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西武 9108Fが東急車輛へ入場

西武鉄道では、池袋線で活躍する9000系電車のVVVF化(省エネ)改造を今年度も進めており、既に、今年度は、9103Fが改造を終えて出場。そして、今年度の2編成目となる9108Fが、10月15日、東急車輛へ入場した。

足掛け4年に亘って実施されてきた9000系の省エネ改造も、この9108Fの改造が終了すれば完了となる。そこで、例によって、10月15日は休暇を取り、9103Fの甲種輸送を撮影してきた。

朝7時30分頃、まずは所沢駅で撮影を開始する。9108Fは、前夜の終電後に所沢駅まで運ばれており、ここで一夜を過ごした事になる。新秋津までの牽引を担当するE31+E32は、既にパンタを上げて待機していた。まずは、池袋方の跨線橋より、機関車を撮影する事にした。

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10月15日の朝、所沢駅6番線にて出発準備をするE31+E32+9108F。

撮影後、改札を出て、まずは朝食を摂る。腹ごしらえをした後、いつものように線路沿いの道から、9108Fの最後部を撮影する事にする。

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反射板が付けられたクハ9108。

この時点で時刻は8時少し前。9108Fが所沢を出発するまで、あと20分ほどである。私は足早に所沢陸橋に向かった。現地に到着すると、やはり9000系最後の東急車輛入場と言う事で、前回並みの人出だった。当初は、橋を渡って、上り線側から撮影しようとも思ったのだが、やはり被られてはまずいと思い、結局はいつもの場所で撮影する事にした。撮影準備を終えてからおよそ10分後、E31+E32+9108Fは、ゆっくりと連絡線を通過して行った。

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E31+E32+9108Fが、ゆっくりと新秋津へ向かう。

この9108Fは、9000系の最終増備車であり、最後の所沢車両工場新製車両でもある。新製時よりシングルアームパンタが装備されている事も特徴の一つ。そこで、この場所では、シングルアームパンタが2両続けて装備されている9508-9608のユニットを上から撮影しておく事にした。

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モハ9508-モハ9608。出場後は手前の9608のシングルアームパンタは撤去される筈なので、シングルアームパンタ装備車が2両続く姿も、これが見納めとなる。

所沢陸橋での撮影を終えた後は、いつものように新秋津へ移動する。東京メトロの10000系で秋津駅で下車し、新秋津へ向かうと、既にE31+E32は切り離され、JR貨物のEF210-120号機が連結されていた。これまで、西武9000系の甲種輸送には、新鶴見機関区のEF65が担当していたが、前回の9103Fが戻ってきた時より、同じ新鶴見機関区のEF210が入るようになった。今回の9108Fの入場時、牽引機が注目されていたが、やはり、前回同様、EF210が担当することになったようだ。私自身、EF210+西武の車両と言う組み合わせは、初の撮影となるのだが、今回、新秋津では停止位置が悪く、思うような撮影は出来なかった。

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新秋津で出発を待つ9108F。

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新秋津~新鶴見間の牽引を担当するEF210-120。

この周辺を歩き回って色々と撮影していると、9108Fの新秋津出発時刻まで、あと20分ほどになってしまった。私は、足早に新秋津駅へ戻り、みどりの窓口で入場券を購入。同駅ホームより、新秋津を出発していく甲種輸送列車を、上りホームから撮影する事にした。上り列車に被られるか冷や冷やだったが、正面からの撮影は、問題なく出来た。しかし、後追いは見事に被られてしまった。

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新秋津を出発し、まずは新座貨物ターミナルへ向かう、EF210-120+9108F。

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後追いは、上り列車に被られてしまい、これが限界。

本来であれば、この後、新座貨物ターミナルから折り返して、逗子へ向かう9108Fをどこかで撮影する所ではあるが、今回は、新秋津までの牽引を担当してきたE31+E32の返却回送に密着する事にした。途中、所沢、入間市、飯能の3箇所で撮影してみた。

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10時45分頃、所沢駅6番線到着。

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11時10分頃、入間市駅2番ホーム到着。

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11時26分頃、飯能駅1番線到着。

E31+E32は、飯能駅にて17分ほど停車した後、武蔵丘車両基地へ向けて出発して行った。

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武蔵丘車両基地へ向けて飯能駅を出発するE31+E32。出発の際、副都心線乗り入れ対応車の6106Fとも顔を合わせた。

この撮影を以って、9108F入場に伴う甲種輸送追跡を終了。飯能駅から池袋行きに乗り込んで、次の目的地へと向かった。

9108F、西武線内に戻ってくるのは、来年の2月頃かな?

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コメント

夜遅くに失礼いたします。

約1名、怪しい人間が写ってますね。
9103Fの時も、被りがなかったようなので今回、被り覚悟で撮ってきました。
このパターンで行くと、9108Fが出場してくるときも前回同様、新鶴見からEF210が牽いてくることになりそうですね。

投稿: Fujickey | 2007/10/19 03:25

Fujickeyさん、コメント有難うございます。

ブログを拝見しまして、上り線側に写っている人が、Fujickeyさんであることは解りました。今回の9108F甲種輸送では、弊ブログと相互リンクを組んでいるブログの管理人さんには、何箇所かで遭遇する事がありました。やはり皆さん考えてらっしゃる事は一緒のようですね。

JR線内担当カマは、今回も新秋津~新鶴見間がEF210でしたので、今後の甲種輸送でもEF210が担当することが予想されます。次の甲種は、9108Fの返却か、それとも新形式の30000系か。いずれにしても年内はもう無いでしょうから、来年のお楽しみと言う事にしておきますね。

投稿: TOMO | 2007/10/20 04:00

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