小田急ファミリー鉄道展2007へ行って来た
さて、新百合ヶ丘で多摩急行から降りた私が向かった先は、もちろん海老名。新百合ヶ丘からは、藤沢行きの快速急行で相模大野へ。さらに相模大野から始発の急行箱根湯本行きに乗車。ともに3000形で海老名に到着した。
到着後、すぐに車両基地へ・・・と行きたいところだったのだが、実は登戸から小田急に乗り込んだ辺りから携帯電話の調子が悪く、FOMAカードを全く認識しなくなってしまった。急遽、海老名駅近くのドコモショップへ。FOMAカードを新品に取り替えてもらってから車両基地に向かうと、既に時刻は14時20分頃になってしまった。新型ロマンスカーMSEが展示されていると言う事で、今回のイベントは見学客がいつもよりも多いと言う。すぐに車両撮影の列に並ぶが、この時点でもかなりの列。どうにか終了時刻に間に合う位置に並ぶ事ができた。45分ほど並んだだろうか。ようやくロマンスカーの前へと到達する事ができた。
歴代のロマンスカーが集められた小田急ファミリー鉄道展2007。何と言っても注目なのが、一番右端のMSE60000形だろう。
45分ほど並んで、この場所に到達できたのだが、私に与えられた時間は、およそ3分間だと言う。とりあえず、片っ端から撮りまくることにした。
初代ロマンスカー3000形。晩年は、御殿場線直通の連絡急行「あさぎり」に使用されていた。
この3000形は、初代ロマンスカーSE車としてデビューしている。引退後は、1編成が残されて、新宿方はSE車に復元しているが、小田原方の3両は晩年の仕様のままとなっている。私には、この晩年仕様の方が馴染みがあり、「あさぎり」の姿で再会出来たことが嬉しかった。
オレンジのロマンスカー勢ぞろい。左から3000形SSE、3100形NSE、7000形LSE。
オレンジ色のロマンスカー3本並び。かつてはロマンスカーと言えばこのカラーだっただけに懐かしい並びである。一番右端の7000形LSEは、現在でも活躍しているロマンスカー。今年、ロマンスカー運転開始50周年を記念して、1編成が往年のカラーに復元された。
再び正面から4本並びを撮影。
3000形SSEと3100形NSEとの並び。
3100形NSEは、引退した時のままの状態で6両が残されており、さよなら運転の時のままの状態で展示されていた。
製造メーカーより到着したばかりの最新鋭ロマンスカー、MSE60000形。
この60000形MSEは、ロマンスカー史上初、地下鉄に乗り入れることが出来るロマンスカーである。来年3月に営業開始予定で、製造を担当した日本車両より到着したばかり。実はこのイベントの前日である10月19日に、小田急と東京メトロの両社より正式に発表があり、東京メトロ千代田線の北千住から、本厚木・唐木田・箱根湯本まで直通運転をすることになっている。そして、さらに年間30日程度、北千住発着を有楽町線新木場発着に変更し、小田急沿線から東京ディズニーランドへの足を確保しようと言う狙いもあるようだ。まさか小田急のロマンスカーが有楽町線を走る事になるとは、正直驚いた。
最後に、さりげなく停まっていたこの車両も撮影。
ここまでで、持ち時間の3分を消化。撮影会場から、速やかに退散となった。
この後、私は、車両基地沿いの公道から少しだけ撮影。
歴代ロマンスカー4本並びを公道から。
3000形SEとSSEとの分れ目。
3000形SE車の新宿形先頭車。
この撮影を以って、小田急ファミリー鉄道展の撮影を終了。帰りに、駅を挟んで反対側のビナウォーク内にあるグリーンマックス海老名店に立ち寄ってから、南武線経由で帰宅した。新型ロマンスカーのMSE、今からデビューが楽しみだ。
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コメント
鉄道が好きだが疎い私ですが、MSEは全面扉が付いててちょっと驚きでした。
法律はどうか分かりませんが、ロマンスカー=展望車のイメージとしては、展望車なのだからいざとなったら展望窓ガラスは緊急解放鍵でパカッと外れるとか、最近車でもある窓ガラス破壊ハンマー装備にするとかではだめだったんですかね。
そこがちょっと残念です。
いざというときは結構な災害だと思うので安全に全面が壊れて脱出出来ればいいと思うのですが。
いざ災害となったら色々鉄道会社に否が行くのは分かってますが。きっと私の考え以上に深い研鑽があるのでしょうね。
投稿: kimu | 2007/10/22 03:33
kimuさん、コメント有難うございます。
今回の60000形MSEは、小田急ロマンスカー史上初の地下鉄乗り入れ対応車ということで、ご指摘の貫通扉も従来のロマンスカーとの大きな違いの一つであります。
で、私自身も調べてみましたが、正面に貫通扉を設置するかしないかは、トンネルの内径の広さと言うのが大きく影響しているようです。例えば、JRの横須賀・総武快速線や京葉線の地下区間や、りんかい線では、トンネル内を走りながら、正面への貫通扉の設置が義務付けられていません。これは、当初から山岳規格トンネルで作られていますので、非常時には側扉から脱出すれば良いとされているからです。東京メトロの場合は、このトンネルの内径の広さの関係上、ロマンスカーでも例外なく、正面への貫通扉を設置しなくてはならなかったのでしょうね。
投稿: TOMO | 2007/10/23 00:11
こんにちは。私は20日に行きました。かなりの行列で車内見学は諦めましたが、それでも「MSE」の姿を目にすることは出来ました。まさに「ロマンスをもう一度」ですね。
投稿: みゃあみゃあ | 2007/10/25 11:52
みゃあみゃあさん、コメント有難うございます。
20日と言う事は、私と同じ日にお出かけになられたようですね。確かにあの日は混んでいましたね。私の場合、地元を出発したのがお昼近くでしたから、完全にSE車の車内に入る事は諦めていました。それより、何と言ってもMSEを生で見られた事が良かったです。あの車両が、メトロ線内で西武の車両と肩を並べることがあるかと思うとワクワクしますね。
投稿: TOMO | 2007/10/26 01:27
小田急のロマンスカーの歴代車両が海老名に実際に保存されているんですね!! びっくりです。てっきり引退後はスクラップになると思っていました。
新型ロマンスカーも続々と登場しているようで・・・。去年あたり新聞でMSEの記事を読みました。千代田線と相互乗り入れするって聞いているので登場したら自宅から常磐線沿線に出る時に一度は乗ってみたいものです。
あとは千代田線乗り入れのための新型車両4000形についても詳しく知りたいです。
こうやって歴代車両が並んでいるのは歴史的重みを感じます。
投稿: mi-ha- | 2007/11/02 18:46
mi-ha-さん、コメント有難うございます。
小田急のロマンスカーですが、3000形SSE(SE)車は、海老名の保管庫内に保管されていますが、今年はMSEデビューに合わせて、保管庫から表へ出して展示されました。また、3100形NSEですが、今回海老名で展示されたのは第7編成の3221Fで、6両編成に組みなおした上、喜多見検車区に保管されていた筈です。と言う事は、今回の展示に合わせて、何らかの形で海老名に運ばれてきたのでしょうか。NSEに関しては、他にも開成駅前にて先頭車だけが展示されています。
考えて見ますと、通常は保管庫から出ないSSEとNSEが並んだ事だけでも凄い事でして、MSEも合わせて、この並びは、大変貴重な並びと言えるかと思います。
投稿: TOMO | 2007/11/03 01:49