E233系の弟分 小田急4000形に乗る
さて、西国分寺で貨物列車を撮影した後は、府中本町へ出て、そこから南武線に乗車。登戸へと向かった。珍しく、南武線は209系に当たり、これは何かあるかなと思いながら、登戸で下車。小田急の駅構内にある「箱根そば」で食事をしてからホームに上がると、次の下り列車は、多摩急行唐木田行きだった。海老名へ行くとなると、この列車では駄目なのだが、とりあえず、この列車に行ける所まで行こうと思った。
多摩急行と言えば、最近になって、小田急電鉄がJR東日本のE233系をベースにした、新しい地下鉄乗り入れ車両4000形がデビューしている。もしかしたら、4000形が来るんじゃないかなあと思っていると、多摩川の対岸からHIDのライトの光が・・・ 間違いない。4000形だった。カメラを取り出して撮影する事にした。
登戸駅で小田急のホームに上がると、4000形の多摩急行がやって来た。
撮影後、4000形に乗り込んでみる。中央線で頻繁にE233系に乗り慣れている私には、4000形は、まさしくE233系に見えた。車内は空いていたので、座席に座ってみる。JRのE233系と比べると、背もたれが若干硬いかなと言う気がした。それとモーター音もE233系とは似ているようで違うもの。この辺は小田急仕様なのかもしれない。
下車予定の新百合ヶ丘までの間、先代の4000形の記憶も蘇ってきた。先代の4000形は、大型20メートル4扉の車体に、旧型車両の足回りを流用して作られた車両で、昭和60年ごろまで非冷房で吊り掛け車だった。この頃に一度だけ乗った事があるのだが、車体に似合わない吊り掛けモーター音が何とも言えない車両だった。後に、2400形の足回りを流用して高性能化。その際に冷房も取り付けられ、5000形のような車両になってしまったが、やはり私にとっての4000形は、吊り掛けモーター車である。それが今ではE233系ベースの最新鋭地下鉄乗り入れ対応車だ。
E233系と似ているようでも、細かな所で違いもある。ドア上のLCD表示機は、ディスプレイが一つだけ。
色々と観察しているうちに、下車駅の新百合ヶ丘が近付いてきた。もう少し乗っていたい気持ちであったが、後ろ髪を引かれるような思いで下車。最後に、新百合ヶ丘を出発していく4000形を撮影する事にした。
多摩急行は、新百合ヶ丘より多摩線へ入っていく。
小田急の新地下鉄乗り入れ対応車である4000形は、今年度7編成70両が製造される事になっており、既に4編成が営業運転に就いている。そして1編成は、JR東日本の新津車両製作所で製造される事になっていて、この車両は既に完成しており、先日の新津車両製作所の一般公開時に展示されていたようである。その模様は、弊ブログと相互リンクを組んでいる、みなづきさんのブログ、やっぱり鉄分の濃い日々で紹介されているので、そちらをご覧いただきたい。
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