転されているだけに、午前10時には駅を通過している場合もある。その場合は、一番近くの駅まで徐行運転を行い、その駅で一旦停車をするので、日頃は通過する電車が停車すると言うシーンを見る事もできる。
私は、毎年、この日に休みを取って、その模様を記録している。昨年は、下落合駅へ向かい、特急の臨停の様子を撮影したが、上り・下り両特急の並びは実現しなかった。今年もどこへ行こうかと悩んでいたら、新宿線未更新の2417Fが、武蔵丘検修場に入場すると言う情報が入ってきた。武蔵丘への入場回送は午前中に運転されるので、両方狙うとなると、所沢~東飯能間が好都合と言う事になる。この時間帯、同区間では、意外にも通過列車の設定が少ない。となると、選択肢は限られてくる。狙いは所沢9時55分発の特急「ちちぶ9号」に絞った。日中運転される快速急行が、所沢~小手指間を5分で運転しているので、小手指を通過する特急ならば、小手指~狭山ヶ丘間で午前10時を迎えるのではないか?と予想したのだ。
午前9時55分頃、私は狭山ヶ丘駅に到着する。島式ホーム1面のこの駅では、撮れる場所が限られる。私は改札を出て、駅近くの駐輪場からカメラを構える事にした。
午前10時3分頃、狭山ヶ丘駅ホームに下り通過列車接近のアナウンスが入る。「ちちぶ9号」であることは間違いない。ところが、アナウンスが入った後も、一向に列車の姿が見えない。これは徐行運転をしている証拠だ。その直後、駅ホームには、駅係員の姿が見えてきた。一度停止する事は確定的だ。そして、ゆっくりと「ちちぶ9号」が入線してきた。
3分間の徐行運転を終えて、狭山ヶ丘駅に臨時停車する「ちちぶ9号」
ホーム上の駅係員が、「ちちぶ9号」の運転士と何やら話をしている事がこの画像でもお解かりいただけることだろう。このやり取りから、狭山ヶ丘駅に特急が停車しているのが解る。「ちちぶ9号」は、1分ほど停車した後出発するが、何事も無かったかのように猛スピードで出発して行った。
続けて、メトロ7000系トップナンバーの準急飯能行きが到着。
この準急飯能行きも、撮影してから気が付いたのだが、小手指から徐行運転で狭山ヶ丘まで来たらしく、徐行運転解除後の最初の停車駅と言う事で、運転士が駅係員への伝達を行っていた。このアングルではそこまで写らなかったのが残念である。
防災の日の前日である8月31日の夕方、神奈川県で震度4を観測する地震があった。私の職場も瞬間的ではあったが、強い揺れを感じた。この訓練が役に立つ日がいつかは来るのかもしれないが、出来ればそんな日は来てほしくないものである。
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