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西武 30000系甲種輸送を撮影する 前編

お待たせいたしました。それでは、これより、西武鉄道30000系の甲種輸送を撮影記を書いていきます。

1月27日、私はJR東海エリア内を走る西武鉄道30000系の甲種輸送列車を撮るために、静岡方面へと出掛けたのだが、JR東海エリアに入ってすぐ、EF64 2牽引の工臨に遭遇。そのまま工臨を追跡し、用宗駅でEF64 2号機の単機回送を撮り終えた頃には、もうクタクタとなってしまった。しかし、本番はこれから。もう1回気合を入れなおして、焼津駅へと向かう。

道中、ホームライナー浜松5号さんより、この時間帯の焼津駅は、お天気が良いとマンションの影が出てしまい、台無しになってしまうと聞いた。天気は微妙な按配。現地へ着いてみないと全く解らないと言う不安な状況の中、焼津駅に到着すると、マンションの影は無く、一安心。さらに、ホームの東京方には誰もいなかった事から、撮影がとてもしやすい状態となっていた。私は、早速撮影準備を開始する。そして待つ事およそ15分。前方より、EF66に引かれた30000系が、ゆっくりと焼津駅構内に入ってきた。

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EF66 112号機に引かれ、西武30000系が焼津駅に到着。

30000系甲種輸送列車は、ここ焼津駅で7分ほど停車する。この間に、各車両を1両ずつ撮影していこうと言う作戦なのだが、ここで停車時間中にやって来る普通列車に乗ることで、静岡まで先回りをする計画だった事から、撮影時間は、実質3分ほどしかない。まさに時間との戦いだ。まずは1両ずつ撮影してみた。

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1号車 クハ38101

30000系は、これまでの車両と異なり、千の位が両数、百の位が号車を現わすようになっている。従って、今回のトップナンバー車は、38101Fと言う事になるのだろう。

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2号車 モハ38201

弱冷房車となるのだが、従来の車両とステッカーも違うようである。

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3号車 モハ38301

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4号車 サハ38401

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5号車 サハ38501

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6号車 モハ38601

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7号車 モハ38701

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8号車 クハ38801

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8号車側より編成全体を見渡す。

ここまで撮影した時点で、後方より乗車予定の313系上り普通がやって来た。先頭車両に乗ろうとするが、普段は空いている3両編成の普通列車が、甲種輸送追跡のファンでかなりの混雑となっている。先頭車両の真ん中の扉からどうにか乗り込んで、静岡へと向かう事に。そして静岡に到着すると、ホームの東京方は、まだ殆ど人がいなかった。私は、ホームの東京方先端に陣取り、30000系の通過を待つ。

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静岡駅を通過!

ここでは、機関車側も撮影したのだが、人の多さと光線の悪さで失敗。その代わり、後ろは順光だったこともあり、絶対に逃さないつもりで撮影した。

この後、30000系は静岡貨物駅で長時間の停車があるので、もう1回、先回りする事ができる。ホームライナー浜松5号さんとお仲間の方からのアドバイスで、興津~清水間の清見寺踏切で撮影する事にした。この場所は、以前から注目していたのだが、撮影するのは今回が初めて。興津駅から線路沿いに15分ほど歩くと到達できると言う事で、思ったよりも気軽に撮影する事ができた。普通列車でリハーサルをして待つ事およそ15分。30000系の甲種がやってきた。

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興津~清水間の清見寺踏切を通過。

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清見寺踏切からの後追い。レオとコバトンが良く目立つ。

この撮影を以って、1月27日の30000系甲種輸送の撮影を終了。短い時間帯ではあったが、3箇所で効率よく撮影する事ができた。清見寺踏切では、普通列車も何本か撮影。こちらに関しては、機会があれば追ってご紹介したいと思っている。

EF64 2牽引の工臨と合わせてサポートしていただいたホームライナー浜松5号さんとお仲間の方たちに、この場を借りてお礼申し上げます。

後編へと続く。

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コメント

レポありがとうございます。
私も静岡地区行きたかったのですがH1編成ファイナル優先してしまい土曜日には行けなかったです。予定なら片浜駅で撮影予定でした。
ここの下りホーム下りかたはバックに小さいながらも富士山が入り昨年特急東海を押さえたとこなんで晴れていたら、とは思ってたのです。
翌日ににっこくで撮影しましたが第一印象は相鉄の車か??とも思いました。

西武の社紋はないのはわかってましたが、新しい社紋もないのですね。

昨日はコテのヤード二番にパン上げ行き先表示でスタンバってました。時間は15時前です。

投稿: なるさん | 2008/01/30 10:19

 こんにちは。
 いよいよ出てきましたね、30000系。
 しかしまぁ。。。カマが汚ねぇ…f(+_+;)
後ろが綺麗なだけに、目立つこと目立つこと…機関車が可哀想になりました。
チョッとは洗車しろよ>吹田機関区

投稿: 痛勤形酷電 | 2008/01/30 18:29

レオとコバトンの両乗務員が“乗務”している事が爆笑ものなんですが、私からのコメントは清見寺踏切を。

私の愛読書「日本の“珍々”踏切」によると、あの「裸の大将」こと山下清画伯も訪れたらしいこの踏切は何と!お寺の境内のど真ん中に所在している……つまりお寺の境内を線路がぶち抜いちゃっている様ですね。当のお寺の住職さんには憤慨モノの光景だとは思いますが、明治時代を象徴(廃仏毀釈、富国強兵、鉄道敷設etc.)するようなこの踏切、私的にはいっぺん見に行きたいです。

投稿: あしがら&さがみ | 2008/01/30 20:56

なるさん、痛勤形酷電さん、あしがら&さがみさん、コメント有難うございます。

なるさん>
片浜駅、あそこは撮影しやすい駅ですね。私も113・115系が現役だった頃は、良くこの駅で撮影しました。おそらく、この日も片浜で撮影した人は多かったのではないかと思います。片浜駅下りホームは、うまく撮ると富士山とのコラボが楽しめるんですね。

痛勤形酷電さん>
30000系、ついに出てきました。当日、牽引を担当したEF66 112号機、焼津駅でご一緒した方達からも、「酷い顔だなあ」と言うような声が聞かれました。

あしがら&さがみさん>
清見寺踏切の解説有難うございました。確かにあの本でも紹介されていましたね。今回、初めてこの場所を訪れましたが、実に良い所でした。清見寺踏切へは、興津駅から線路沿いの細道を歩いて徒歩15分ほどの所です。是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?

投稿: TOMO | 2008/02/01 01:55

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