西武NRA 禁煙車になった4号車に乗る
10月14日の夕方のこと。秩父鉄道の3000系を御花畑駅で撮影するため、池袋駅から西武の特急「ちちぶ23号」に乗車した。西武鉄道では、10月1日より全ての特急列車の4号車が禁煙になった。現在、特急に使用されている10000系NRAは、登場時より、7両編成のうち4号車だけが喫煙車となっていたが、この度、全ての車両が禁煙車となった。この日、私が池袋駅で特急券を買うと、運が良いのか4号車だった。
私は、タバコを吸わない。だから、どうしてもタバコの匂いが苦手なのだが、仕事で接客するときなどは、そんな事は言っていられない。新幹線だって、どうしても乗りたい列車で喫煙車しか空いていなければ、気にせず乗る事も多い。しかし、気にしないようにしても、あの喫煙車独特の匂いは、乗った瞬間だけ嫌になる。まあ、すぐに慣れてしまうのだが・・・
西武鉄道でも、その辺りはかなり配慮をしたのだろう。私が乗車した4号車は、喫煙車独特の匂いが僅かに残る程度で、充分に許容範囲だった。そして、周りを見回してみると、壁や座席など、目に付くところは出来る限り綺麗にしたようだ。
秩父からの帰り道、私は4000系の各停に乗車した。帰りはノンビリ帰ろう。途中駅で、下り特急とすれ違ったのだが、4号車で不思議な光景を目にした。それは、リニューアルを受けていない編成なのだが、4号車だけ横引きのカーテンが一部の窓で閉められていたのだ。10000系は、これまで大きなブラインドを使用していたが、昨年中にリニューアルを受けた10104Fからはリニューアル工事時に、ブラインドではなく横引きカーテンに切り替える事にしていた。リニューアル車なら解るけど、非リニューアル車でなぜと思ったほどだ。
そして、次の日の夕方。私は、所沢駅で4号車を中心にNRAを観察した。すると、リニューアル工事を請けていない編成でも、4号車だけは、横引きのカーテンに取り替えられていた。前日、4000系の車内から見たのは見間違えでは無かったのだ。
西武鉄道では、特急の全車禁煙化に合わせて、4号車だけプチリニューアルを実施。非リニューアル車でも4号車だけは横引きカーテンになっている。
全車禁煙化に合わせて、4号車だけをリニューアルした10000系。全車禁煙化という動きがあったからこそ、古い座席と横引きカーテンの組み合わせが実現するようになったのだろう。非リニューアル編成も、まだ5本残っている筈だから、まだ暫くの間、このような異色の組み合わせが見られるかもしれない。
今回、偶然にも4号車の現状を見る事ができたが、14日の秩父往復は、西武鉄道の特急の全車禁煙化の取り組みが、とても良く伝わってきた。
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