秩父路に関西線出現!秩父鉄道1000系がウグイス色に
秩父鉄道では、昨年より、旧国鉄101系を改造した1000系に、懐かしい国電カラーを復刻させている。2007年9月登場のオレンジを皮切りに、10月にスカイブルー、11月にカナリアが登場。3色勢揃いの時点で打ち止めかと思ったのだが、2008年の4月、なんとウグイス色が復活する事になった。ウグイス色と言っても、101系が山手線を走っていた時はカナリア色であり、今回、秩父鉄道が再現したのは、なんと関西線仕様。しっかり前面に警戒色の黄色いラインが入っている。
ウグイス色編成登場を記念し、初日となる4月5日には、これまで同様、熊谷~影森間に、この編成を使用した臨時急行が1往復運転される事になった。ダイヤも、これまでの復刻編成と同様である。と言う事は、カナリア編成復活の時のように、和銅黒谷駅(4月1日より黒谷駅から和銅黒谷駅に駅名を変更)で3色並びが見られるのだろうか。密かに期待して、和銅黒谷を目指してみた。
所沢から秩父鉄道直通の快速急行に乗り込み、まずは西武秩父へ。直通電車をあえて西武秩父で下車したのは、御花畑駅で秩父鉄道の1日乗車券を購入したかったからである。西武秩父駅から徒歩で秩父鉄道の御花畑駅へと移動。スカイブルーの1001Fによる熊谷行きで、和銅黒谷駅に到着したのは、臨時急行通過のおよそ2時間前、10時10分の事であった。
秩父路に出現した関西線色を撮影するために、スカイブルーの1001Fで和銅黒谷へ。
この時点で、今回も和銅黒谷駅近くの踏切には、各架線柱にロープが張られており、3色並びがありそうな予感が。しかし、この時点で集まっていたのは僅か3名。おそらくは、桜のトンネルとも言われる長瀞~上長瀞間に行った方も多かったのかもしれない。とりあえず踏切へ急ぐ。前回の3色並びの時とは信じられない光景であった。先客3名の中には、よく見ると、弊ブログと相互リンクを組んでいるKaz-T's blog レインボーラインの管理人、Kaz-T氏がいらっしゃった。とりあえず、ご挨拶した後、この踏切で2時間を過ごす事に。
そして12時14分頃、静かに儀式が始まった。まずは、前方から1000系オレンジ編成による下り各停が到着。続いて後方からやって来たのは、カナリア編成だった。これで3色並びは確定である。
和銅黒谷駅に到着した1011Fオレンジ復刻編成と、1012Fカナリア復刻編成。ここで国電復刻カラー第4弾、ウグイス色の1009Fと出会う儀式が始まろうとしている。
3色並びの瞬間まであと僅か。自然と緊張感が増してくる。そして、前方よりウグイス色の編成が迫ってくるのが見えてきた。
ウグイス色の1009Fが接近。まずは1012Fとの並びから。
前回のカナリア編成のときは、かなりゆっくりとしたスピードでの通過だったが、今回は、その時よりはスピードが出ていた。その為、カメラの操作も忙しくなる。先程の2色並びに変わり、今度は3色並びの撮影に移る。
そして3色勢揃い!
今回は3色並びが無いんじゃないか?と一度は思ってしまったのだが、こうやってしっかりと3色並んでくれた。前回同様、秩父鉄道さんには頭が下がる。欲を言えば、ウグイス復刻編成のヘッドマークは、無い方が良かったのだが、これは仕方ないか・・・
さて、黒谷駅での撮影後は、1009Fの臨時急行の終点である影森駅へ移動する。12時50分頃に到着すると、既に1009Fは構内の側線へ移動していた。
一般色車と並ぶ1009F。
今度は1009Fのみを撮影。
留置中の西武4000系との並びも撮影。(敷地外より撮影)
この撮影を以って影森駅での撮影を終了。今度は折り返しの上り急行を撮影するため、上り電車で先行する。目的地は、前回同様、カナリアの1012Fと離合する波久礼駅である。今回も国鉄色同士の並びを撮ろうと言うファンがここも多かったが、和銅黒谷駅同様、ここも前回ほどは多くなかった。
まずは1012Fの三峰口行きが到着。
ウグイスの1009Fが波久礼駅を通過。
この後、私はこの場所でSLさくら号を撮影して、波久礼から撤収。下り列車で御花畑へと向かい、西武秩父駅の仲見世通りで休憩。三峰口発の4000系快速急行に乗車して帰宅した。
さて、国鉄色が4編成となった秩父鉄道の1000系。来月には、広瀬川原の車両基地で恒例の一般公開が開かれる事になっている。国鉄色1000系の展示もあるとの事。果たして、4編成勢揃いを見る事ができるだろうか。
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コメント
TOMO三こんにちは。ウグイス色登場ですか。和銅黒谷駅の関係とはいえ、大きな変化ですね。いい節目に秩父鉄道は粋な計らいをしましたね。これからも、急行「さくら」号に、SLパレオエクスプレスに、国電1000系に、秩父鉄道はまだまだ見逃せないですね。
投稿: オグリキャップ | 2008/04/06 18:49
撮影お疲れ様です。
今回私は、往路乗車で復路撮影のスケジュールを組んだのですが、波久礼駅ではどうやらご一緒だったようですね。TOMOさんが下り列車に乗車する前は近くのベンチで座っていた男が私でしたが、今回も挨拶できず大変失礼しました。
投稿: 虹色 | 2008/04/06 23:05
ご無沙汰です・・・
確かにこのヘッドマーク、カッコいいよりは「笑える」系かも。
個人的にはウグイスよりはウマオイ色だと思うんですけどね(笑)
投稿: 舞 | 2008/04/06 23:36
ご無沙汰しております。
昨年、3色揃った時から次は黄緑色をという期待をしておりましたが、こんなに早くに実現するとは。秩父鉄道の粋な計らいに頭が下がる思いであります。
何とかして見に行きたいものかと~
投稿: msyk | 2008/04/06 23:54
皆さん、コメント有難うございます。
オグリキャップさん>
オレンジ・スカイブルー・カナリアに次ぐ第4弾として、今回待望のウグイス色がデビューした訳ですが、次の日曜日には、1513列車に聖神社春季例大祭祭典を記念したヘッドマークを掲出して運転されるそうです。この列車には、国鉄色のどれかを充当となっていますが、何となくウグイス色編成を充当するような気がします。
虹色さん>
ブログ拝見しました。今回も波久礼でご一緒だったようですね。私も気が付けば良かったのかな?今度見かけたらお気軽に声を掛けてくださいね。
舞さん>
このヘッドマークですが、これまでに復活した国電塗装の編成を見ますと、どの編成も同じデザインのマークを付けています。今回のウグイス色は、前面の警戒帯が特徴なので、あんまりマークは付けてほしくなかったんですが、仕方ないかと言う気もします。
ウマオイ色、確かにそちらの方がイメージが近いかもしれません。ただ、黄色の電車もデビュー当時は「カナリア」と言っていましたから、対抗して鳥の名前にしたのかもしれませんね。
msykさん>
今回の秩父鉄道のリバイバルカラー、関西在住の方には、とても懐かしさを感じられたのではないでしょうか。上京の際には、是非とも秩父鉄道まで足を伸ばされる事をお奨めいたします。
投稿: TOMO | 2008/04/08 02:11
こんばんは。当日はお疲れ様でした。今回も和銅黒谷駅での3色の並びが見られましたね。今回もあるんじゃないかと予想はしたんですが、結局乗る方を取って車内から眺めました。
ウグイス色は関東では馴染みがないので、正直これはやらないだろうと高をくくっていましたが、見事に裏切られました(^_^;)。しかし、両端に異なるデザインのヘッドマークを取り付けるなど、秩父鉄道さんの尽力には頭が下がる思いですね。来月には広瀬川原でイベントもありますので、こちらも楽しみです。
投稿: mattoh | 2008/04/17 22:31
mattohさん、コメント&トラックバック有難うございます。
当日はお疲れ様でした。わずか二駅ではありましたが、ご一緒できて良かったです。
101系、仰るとおり、関東ではオレンジとカナリアのイメージが強いですから、関西線色までは出ないだろうと私も思っていましたので、今回の関西線色復活には正直驚かされました。
これで広瀬川原のイベントが楽しみになってきましたね。国鉄色4色並びに期待しましょう。
投稿: TOMO | 2008/04/18 13:03