西武鉄道2007年度事業計画発表!
西武鉄道では、4月17日、2007年度の事業計画を発表した。例年であれば6月頃に発表される事が多い事業計画。今年は、新生西武グループをアピールするかのように、早めの発表となった。その中で、一番の注目点は、新生西武を象徴する新通勤車を新製するとのこと。
この新通勤車は、老朽化した101・301系電車の置き換え用として、120両を新製する計画で、2007年度は24両(8両編成3本)が新製される。8両編成と言う事で、何となく新宿線かなと言う気もするが、現時点では、どちらへ投入されるかは不明である。
新通勤車以外の車両の動きは次の通り。
・10000系特急車のリニューアル工事を実施。(7連×2本)
・9000系車両の省エネ改造。(10連×2本、今年度で終了)
・2000系6連1本と、支線区用101系ワンマン車4連1本のバリアフリー化。
・2000系8連2本と6連1本に、フルカラーLEDによる行先表示機を設置。
・2000系3編成12両に、ドア開閉チャイムを設置。(4連3本か?)
・2000系7編成7両の連結器部分(先頭車スカート)に転落防止を呼びかける放送装置を設置。
・山口線8500系の先頭車両部ドア付近に、吊り手及び握り棒を設置。これに合わせて座席の配置を変更する。
ここで気になるのが、101系ワンマン車1本へのバリアフリー化改造の実施。現時点で、101系のワンマン車が活躍しているのは、多摩湖線と多摩川線だが、多摩川線は、武蔵境駅付近の立体化工事により、JR中央線との連絡線が撤去されている事から、車両交換は実施されないものと思われる。となると、多摩湖線の車両になるのだが、多摩湖線の101系は、新101系の257F~261Fの3本へのバリアフリー化改造は終了しており、残る非バリアフリー編成は、低運転台車の225Fである。しかし、今年度は新通勤車も登場する事から、225Fを今更改造するとは考えにくく、よって225Fに代わる新たな編成へのバリアフリー化改造が行われるものと予想できる。孤軍奮闘してきた225Fも、いよいよ見納めとなるのではないだろうか。
多摩湖線に残っていた101系低運車225Fも、いよいよ見納めとなりそうな気配。
その他、各駅のバリアフリー化も前年度に引き続き実施される。今年度は、東長崎・武蔵藤沢・萩山・拝島・南大塚・新桜台の6駅にエレベーターの設置(増設)が行われる。今年度は、特に私の地元である萩山駅にも、念願のエレベーターが設置される事になった。萩山は、ホーム待合室の設置や、ホーム上屋根の延長も実施される事から、大幅に手を加えられる事が予想されているので、弊ブログでは、地元最寄駅である萩山駅のバリアフリー化の状況も、定期的にお伝えしていこうと考えている。
久々に大きな動きが見られる2007年度の事業計画。今年度は、西武沿線でのチェックも忙しくなりそうだ。
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