上越新幹線開業25周年 「とき25号」を撮影する
昭和57年11月15日、大宮~新潟間に上越新幹線が暫定開業した。6月の東北新幹線に次ぐ、北を目指す新幹線の第2弾。先に開業した東北新幹線同様、時速200キロ以上のスピードで走る列車が、新潟を目指すと言うのは、革命的だったことだろう。
あれから25年を目前にした本日、上越新幹線開業25周年を記念した臨時列車「とき25号」が、大宮~新潟間で運転された。6月の東北新幹線25周年記念列車も撮影している事もあり、この列車の撮影に出掛けようと、前日より準備をしていたのだが、不覚にも寝坊。何とか始発の大宮駅には、ギリギリ間に合う事ができたので、大宮駅で出発式典中の「とき25号」を撮影する事にした。
大宮駅に到着したのは、「とき25号」発車のおよそ10分前。まずは入場券購入後に、新幹線改札口付近の発車案内機を撮影。
「とき25号」は、16番線からの発車。と言う事で、見渡す事ができる17番線へ向かうと、既にホーム上は、鉄道ファンがいっぱい。私も彼等の間に入りながら、何とか「とき25号」を撮影する事にした。
大宮駅16番線に停車中の「とき25号」。
今回、「とき25号」に使用されたのは、東北新幹線開業25周年記念で運転された「やまびこ931号」の時と同じく、開業当初の塗装に復元された200系リニューアル車編成だった。200系デビュー当時の姿とは異なるものの、往年のムードは充分に再現できていると思う。
ヘッドマークは、東北新幹線開業25周年列車と同じもの。
この時点で、発車まであと数分。あとは出発シーンを撮るために、ホームの先端付近へと移動する。そして、撮影体制が整ったところで、「とき25号」が動き出した。
一路新潟へ向けて、「とき25号」が大宮駅を発車!
大宮暫定開業からまもなく25周年を迎える上越新幹線。開業当初、「とき」は各駅停車の列車名で、当時の速達列車は「あさひ」だった。この日は、早朝に、新潟始発上野行き「あさひ」も運転されたそうで、なかなか憎い演出である。上越新幹線は、東京と新潟とを結ぶだけでなく、越後湯沢からほくほく線に乗り継ぐ事で北陸方面への速達ルートとして、さらに東北新幹線と同様、近距離の通勤輸送にも力を入れている。高崎から分岐する長野(北陸)新幹線と合わせて、上越新幹線の更なる発展に期待したい。
| 固定リンク | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 西武鉄道 小田急電鉄と東急電鉄からサステナ車両を導入へ(2023.09.26)
- 西武多摩川線 101系251Fの甲種輸送を撮影する(2023.09.24)
- E217系Y-2編成の廃車回送を撮影する(2023.09.12)
- 西武多摩川線へ向かう101系245Fの甲種輸送を撮影する(2023.09.20)
「鉄道:JR東日本」カテゴリの記事
- E217系Y-2編成の廃車回送を撮影する(2023.09.12)
- E491系 上野東京ラインを検測(2023.08.21)
- 185系「足利大藤まつり号」とE257系の特急列車を撮影する(2023.05.31)
- 「SLレトロみなかみ号」と「EL横川ナイトパーク号」を撮影する(2023.04.27)
- 中央本線 残堀川橋梁を訪ねる(2023.04.09)
コメント
上越新幹線記念列車は土曜日だったんですね。非番だったら行きたかったですね。僕にとっては、上越新幹線は、田舎が新潟県なので、上越線のL特急ときや急行佐渡等の時に馴染みの有る車両たちだつので、上越新幹線にバトンタッチされた時は悔しがったですね。L特急ときは新幹線に名を譲ったけど、ときの名は、残った事自体喜ばないとと思いましたね。これからも末永く走り続けて欲しいね。
投稿: たけしー | 2007/11/11 11:40
たけしーさん、コメント有難うございます。
新潟出身となりますと、やはり「とき」と言う列車名には、特別な想いがあることと思います。上越新幹線は、開業25周年を迎えましたが、新潟行き列車の名前である「とき」は、これからも未来に向けて羽ばたいていく事でしょう。形は変わっても、この列車名はいつまでも残してほしいですね。
投稿: TOMO | 2007/11/11 13:13
6月23日に大宮ー盛岡間で運転されたやまびこ931号で使用された車両をそのまま使っていたんでしょうか??それとも一旦、元のツートンカラーに塗り替えて定期運用に就いていたとか。疑問は残るばかりです。
東北・上越新幹線では現在で何本の200系が運用に就いているかも疑問です。
投稿: mi-ha- | 2007/11/11 15:25
mi-ha-さん、コメント有難うございます。
まず、今回の祝賀列車に使用されたK47編成ですが、6月の東北新幹線開業25周年記念列車充当後も、このカラーで営業運転に就いていました。時々、このカラーの目撃情報も挙がっていたんですが、私自身は、一般運用を撮る事はできませんでした。今後も、次の検査入場時まで、このカラーで走ってもらいたいものですが、果たしてどうなりますか。
なお、手元にあるJR電車編成表’07夏号によりますと、現在、200系で営業運転に就いているのは、いずれもリニューアル工事を受けたK編成でして、全部で11編成が存在しているようです。
投稿: TOMO | 2007/11/11 19:39
こんばんは。
私も、この日は寝坊してしまったことと直接尾久に向かってしまいましたので、上越新幹線の臨時列車は撮影できずじまいでした。
リバイバルカラーの200系を使用するのはわかっていましたが、6月の東北新幹線25周年と同じ装飾のようですね。
私の父は新潟出身なもので、このカラーの200系は上越新幹線で乗車しました。早いもので、四半世紀が過ぎてしまったのかと改めて思う次第です。
投稿: Kaz-T | 2007/11/11 22:21
Kaz-Tさん、コメントありがとうございます。
私の場合、田舎暮らし(笑)なものですから、尾久よりも大宮の方が短い時間で行けますので、何とかギリギリ間に合いました。
お父様が新潟出身と言う事ですと、やはり新潟に対する想いが強いでしょうね。今回の記念列車、仰るとおりヘッドマークに関しては、6月の東北新幹線の時と同じ装飾でして、大宮までの道中、その事を知った時はガッカリしてしまったのも事実です。しかし、大宮駅の発車案内機には、当駅始発の文字と、開業25周年に合わせた列車名でもある「とき25号」の組み合わせがしっかりと表示されており、この写真が撮れたことは、祝賀ヘッドマークつき車両を撮った事よりも意味があったと私は思っています。
それにしても、25年の歳月と言うのは、本当に早いですね。そう感じると言う事は、お互い歳を取った証拠でしょうか。(笑)
投稿: TOMO | 2007/11/12 02:05
早朝、新潟発の「あさひ」が同じ編成で運転され、そちらは
新潟駅で撮影しましたが、折り返し大宮発の「とき」が運転
されたことを、こちらを見るまで知りませんでした(時刻表
掲載でありながら)。
「とき25号」で新潟到着後、この日、一般公開されていた
新潟新幹線車両センターに回送され、E2「あさま」、E4、E1と
並んで展示されていました。
投稿: GO | 2007/11/12 22:42
GOさん、コメントありがとうございます。
ブログを拝見しました。早朝の新潟発「あさひ」をしっかりと記録されていますね。大宮開業25周年なのに、上野行きで運転されたのは、ご愛嬌でしょうか。
リバイバルカラー編成は、しっかりと新潟新幹線車両センターの公開で展示されていたんですね。今に残る歴代の新幹線車両が並べられて、さぞ盛り上がったのではないでしょうか。こう言うイベントは、毎年継続して行ってほしいですね。
投稿: TOMO | 2007/11/13 12:55