さらば江ノ電303F
さて、9月22日は、西武225Fの野球臨を撮り終えた後、そのまま西武拝島線・新宿線で高田馬場へ。さらに高田馬場からは、山手線、湘南新宿ライン、横須賀線と乗り継ぎ鎌倉へ。ここからさらに江ノ電に乗り換え、向かった先は江ノ電の車庫がある極楽寺だ。極楽寺の車庫では、この日限りで引退となる旧型車303Fの引退記念イベントが開かれているのである。
14時30分までに会場に入れれば、何とか見ることが出きるそうだが、私が現地に着いたのは14時25分頃の事であった。早速中に入ると、300形2本が並べられていた。
タンコロこと100形を連接改造して誕生した303F。(同右) 登場以来78年間活躍してきた同車も、ついに最後の日を迎える事になった。
この極楽寺の車庫は、午後になると光線状態が悪くなってくる。私自身、江ノ電だけに絞って行動するのであれば、まだ光線状態の良い時間帯に来れたかもしれないが、この日は、地元の西武多摩湖線でも、225Fの最後となるであろう、土休デーゲームダイヤでの不定期列車充当の記録を、どうしても押さえておきたかったので、この時間の到着となってしまった。弊ブログをご覧の江ノ電ファンの皆さん、ごめんなさい。
気を取り直して、303Fの最後の姿をじっくりと記録していく事にしよう。と言っても、残された時間はおよそ30分。既にイベントも終盤に入っている。
撮影会終了間近、303Fには、今までに使用されてきた行先サボ各種が何枚も展示された。
行先サボだけも、僅かな時間ではあるが展示されたので撮影。
もともと、残り時間が30分少々と言う時間帯の到着のため、あっという間に時刻は過ぎ、いよいよ303F最後の運転に向けた出庫準備が始まってしまった。
303Fの最後の運転が刻一刻と迫る。305Fとのツーショットも間もなく見納めに。
そして、いよいよ最後の瞬間が訪れた。303Fの最後の運転は、後方に見える検修庫までの僅か数メートル。大勢のファンに見送られながら、ゆっくりと検修庫内に姿を消して行った。
303F、最後までありがとう!お疲れ様。
検修庫内に消えていく303F、最後のシャッターが閉まる瞬間、集まったファンからも「長い間ありがとう!」の声が、あちらこちらで聞こえた。全国の江ノ電ファンから愛されてきた300形も、303Fの引退で、いよいよ残りは305F1本のみとなってしまった。出番はかなり少なくなっているようだが、同車の末永い活躍に期待したい。
最後に、303Fの現役時代の写真を1枚。
江ノ島~腰越間の併用軌道区間を行く303F。2005年9月25日撮影。
この日は、引退が迫っていた304Fのさよなら運転を撮影するために、江ノ電沿線に出掛けていた。この日撮影した写真が、私にとって最後の303Fの走行写真となってしまった。
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