« 城東貨物線 淀川橋りょうを訪ねる | トップページ | JR東西線にも進出した321系 »

おおさか東線に乗る

さて、城東貨物線の淀川橋りょうでの撮影を終えたあとは、再びぱらくま氏の車に乗り込み、先に進む。途中、昼食休憩を挟み、放出駅へ。駅近くの駐車場に車を停めて、ここから3人でおおさか東線に乗り込むことになる。

放出駅は、おおさか東線の開業に合わせて、大幅に改良工事が行われた。島式ホーム2面4線のうち、内側2線を、おおさか東線が使用する。早速、久宝寺行きが発車する2番線に向かうが、ちょうど列車が出発した後で、しばらく列車を待つ事になる。数分後、久宝寺からの列車が3番線に到着。ホームの先端から入線シーンを撮る事にした。

Img_215970003

城東貨物線淀川橋りょうで撮影した後は、いよいよおおさか東線に乗り込む。まずは放出駅ホームより、おおさか東線の列車を撮影してみた。

久宝寺からやって来た列車は、放出駅3番線に到着後、一旦京橋方に引き上げ、再び2番線に入線し、久宝寺行きとなる。

2008_04_13_0100001_2

放出駅に到着したおおさか東線の列車。この後、引き上げ線へと向かう。

そして、我々が乗車する久宝寺行きが2番線にゆっくりとやって来た。入線して来たのは、大和路線と共通運用となっている奈良電車区の201系。おおさか東線の主力車両とも言える。おおさか東線の普通列車には、201系の他、同じ奈良電車区の103系が入線する事もあるが、この日は、日中の普通電車には全て201系が使用されていた。ウグイス色の201系も、関西ではすっかり定着したようである。さらに、おおさか東線には、奈良から尼崎まで、おおさか東線経由で運転されている「直通快速」も運転されているが、この列車には、宮原総合運転所の223系6000番台車が使用されている。

間もなく出発と言うときに、前方よりDD51がやって来るのが見えた。おおさか東線として開業したこの区間も、城東貨物線の一部。と言うことで、当然の事ながら、旅客列車の合間に貨物列車も走っているのである。

Img_216020004

発車直前にやって来たDD51。

DD51の通過後、久宝寺へ向けて出発。とりあえず、先頭車両に乗り込み、前方の景色を眺めていく事に。一駅目の高井田中央駅は、大阪市営地下鉄中央線に、2駅目のJR河内永和駅では近鉄奈良線に、3駅目のJR俊徳道駅では、近鉄大阪線と3駅連続して他社線との乗換えが可能となる。沿線のどこかで走行写真を撮ろうと思っていたのだが、これまでの3駅はいずれも撮影不向きで、ようやく4駅目となるJR長瀬駅が撮影に適しているとの事で、ここで一旦下車。ホームの久宝寺方で撮影をする事にした。

Img_216040005

JR長瀬駅まで乗車した久宝寺行きを後追い撮影。

Img_216070006

JR長瀬駅に進入する放出行き。

上下1本ずつを撮影した後、後続の電車で先を目指す。JR長瀬と次の新加美駅との間には、百済へと向かう貨物線との分岐点があった。

Img_216090007

百済へと向かう貨物列車は、ここから右へ分かれていく。

終点の久宝寺まで乗りとおしたが、この久宝寺駅も、放出駅同様、2面4線の内側2線をおおさか東線が使用していた。しかし、久宝寺駅の場合は、放出駅とは状況が違い、内側2線には、大和路線の快速電車が頻繁にやって来る。実は、おおさか東線のダイヤが等間隔になっていないのも、この久宝寺駅の線路配線が影響しているようである。

Img_216120008

久宝寺駅に進入する大和路線の「大和路快速」

2008_04_13_0150002

久宝寺駅は、おおさか東線開業に合わせて、大和路線の快速電車が内側線発着に改められた。

この後、久宝寺駅からは、再びおおさか東線の列車に乗り込み放出へ。そして放出からは、学研都市線(片町線)に乗り換えて京橋へと向かった。京橋へ向かった理由は1つ。尼崎からやって来る、奈良行きの「直通快速」を撮影するためである。この「直通快速」には、宮原総合運転所の223系6000番台車が使用されるのだが、同車の最大の特徴であるダブルパンタ姿で走るのは、JR東西線の尼崎~京橋間のみ。そこで、前パン上昇姿で入線してくる姿を撮ろうと、京橋で待機する事にしたのである。待つ事およそ15分。8両編成で8個のパンタを上昇させた223系による直通快速が京橋へとやって来た。

Img_216390009

223系6000番台車使用の奈良行き「直通快速」

我々は、この直通快速に乗り込み、放出へ戻ることにした。最後尾車両に乗車したが車内はガラガラだ。ガラガラの車内で気が付いたのだが、この車両、もともとは、223系2000番台車で落成している。後に、ブレーキ性能などを221系に合わせた6000番台化が行われており、2000番台車としては営業運転に就かなかった様である。車内の車番プレートは、2の部分を急遽6に張り替えた痕跡がはっきりと解るようになっていた。

2008_04_13_0230001

車内にある車番プレート。「6」の部分を張り替えた痕跡がはっきりと解る。

鉄道ダイヤ情報2008年5月号によると、この223系6000番台車は、各編成とも朝夕に奈良~尼崎間の直通快速に使用する以外の運用は無く、昼間はJR宝塚線(福知山線)の塚口や新三田で昼寝している状態だとか。何とも勿体無い車両である。

放出駅に到着後、223系を見送り、再びぱらくま氏の車へと乗り換えた。


| |

« 城東貨物線 淀川橋りょうを訪ねる | トップページ | JR東西線にも進出した321系 »

鉄道」カテゴリの記事

鉄道:JR西日本」カテゴリの記事

鉄道:JR貨物」カテゴリの記事

コメント

 こんばんは。おとといおおさか東線に乗って来ましたが、この日は201系と103系の両方運用に就いていました。途中JR河内永和駅で降りたため、出来れば両方乗りたかったところでしたが、結局やってきたのは201系でした。

 201系も首都圏ではだいぶ編成数が激減し、見る機会も少なくなりましたが、比較的車両を長持ちさせるJR西日本ではまだまだ見ることが出来ますね。特に最近は関東では見られないウグイス塗装もあり、カラーバリエーションが多くなりました。

投稿: mattoh | 2008/04/23 22:55

mattohさん、コメント有難うございます。

早速「タイトル防衛」を達成されたようですね。しかも、おおさか東線では103系が営業に就いていましたか。何とも羨ましい限りです。手元にあるJR電車編成表08冬号によると、201系の進出により、奈良電車区の103系は、6両編成が3編成しかないようです。ですから、おおさか東線で見られただけでも運が良かったということになるのではないかと思います。

私は103系に乗ることはできませんでしたが、中央線で慣れ親しんできた201系に、おおさか東線で遭遇する事ができ、ちょっと嬉しかったです。と言っても、JR西日本の車両はリニューアルを受けているので、だいぶ形が違っていますが・・:

投稿: TOMO | 2008/04/24 23:31

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: おおさか東線に乗る:

» 2008年の汽車旅2-4 [岸田法眼のRailway Blog.]
「意外だ」  と思いながら、尼崎7番のりばへ。尼崎はレールファンの姿を何人か見かけた。JR東西線の開業でホームは4面9線にパワーアップ!! 大阪が改良工事のため、5面10線に縮小されているから、一躍交通の要衝になったという感じだ。ちなみに8番のりばの外側にEF210の貨物列車が停車。新快速などの待避を行なうため、しばらく休む。 5・6番のりばではJR東日本253系に似ている321系がそろい踏み。2008年3月14日(金曜日)から、321系はJR東西線及び片町線に乗り入れるようになった。ちなみに片町線... [続きを読む]

受信: 2008/04/28 01:38

« 城東貨物線 淀川橋りょうを訪ねる | トップページ | JR東西線にも進出した321系 »