特急ひだ23号 岐阜駅での入替作業を観察する
それでは、今回の遠征記を少しずつ書いていきます。と言っても、その前の関西遠征記も残っているんですが・・・
今回の名古屋遠征記の最大の目的は、丸栄百貨店で開催されている鉄道模型展の見学。と言っても、これだけで名古屋に行くのでは勿体無い。今回もいくつかの課題を持って出かけている。その中の一つが、この「ひだ23号」である。
「ひだ23号」は、大阪から京都・米原・岐阜を経由して高山までを結ぶ特急列車だ。元々、この区間には、急行「たかやま」が走っていたが、数年前に特急化された。その際に、「ひだ」に格上げとなったのだが、名古屋からの列車がメインである単線の高山本線には、大阪からの「ひだ号」だけのために、専用のスジを提供するほどの余裕が無く、名古屋から来る「ひだ」と岐阜駅で併結することになっている。この併結シーンが、なかなか面白いと言うので、まずは、この観察からスタートする事にしたのだが、鉄道模型のイベントに行くと言う事で、この列車には、大阪からあの男が乗ってきていた。
5月4日の朝、私は、東京から東海道新幹線に乗り込み、岐阜に向かった。名古屋から東海道線に乗り換え、岐阜駅に到着したのは、9時43分。「ひだ23号」の到着の13分前であった。まず私は、到着ホームを探す事にする。「ひだ23号」は、9時56分に到着する事になっているのだが、「ひだ23号」と併結する「ひだ3号」は、岐阜駅4番線から出発するのだが、その4番線には、9時57分発の大府行きが停車していた。と言う事は、このホームには入れない。すると、隣の3番線の発車案内機は、1段目無表示、2段目が多治見行きの案内になっていた。と言う事は、このホームか。そう思い、私は2番線へと移動。「ひだ23号」の到着を待った。
やがて、到着時刻が迫る。隣の3番線に予想通り列車接近放送がかかる。安心してカメラを構えると、前方より、キハ85がやって来た。
大阪から高山を目指す「ひだ23号」が岐阜駅に進入する。この「ひだ23号」は、ここ岐阜駅で「ひだ3号」と併結するが、その前に入替作業がある。
「ひだ23号」は、3番線に到着後、ドアを開けて、岐阜駅で下車する乗客を降ろすが・・・
その後、すぐに入替作業に入る。最後部車両に運転士が移動すると、再びドアが閉まり、入替作業が始まる。
到着から1分少々。「ひだ23号」は3番線を離れ、一旦、大垣側にある引き上げ線へと向かっていく。この間、岐阜から先、高山方面へ向かう乗客は乗ったままだ。
乗客を乗せたまま、「ひだ23号」は大垣方の引き上げ線へ移動する。
ここまでの動きを記録したところで、今度は5番線へ移動。そろそろ岐阜に到着する「ひだ3号」を出迎える事にする。
10時3分、今度は併結相手になる名古屋からの「ひだ3号」が4番線に入線。ホーム先端にはあの男が・・・
名古屋からの「ひだ3号」は6両編成。ゴールデンウィーク真っ最中と言う事もあり、6両編成の車内はほぼ満席であった。この「ひだ3号」も到着すると、連結作業の準備が始まった。
「ひだ3号」は、到着後、すぐに連結作業の準備に入る。
連結作業の準備が始まった頃、4番線には、大垣方の引き上げ線に入っていた「ひだ23号」がゆっくりと入ってきた。いよいよ連結作業の始まりである。
改めて4番線に入りなおしてきた「ひだ23号」
いよいよ連結。緊張が伝わってくるこのシーンは、一般客も注目していた。
こうして、9両編成となった「ひだ3号」と「ひだ23号」は、10時11分、岐阜駅を出発した。
一路、高山(飛騨古川)を目指して岐阜駅を出発!
「ひだ23号」の到着から15分。2つの列車が1つになる儀式は無事に終了した。
ところで、大阪からの「ひだ23号」は高山行きだが、併結相手となる名古屋からの「ひだ3号」は、6両全てが、高山から3駅先の飛騨古川行きとなっている。「ひだ23号」の乗客が飛騨古川に行く場合、特急料金はどうなるのかと思って時刻表で調べたところ、「ひだ23号」に大阪~大垣間の各停車駅から乗車し、岐阜~高山間併結の「ひだ3号」へ乗り継いで飛騨古川へ行く場合は、通しの特急料金で計算されるとなっていた。当然、そのような特例計算があるのだろうとは思ったのだが、このシーンを見たら、ちょっと気になってしまった。
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