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東大宮操車場の留置車両を眺める

では、続いても5月26日の午前中のお話です。

前記事で触れた秋田車両センターの583系を土呂駅で撮影したあとは、宇都宮線の下り普通列車に乗車し、一駅先の東大宮駅で下車した。ここで下車した理由は、東大宮操車場(正式名称:大宮総合車両センター東大宮センター)に、現役を引退した常磐線の415系や京浜東北線の209系試作車が、疎開留置されていると言う話を聞いたからである。そこで、私とふずりなさんは、大宮総合車両センターへ行く前に、この場所を訪れたのだった。

東大宮駅から、炎天下の中、15分ほど歩き、東大宮操車場付近に到着。この場所を訪れたのは、確か2003年の夏以来、およそ4年ぶりだ。まずは構内の奥の方にある陸橋を目指す。この上から留置中の車両を覗くのだ。上がってみると、疎開留置中の車両たちが停められているのが見えた。

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東大宮操車場に留置中の車両たち。引退したばかりの415系と209系の試作車が2本、さらに京葉線の205系が1本留置されている。

前回、この場所を訪れたときは、引退したばかりの165系・167系達がここに集まっていた。あの頃から比べると、疎開している車両の数は少ないが、いずれの車両も165系よりは新しい車両と言うイメージが強いだけに、165系以上に寂しさを感じてしまう。

この後、我々は、東大宮操車場の大宮方にある陸橋へ回り、ここからも留置車両を撮影してみた。こちら側の方が光線状態は良いのだが、架線柱の処理は出来なかった。

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操車場の大宮駅方にある陸橋から留置車両を眺める。ここから見ると、2本ある209系のうち、向かって右側の車両は、ウラ91編成である事が解った。

ところで、この場所に留置されている京葉線の205系だが、この編成は、京葉車両センターの21番編成である。この車両がここにいるのは、今年1月に発生した川越線での踏切事故が大きく関わっていた。この事故で、川越車両センターの埼京線用205系のモハユニット2両が被災し、使用不能となっている模様。その車両の穴埋めとして、この21番編成の2・3号車が充当される事になり、現在、埼京線への転用に向けて整備中と思われる。そして残った8両が、この場所に置かれているのだ。現時点で考えると、この8両は、モハユニットをVVVF化した上で、武蔵野線への転用と言うのが、一番の活用法なのかなと考えられるが、今でもこの場所に置かれたままとなると、まだ検討中なのかもしれない。

最後に、この場所を訪れた記念として、陸橋上から留置中の183系と583系の屋根の写真を撮影する事にした。

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TDL臨として上京してきた秋田車両センターの583系。

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183系中間車の屋根上。

普段、屋根上を観察する事が少ないので、こういうアングルでの撮影は、模型をやる上で大きな資料となる。今後、この写真を参考に、完成品の183系や583系の屋根の塗装をしてみようかと思っている。

この撮影を以って、東大宮操車場の観察を終了。我々は、東大宮駅へと戻り、宇都宮線の電車で大宮へと向かった。


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コメント

自分も先週、東大宮操車場へ行って来ました。
一番奥の歩道橋まで徒歩で行ったため、後日筋肉痛になるほど、疲れました。
その際は土呂から行ったのですが、東大宮の方が近いのでしょうか?

その時も疎開中の車両は一緒で、やはり京葉線の205系の動向が気になります。
しかし、京葉線の201系もいずれは置き換えの対象となる予定と言う情報があるので、戻る可能性のほうが高いと思いますが。

東大宮操車場へ行ったことを記事にしてありますので、是非覗きに来て下さい。

失礼いたしました。

投稿: Fujickey | 2007/05/30 02:53

Fujickeyさん、コメント有難うございます。

東大宮操車場ですが、私は東大宮駅からしか行った事がないので、はっきりとした事は言えませんが、おそらく東大宮駅から歩いた方が近いはずです。操車場の構造上、東大宮からですと、操車場の手前の陸橋にも奥の陸橋にも、ほぼ同じ時間帯で到達出来る筈です。次に行かれるときは、東大宮駅から行ってみてください。

留置中の205系は確かに気になりますね。

投稿: TOMO | 2007/05/30 20:56

常磐線の415系は郡山で解体される予定ですが、最近、郡山工場付近の住民との摩擦があるため、解体等の工事が滞っております。
そのため東大宮のほか、勝田、高萩等に現在も留置されております。

わたしの現在の地元であるJR東海の神領電車区にも、2006年11月前半にリタイアした113系が現在も留置されております。
415系は今にも動かせそうに感じられますが、こちらの113系はもうカラーがくたびれており、対照的です。
静岡でこの3月に引退した113系・115系等の解体が浜松の工場で行われているためか、後回しにされている感があります。

常磐線の沿線はわたしの出身地でもあるため、過去にいた場所と現在いる場所で同じ光景が見られることに一種の因縁を感じます。

投稿: おえへいほ(?) | 2007/06/10 19:39

おえへいほ(?)さん、コメント有難うございます。

415系の解体作業は、郡山で行われていたと思いましたが、その郡山では付近の住民との摩擦が発生していたんですか。やはり一番の原因は騒音じゃないかと思いますが、郊外でも宅地開発が進んだ昨今、各鉄道会社ともに、廃車した車両の解体作業場所には、苦労しているところが多いですね。我が地元西武鉄道も、以前は小手指車両基地で解体作業が行われていましたが、付近の住民からの苦情も出て、最近では横瀬車両基地内で真っ二つに切断し、トレーラーでどこかへ運び出しています。小田急も、相模大野で真っ二つにして、トレーラーで北館林へ持っていっています。

もし、このまま郡山で解体できないとなると、一部車両を長野や他の車両センターで解体と言う事になるのでしょうか。今後の動きも気になりますね。

また、JR東海の113系ですけど、運用離脱が一気に発生していますから、解体作業が追い付いていないと言う感じがしますね。

投稿: TOMO | 2007/06/12 00:02

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