終焉迫る仙台の417系・455系・717系を撮影する
では、引き続き6月2日のお話です。
郡山から新幹線で仙台へとワープ。まずは仙台名物の牛タンで遅い昼食を摂り、いよいよ417系・455系・717系の撮影に入る。仙台地区では、新型のE721系投入により、国鉄形車両の置き換えが進んでいるが、このうち417系に関しては、今月いっぱいで姿を消す事になっている。常磐線で運用されている455系と717系は、秋頃まで残る事になっているのだが、こちらも一緒に撮っておきたい。となると、自然と仙台~岩沼間のどこかで撮影する事になる。とりあえず、仙台空港行きのE721系に乗り込み、ロケハンしながら進んだ結果、南仙台駅にて下車。この駅で撮影をする事にした。
常磐線248M原ノ町行き。717系T-3編成+T-2編成。
東北本線444M白石行き。417系K-5編成+K-3編成。
東北本線快速「仙台シティラビット6号」3586M福島行き。417系K-1編成。
高速バス対策で、仙台~福島間を結ぶ快速列車として誕生した「仙台シティラビット」には、仙台地区で活躍中の様々な車両が充当されているのだが、この417系を使用した「仙台シティラビット」は、3586M1本のみだそうで、今回の遠征では、この列車の撮影を外す訳にはいかなかった。少数派で地味な存在である417系も、ヘッドマークが付くと、何となく華やかになったように見える。
417系の快速列車を撮り終えてからは、一旦、南仙台駅を離れ、新たに開業した仙台空港線を往復してきた。乗り潰し後、再び南仙台へ戻り、撮影開始。今度は、下りホームの東京方に場所を移し、下り列車の進入を撮ることにした。
東北本線455M。417系K-3編成+K-5編成。
常磐線257M。455系S-18編成。
2本撮り終えた所で、今度は仙台から455系6連がやって来る。そこで、ホーム上を歩いて下りホームの仙台方へ移動する。
常磐線256M。455系S-20編成+S-42編成。
256Mを後ろからも撮影する。手前のクモハのクーラーは、AU12だった。
この256Mを撮り終えた所で、南仙台駅での撮影は終了。下り列車に乗り込み、仙台へと向かうのだが、他の駅でも撮影したくなり、太子堂駅と長町駅で1枚ずつ撮影した。
417系が充当された東北本線1438Mが、仙台空港線用のE721系とすれ違った。太子堂駅にて。
原ノ町からの常磐線259Mは、717系T-2編成+T-3編成。長町駅にて。
仙台地区の国鉄形車両のうち、いよいよ今月いっぱいで417系が運用を離脱するとのこと。おそらくは、今回の遠征が、私にとって最後の417系撮影となってしまうだろう。2時間弱の撮影となったが、効率よく3種類とも撮影できたのは有り難かった。
当初は、全車両引退後に廃車解体かと思われていた、仙台地区の国鉄形車両だが、旧国鉄丸森線を引き取った第3セクター、阿武隈急行線に、国鉄形車両3両1本が譲渡されることになった。阿武隈入りする車両は、どの形式だろうか。
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コメント
形や塗装を変えても455は好きであります。年輪を重ねた重厚感がたまらないんだよな。いつまでも走ってもらいたいものですが....ムリだよなぁ(^^;
投稿: ぼうず | 2007/07/01 09:51
417系が引退ですか・・・
比較的原型を保っているので、引退前に国鉄交直塗装に戻して
もらえたらよかったのですが。
投稿: saimon | 2007/07/01 10:03
ぼうずさん、saimonさん、コメント有難うございます。
ぼうずさん>
新しい車両には、斬新さと言う魅力がありますが、古い車両には、重厚感という渋い魅力がありますよね。国鉄形電車は、塗装が変っても、重厚感が失わないと言うのが、やはり鉄道ファンから愛される事につながっているのでしょうね。国鉄が分割民営化して20年。各地で国鉄形の淘汰が進み、寂しくなってきましたね。
saimonさん>
仙台一筋の417系がついに引退です。仰るとおり、417系は、塗装が変り冷房装置が付いた以外ですと、登場時の姿を良く留めていると思います。さて、この417系は、1編成が訓練車として残る事になっていますが、JR東日本の訓練車は、どの形式も、なぜか国鉄時代の塗装になっています。白線と「訓練車」の文字が入るのが嫌と仰る方も多いようですが、国鉄色である事には変りありません。saimonさんのリクエストは、もしかしたら、417系が訓練車になったときに適うかもしれませんね。
投稿: TOMO | 2007/07/02 00:32
常磐線の仙台地区ってこんな車両が走っていたとは初知りです。何か常磐線っていったら415系の青色のラインにクリーム色の車体とステンレスの車体が連結して走っている印象が強かったんですけどね・・・。秋葉原駅の留置線で以前、先頭車両は113系っぽい車体のクリームに青のラインの車体だったんですけど、中間車がステンレスの211系の一部??みたいのが連結されていた状態で停泊してるのを見かけました。今はE331系に2階建グリーン車2両連結したやつが走っているらしいですね。常磐線はドラマ「特急田中3号」で田中が照美の実家に行くときに乗っていた路線です。場所は確か土浦だったような気がします。ちなみに照美役の栗山千明サンも土浦出身だったような気がします。
投稿: mi-ha- | 2007/07/04 23:20
mi-ha-さん、コメント有難うございます。
今でこそ、常磐線上野口の中距離電車は、ステンレスのE531系電車に統一されましたが、今年3月までは、415系も混ざって使用されていました。415系は、長期間に亘り新製されたため、さまざまなタイプがありまして、国鉄末期から製造された、ロングシートの1500番台車からは、211系に準じたステンレス車体で登場しています。その中でもユニークなのは、2両だけあるサハ411で、1両はセミクロスシート、もう1両はロングシートとなっています。このステンレス製サハは、mi-ha-さんが実際にご覧になったように、鋼製車体の車両の中間に連結された事もありまして、7両中、1両だけステンレス車というような編成も存在していました。また、逆に7両中5両がステンレスと言う事もありましたね。鋼製車体車だけの中に1両だけステンレス車という組み合わせは、惜しまれながらも引退した東海道線東京口の113系のサロに似ていますね。
ちなみに、2年ほど前までは、仙台の455系が9両編成で、常磐線水戸まで乗り入れていました。今となっては、これも良い思いでですね。
投稿: TOMO | 2007/07/05 23:27