東急5000系の甲種輸送を撮影する
さて、東十条で「エアポート常磐号」の回送を撮影したあとは、京浜東北線を使って一気に鶴見を目指す。
この日、祝日でありながら、東急車輛から東急5000系電車の甲種輸送が設定されていた。東急の5000系シリーズは、その後に登場した6000系や7000系も含めると、今や東急線内のほぼ全域で見られる車両にまで発展した。今回は、その元祖とも言える田園都市線用の5000系車両の増備で、民鉄車両では唯一の存在となる6ドア車両も含んだ11両が輸送される事になっていた。そして、もちろん今回も逗子(神武寺)~新鶴見間は、DE10による牽引となる筈。となれば、DE10が11両もの通勤車両を牽引する姿はしっかり記録しておきたい。そう思って鶴見へと向かったのである。
移動中、鶴見駅はそれほど混んでいないのではないか・・・と考えていたのだが、現地へ着くと、私の考えが甘かった事を思い知らされる。それもその筈。私が鶴見駅に到着したのは、甲種輸送が通過するおよそ10分ほど前の事であるが、到着より更に10分ほど前には、「やまなみ」「せせらぎ」の混色編成の回送も通過しており、情報を嗅ぎ付けたファンが殺到したようで、鶴見駅ホームの横浜方先端付近は、かなり多くのファンが集結していた。とりあえず、私とちろ氏は、ホームの中程から長玉を使用して撮影する事にして待機。試行錯誤を繰り返しながら待っていると、前方より赤いDE10に牽引された東急5000系が現れた。
珍しく祝日に実施された東急5000系の甲種輸送。鶴見駅のホームは多くのファンが集結した。
神武寺から牽引を担当してきたのは、新鶴見機関区に所属するDE10 1566号機。正面のナンバー部分が赤くなっており、このタイプは九州地区に在籍していたDE10やDD51で良く見られた事から、九州タイプと呼ばれる事もあるようである。
目の前を通過していく5000系を見渡してみると、珍しく最後部に先頭車が顔を出している事を発見。駅舎の柱が邪魔ではあるが、後追いも撮影してみた。
最後部車両が先頭車だった事もあり、後追いも撮影してみた。
東急5000系の甲種は、この鶴見駅での撮影を以って終了としたが、列車そのものは、新鶴見からEF210に交代して八王子へ向かい、ここで6両と5両に分けた状態で停泊。4月30日と5月1日の2回に分けて長津田へと向かった。
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武蔵野情報館さん
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コメント
5000系の甲種ですか、この調子で行くと東急8500系8606Fか8612Fが置き換わるのでしょう。検査期限切れ間近ですしね。5000系のスカート無しもちょっと変わったイメージがあっていいと思います。8606Fですが、8500系では非常に貴重な幕式の車両なので沢山撮りたいところですが、鷺沼へ疎開留置されていますので5116Fが入線したらどちらも廃車でしょう。
今年度、多数の8500系が5000系に置き換わるようです。来年度までには、あと20編成が増備される事となっています。来年度末には5135Fまでが登場するとは思いもしませんでした。あの、衝撃の大量増備の発表後あまり大量増備の気配を見せていませんでしたが、この5115Fの搬入された事で5000系大量増備の足音が聞こえてきたように思いました。
それにしても、東急5000系列がこの東急線(世田谷線以外)の全域に渡って増備されてきたのはコストが安い事と、東横線には8000系が沢山あったのが置き換えの要因で、副都心線の影響も有るのかは分かりませんが全廃してしまいました。8500系も今後大量の置き換えがなされますので、撮影しないとあっという間にレア車となると思います。とくに、8614Fは要マークですね!
長文失礼しました。
投稿: ユーブ | 2008/05/02 20:35
ユーブさん、コメント有難うございます。
最近の東急は、車両更新のスピードが物凄く早いですよね。来年度までには、5000系を20編成も作るんですか。いやいや田園都市線の8500系も急速に姿を消す事になってしまうんですね。
幼い頃、東急の8000系シリーズには、ちょっとした憧れを感じていただけに、こういう話を聞いてしまうと、何とも寂しいですが、考えてみましたら、既に30年以上走っている車両もあるわけですし、置き換えの時期に突入している訳ですから、当然のことなのかもしれませんね。
投稿: TOMO | 2008/05/03 09:49