さようなら東西線5000系車両撮影会に行く
昭和39年の高田馬場~九段下間開業以来、東西線で40年以上走り続けてきた東京メトロの5000系が、この春で引退する事になった。それを記念して、1月27日、東西線の深川車両基地にて、さよなら5000系車両撮影会が開催された。私は、引退が目前に迫った5000系車両の最後の晴れ姿を見るべく、深川車両基地へと向かった。
前記事でお解かりの通り、前夜となる1月26日の夜は、地元の駅で西武の工臨を撮影していた。そのせいか、この日は朝がなかなか起きられなかった。会場最寄である東西線の東陽町駅に到着したのは、既に11時を回っていた。東陽町駅では、たまたま記念1日乗車券を買いに来た、取引先のN社長とばったり。会場は既に凄い事になっているとの情報を聞き、会場へと向かう。車両基地前に到着すると、凄い行列。ようやく第1会場内に入れたのは、11時56分の事だった。
引退する5000系に最後の花道。深川車両基地にて「さようなら5000系車両撮影会」が開催された。
深川車両基地は、東西線車両の検査・修繕も担当している。第1会場の入口を入った部分が、ちょうど車両工場の部分になっており、入場中の編成を見ることができた。先日、西荻窪駅で05系第34編成がピカピカの状態で走っているのを見かけたが、今回入場していたのは、その続番である第35編成であった。
入場中の05系第35編成。この車両は車体吊り上げ実演にも使用された。
さあ、いよいよメインイベントである車両撮影会会場へ。工場部分から外へ出ると、人の数が凄い。とにかく、良くぞここまで人が集まったなと感心してしまうほどだ。東西線を代表する5本の車両が並べられていると言う事で、5本並びを綺麗に収めたいところだが、車両の位置とロープが貼ってある位置が微妙に撮影しにくくしており、5本並びを撮るのに何度もチャレンジする事になってしまった。
引退間近の5000系から、有楽町線より転属してきた07系まで、東西線の顔が一堂に集められた撮影会場。
5000系で最後まで残ったのは、この2編成。そのうち、右側のアルミ製車両は一足先に引退となる模様。
これからの東西線を支える3種類の車両たち。左から07系、新05系、05系。
有楽町線より転属されてきたばかりの07系は、私自身、この日が初めての対面となる。これまで西武線内で散々見慣れてきた形式ではあるが、帯の色がブルーに変わると、イメージも大きく変わり、違う形式にみえてしまった。
有楽町線より転属してきたばかりの07系。
この会場では、5000系のアルミ編成と、07系の車内に入る事は可能だった。しかし5000系に入るには、相当な覚悟が必要な気配。この後、13時30分より、5000系への「さよならヘッドマーク取付式」が行われる事になっていたので、私は、07系車内で暫く休憩を取る事にした。
そして、13時30分を少し過ぎたところで、撮影会会場へと向かうと、そこは、先程よりも更に人が増えていた。
再び東西線車両5本並びを撮影。このアングルは、まだ何とか撮れたのだが・・・
5000系同士の撮影は一苦労だった。
5000系の並びは、皆が狙っていただけに、最前列へ行くまでにもかなり時間がかかった。そして、ようやく辿り着いて撮影しても、今度は出るのにもう一苦労と言う状態。終わった頃にはクタクタになってしまった。
この後、私は第2会場へと行き、5000系引退記念の1日乗車券を購入し、イベント会場を離れる事にした。駅へ向かう途中、東京メトロの資材置き場の前を通過したのだが、ここで妙な光景を目にした。
自動改札機の墓場?
新型自動改札機に交換されて役目を終えた自動改札機が集められていたようで、まさに自動改札機の墓場と言う感じであった。
撮影会で展示された5000系、このうちステンレス編成に関しては、イベント後もさよならヘッドマークを取り付けての運転となっているそうだ。JR線内にも乗り入れてくるというので、出来れば、西荻窪で撮影したいと思っているが、果たして撮影する事ができるか。5000系に残された時間は、あと1ヵ月半程度である。大きなトラブルや事故も無く、最後まで職務を全うして欲しい。5000系よ、最後まで頑張れ。
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コメント
こんにちは。トラックバックを打たせていただきました。
ぼくも11時過ぎに現地に着いたのですが、あまりの行列に入場をあきらめてしまいました。やっぱし1時間くらいはかかったんですね。
投稿: ちゃいにーず | 2007/02/02 06:43
ちゃいにーずさん、トラックバック&コメント有難うございます。
本当に当日は凄い行列でしたね。私も並んでから会場に入るまでは1時間ぐらい掛かったと思います。現場サイドでも、ここまで大勢の人が来るとは思っていなかったんじゃないかなと言う気もしますね。
投稿: TOMO | 2007/02/03 02:24