東急6000系甲種輸送を撮影する
今日も3月20日のお話から。
米タン撮影後は、一旦地元へ帰り、散髪などを済ませて、再び外出する。お目当ては、この日設定されていた、東急6000系の甲種輸送である。3月28日に実施予定のダイヤ改正より、東急大井町線の急行電車としてデビューする6000系。弊ブログでは、2007年12月25日付記事にて、夜の八王子に停車中の第1編成の様子を取り上げたが、輸送中の姿は、これまで一度も撮影する事ができなかった。そして、ついに最終増備車である第6編成の輸送が、祝日である3月20日に実施される事になった。6000系甲種の撮影は、これが最後のチャンスとなる。
とりあえず、時間に合わせて南武線の西国立へ向かう。直前まで府中本町と悩んだのだが、ダイヤと天候状況を考慮すると、この場所がベストと言う結論に達した。待つ事およそ5分。前方よりEF65に牽引された東急6000系が近付いてきた。
昨日は、東急6000系の最終増備車、第6編成の甲種輸送が実施された。
JR貨物の3色更新カラーを纏ったEF65 1065号機に牽引されてきた6000系第6編成。今ではごく普通の機関車になってしまった1065号機であるが、数年前までは、JR貨物の試験塗装を纏っており、実にユニークな機関車だった。
この場所では、後ろ向きも撮影しておく。過去の甲種輸送でもそうであったが、6000系は、先頭車を中間封じ込めにしているため、先頭車の独特の表情は、この場所では拝む事ができない。しかし、中間車が表に出る事は、営業運転後はまずありえないので、こんな姿が撮れるのも、甲種輸送らしい光景ではある。
後ろ向きも撮影。
西国立での撮影はこれで終了。後続の立川行きで立川へと出るが、電車の待ち時間の間に、駅前に聳え立つマンションを見る。ここに以前、立川機関区と言う機関車のねぐらがあったのだ。立川機関区が廃止されたのは、国鉄時代の話であるから、既に廃止から20年以上前になる。おそらく20代前半ぐらいまでの鉄道ファンの方は、ここに機関区があったことを知らないと言う人が多いだろう。ED16やEF15が留置されていた頃が懐かしい。
さて、思い出に更けている間に、立川行きが到着。早速乗り込んで立川に着くと、まだ東急6000系が停まっていた。ここで、もう一度撮影をする事に。
中間に封じ込められた2両の先頭車。
立川駅で出発を待つ東急6000系甲種輸送列車。
この撮影からおよそ3分後、6000系は、この日の最終目的地である八王子を目指して出発して行った。
昨年12月から続けられてきた6000系の搬入も、これで一区切り。あとは、3月28日の営業運転開始を待つばかりとなり、東急の新車搬入も一息つくかと思いきや、来月からは、目黒線用の5080系の増備が再開されるという。こちらも、日吉までの延長開業用として、暫く増備が続くものと思われる。タイミングが合えば撮影したいところであるが、果たして撮影する事が出来るだろうか。
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