リバイバル「開運号」を撮影する
既に複数のブログで取り上げられているので、ご存知の方も多いと思うが、京成電鉄では、1月28日に今年度中での廃車が予定されている3295Fを、かつての赤電カラーに塗り替えて、34年前まで京成上野~京成成田間で運転されていた特急「開運号」のリバイバル運転が実施された。
幼い頃、よく祖母や母に連れられて、京成電鉄沿線に良く出かけた経験のある私にとって、開運号そのものの記憶は無いのだが、赤電カラーははっきり覚えている。昔懐かしい赤電カラーを一目見たい。この日、前記事でもお解かりの通り、西武池袋線・秩父線で「奥むさし駅伝」に伴う臨時列車の運転もあった。幸いにも、駅伝ダイヤは午前中で終了。リバイバル開運号は、夕方、京成上野に帰ってくるので、掛け持ち取材も何とかなりそうだ。さらに、堀切橋で知人が場所を確保してくれるとの事。これは行くしかない。
駅伝ダイヤ観察終了後、私は西武池袋線で池袋へ。そして池袋から山手線で日暮里へ。日暮里から京成電車で、京成関屋駅に到着したのは、14時30分を過ぎていた。教わった道順を守りながら線路沿いの道へ。10分ほど歩いて、鉄橋が見えてきた。早速、河川敷へ移動し、開運号の到着を待つ。京成電車は久々の撮影なので、本番まで何本か撮影してみたが、目立つのは新型車両の3000形だった。やがて、通過時刻が迫り、前方より赤電の姿を確認。何とか被られる事なく、私の前に現れてくれた。
34年ぶりに1日だけ復活した京成の特急「開運号」。この瞬間を大勢のファンが待ち構えていた。
昔懐かしい赤電カラー。幼い頃に見た記憶だと、もう少し赤の色が暗かったような気がするのだが、この状態にしてくれただけでも、有り難いと思わなくてはいけない。このとき、河川敷では大勢のファンの他、鉄道に興味の無い、地元の人も足を止めて、昔懐かしい赤電カラーの電車を見届けていた。
反対側も撮影。背景の高層マンションに時代を感じさせる。
この後、知人の案内で、京成関屋駅近くにあったお地蔵様の付近から、折り返しの回送を撮る事にした。この場所からでは、編成を綺麗に撮る事は難しいが、下町の風景と、築堤式になっている高架線との組み合わせが、いかにも京成らしいかなと思い、あえてここで撮影する事にした。
下町らしい風景の中を、3295Fは走り去る。
今回、リバイバル「開運号」に使用された3295Fは、今後も、引退する日まで、赤電カラーのまま営業運転に就く事になっている。最後に一般運用に就いている姿も撮影しておきたい。近いうちに、もう一度、京成沿線を訪れる事になるだろう。
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コメント
午前中は駅伝輸送の撮影、午後は開運号と、お忙しい日曜日を過ごされていたとは、...。
午前中は秩父山中、午後は荒川べり(でしょうか)。世の中 便利になっているんだな、と実感してしまいました。すみません。
投稿: 鈴木やす | 2007/02/02 21:38
鈴木やすさん、コメント有難うございます。
今回は、京成の開運号のダイヤに助けられました。その結果、両方を掛け持つ事ができましたし。それでも、掛け持つ事により、開運号の撮影チャンスは僅か2回となってしまいましたから、それだけに、撮れなかった時のことを考えると冷や冷やでした。
ちなみに、この日は東京メトロ10000系の試運転もしっかりと撮影しています。その件はまた後日。
投稿: TOMO | 2007/02/04 12:09