身延線の臨時特急「80周年みのぶ号」と「しだれ桜号」を撮影する
さて、身延線での撮影は、683系の団臨がメインではない。この日の主役は、あくまでも373系だった。
前記事でも触れているように、3月30日、身延線は開業80周年を迎えた。JR東海では、節目の記念すべき日に、静岡~身延間に1往復、臨時特急「80周年みのぶ号」を運転した。鉄道ダイヤ情報の臨時列車運転情報によると、373系にシール式ヘッドマークを貼り付けて運転との事。373系の場合、ヘッドマークが小さい事から、車両主体の撮影にしないと目立たない。また、雨が降ってきたこともあり、撮影場所は西富士宮までのどこかで駅撮りと決めて、西富士宮行き電車に乗り込む。結局、行き着いた場所は、源道寺駅だった。ここは、下りホームの甲府方に上屋もあり、更には待合室もある。待機するには絶好の駅なのである。
源道寺駅には、「80周年みのぶ号」の通過15分ほど前に到着。今度は余裕がある。いつでも撮影できるように準備だけは整えて待つ事にした。そして、ほぼ時刻どおりに列車がやって来た。
3月30日で開業80周年を迎えた身延線。80周年を記念し、静岡~身延間に臨時特急「80周年みのぶ号」が運転された。
「80周年みのぶ号」は、語呂合わせなのか、F8編成を充当。そして、身延駅では乗務員への花束贈呈を行ったらしく、クモハ373-8の乗務員室内には、花束も見えた。
後ろ側も撮影。
このアングルから見ると、最後部車両のクハ372-8の側面に、何かステッカーが貼られているのが解る。これも80周年をアピールしたものだろう。70周年の時には、115系1本を、デビュー当初のワインレッドカラーにしたり、165系を使用して、急行「富士川」のリバイバル運転もしたのだが、それから比べると、かなり地味ではある。しかし、今の現状から考えると、JR東海も、やれる事は全てやったと言う印象に見える。
さて、この後は、臨時特急「しだれ桜号」の撮影となるのだが、まだ1時間以上先になる。外は雨が酷くなってきており、屋外での撮影は困難。とりあえず、一旦西富士宮まで乗ってみて、後の予定を考えることにした。西富士宮駅では、身延線80周年を記念し、写真展と言う大げさなものではないものの、昔の身延線の写真を飾っていた。165系急行と62系アコモ車の交換シーンなんかもあり、私も思わず見入ってしまった。
結局、西富士宮からは、富士へ逆戻り。富士駅構内で東海道本線の車両を観察しながら、身延線の臨時特急を待つ事にした。
富士駅に到着する静岡行き「ふじかわ8号」。
F10編成充当の定期列車「ふじかわ8号」は、3両とも混んでいた。特急「東海」が廃止された今、373系の運用には多少の余裕がある筈。「ふじかわ」はおおむね好評のようだし、季節によっては、臨時列車増発や、定期列車への増結など、柔軟な対応を望みたいところだ。
臨時の「しだれ桜号」は、F14編成充当。
「しだれ桜号」を撮影したのは、今回が初めてではない。ここ数年は、この時期に必ず運転されている臨時列車なのだが、ヘッドマークは運転開始当初と変わらぬ姿である「臨時」幕。しだれ桜のイラストの入ったマークを出したりすれば、面白くなると思うのだが・・・ちなみに、乗車率のほうは、「ふじかわ8号」から比べると少なめだが、座席は結構埋まっていた。
この撮影を以って、身延線の撮影を終了。帰りは在来線で帰宅することにした。
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