JRおおみや鉄道ふれあいフェア2008に行ってきた
さて、24日は、JR東日本大宮総合車両センター、JR貨物大宮車両所合同による恒例イベント、「JRおおみや鉄道ふれあいフェア2008」が開催された。生憎、この日は歯医者の定期健診があったのだが、昼前には開放されたので、一旦帰宅した後、再び外出。新宿でちろ氏と合流した後、湘南新宿ラインで大宮へと向かった。
大宮駅に到着後、イベント会場へ向けて歩き出す。大宮に鉄道博物館が出来てから、大宮総合車両センターの塀にも、JRの電車の写真のパネルが貼られており、鉄道ファンの目を楽しませてくれるような工夫がしてあった。そして、従来より総合車両センター入口付近に展示してあったこの車両も、美しく整備されていた。まずは、この車両から撮影を開始する事にした。
5月24日、今年も恒例の「JRおおみや鉄道ふれあいフェア」が開催された。鉄道博物館オープンに伴い、総合車両センター入口にあったD51 187号機も綺麗に整備された。
会場の入口に差し掛かったのは、13時50分頃の事であった。イベント終了まで1時間半ほどしかない。ここは効率よく回らなくてはならない。今回も足早に回る事になる。
入口で案内図を貰い、どこから回るか考える。まずは右側へと進み、車両展示広場へと向かうが、その際に、台車がたくさん置かれている所を通り掛った。
台車置き場(?)に置かれていた台車。おそらくは205系用のものと思われる。
台車置き場での撮影を終えて、いよいよ車両展示広場へ。今回のイベント最大の目玉車両が私を待っていてくれた。
今回の目玉は何と言ってもEF65 535号機!
3月末まで運用に就いていたEF65 535号機が展示された。私が訪れた時間帯は、南側に「さくら」マークが、北側に「惜別」マークが掲出されていた。
南側に「さくら」マーク、北側に「惜別」マークが掲出されたEF65 535号機。
この時は、短い時間でEF65 535号機の全体をしっかり捉えようと言う気持ちだけで撮影していたのだが、複数のブログの書き込みを見ると、同機の区名札には最終運用の時の惜別仕様の札が差してあったとの事。お恥ずかしい事に、この時は全く気が付かなかった。さらに、午前中は東京機関区の区名札も差してあったそうで、私としては、東京機関区の方が撮ってみたかったが、流石に午前中と言うことでは、この日のスケジュールを考慮しても不可能な話。ある意味、諦めがついた。
北側は、EF58 93号機に「つばめ」のマークも掲出された。
ここで、そろそろE233系1000番台車による構内体験列車の発車時刻となる。最新鋭のE233系との絡みも押さえておいた。
E233系による構内体験列車との一瞬の並び。
EF58 93号機とEF65 535号機との並びに対面する形で、今度は現役の特急形電車が3種類並べられていた。
首都圏エリアで活躍中の特急形電車たち。左側よりE257系500番台、255系、185系。
E257系500番台と255系は、幕張車両センターに所属し、東京駅を拠点に房総半島へ向かう特急列車に活躍している。通常は大宮で見る事はないのだが、今では、幕張の特急車は、この大宮総合車両センターで検査を受けており、今回のように検査入場と言う形で見る事ができる。ちなみに、昨年の構内体験乗車には、E257系500番台車が使用されていた。
ところで、この特急形車両3並び、いずれも先頭車1両のみの展示となっている。と言うことで、普段は見る事ができない、車両連結面も撮影してみる事にした。
E257系500番台車。
255系。
185系。
国鉄時代に設計された185系は、中間も密着連結器となるが、JRになってから誕生した255系、E257系に関しては、中間部分には半永久連結器が使用されている。普段は半永久連結器の形など見る事ができないだけに、良い物を撮らせてもらった。
続いて、隣接するJR貨物大宮車両所へと向かう。こちらにも注目すべき車両が展示されていた。
ED62 17とEF65 1001の並び。
飯田線の貨物輸送に活躍していたED62と、つい最近まで運用に就いていたEF65 1001号機。現役時代、両車が並ぶ事は、おそらく無かったのではないかと思う。
ED62 17号機。
寝台特急「あけぼの」のマークが掲出されたEF65 1001号機。
運転室が公開されたEF210-113号機。
原色を保つDE10 1546号機。
鉄道ファン2008年7月号によると、このDE10 1546号機は、愛知機関区の所属だという。大宮で遠く愛知の車両が見られるとは・・・
入場中のEF65 1117号機。
新鶴見機関区に所属するEF65 1117号機。この車両、以前どこかで撮った事があったなあと思っていたのだが、2006年6月7日に実施された、西武鉄道9105F東急車輛入場の際に、新秋津~逗子間の牽引を担当していた。今現在、同機は、3色の塗り分けになっているのだが、最近の更新車は、2色の塗り分けになっている事が多く、この車両自体、出場後はどのようになるのかも気になった。
塗装を終えたばかりのDE10の車体。まるで模型のようだ。
DD51 856号機。この車両も愛知機関区所属。
DD51 856号機も、どこかで撮影したなと思っていたところ、2006年3月17日に関西本線の弥富駅付近で撮影していた。この時は、青い更新カラーだったので、今回の入場で視認性の高い、赤い更新色への塗り替えが行われている。
車体の一部が外されているDE10。
金太郎の愛称でおなじみのEH500は、13号機が展示された。
東北本線の交流区間で、最後の活躍を続けているED75。今回は1015号機が入場していた。
高崎機関区に所属するEF65 1095号機。
この車両も、2007年2月に京葉線で撮影したときは、3色の塗り分けになっていた。今回の入場で2色の塗り分けに改められたようである。
出場待ち状態のEF65 1075号機。この車両は新鶴見機関区所属である。
さて、そろそろこのイベントも終了時間となる。何やら雲行きが怪しくなってきた。足早に会場を後にし、大宮駅へと向かうが、駅へ向かう途中から雨が降り出してしまった。どうにか小雨のうちに大宮駅に到達する事ができた。そして、ここからはお楽しみの展示車両の入替シーンの観察である。私は11番線の高崎・宇都宮方に移動し、その瞬間を待った。30分ほどしてからだろうか。DE10に引かれた展示車両が、すぐ目の前までやって来た。
入替用のDE10に牽引されるE257系と185系の先頭車。
E257系と185系では、中間の連結器の構造が違う事から、このような連結順に定められていたのだろう。
同じく入替用のDE10に引かれて構内を進む255系。
この撮影を以って、今回の大宮総合車両センターでの撮影を終了。この後は武蔵浦和に行き、仲間数名と飲み会。今年の「おおみや鉄道ふれあいフェア」も無事に終了した。来年は、どんな車両が展示されるだろうか。
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コメント
ともさん、こんばんは。
どうやら入れ替えのときに、近くに私がいたようです。12番線の一番高崎よりにいました。
また、午前中の写真も撮影してあります。
Niftyのほうで投稿があるなら、投稿しますよ。
投稿: 横山正典 | 2008/05/27 20:05
横山正典さん、コメント有難うございます。
大宮ではお近くで撮影されていたんですね。フォーラムの方でも、ぼちぼち書いていきますから、どうぞ宜しくお願いいたします。
投稿: TOMO | 2008/05/28 12:28
TOMOさん、お久しぶりです。最近は西武線の話題ばかりで西武線に生まれてから1度も乗ったことのない僕にはなかなかコメントし辛かったです。その話はさておき、本題に移ろうかと思います。
大宮でE257系500番台、255系、185系を見れる機会はなかなかありませんね。185系なら見飽きる程見ているくらいですが・・・。それにしても185系の活躍は結構長いですよね。2年前には113系が東海道線から退きました。その当時は国鉄を代表する113系が消えるのは非常に寂しかった事でしょう。ただ今でも211系や185系といった、国鉄末期の面影が残っている車両も現役で活躍しています。185系、211系も運用開始から25年近くが経過していますからだいぶ老朽化が進んでいます。211系は数年後の東北縦貫線開業に併せて東海道線から退く予定ですが、解体ではなく新たな任務に就くものも現れるらしいですよ。
そして今年3月のダイヤ改正で、E257系やE351系のライナー運用が廃止になりました。かつては貨物線経由の湘南ライナー1号はE257系での運転でしたが改正後は185系に戻されました。今年から再び、185系の活躍の場が広がったといってもいいでしょう。塗装を変更したのも結構前の話、国鉄時代から活躍していた車両なのでそのうち廃車となるだろうと思いつつ185系の活躍を見守っていこうと思います。
投稿: mi-ha- | 2008/05/28 23:43
mi-ha-さん、コメント有難うございます。
西武鉄道は、私の地元路線でもあり、弊ブログの中心ネタの一つでもあることから、記事にしている数も多いのですが、西武沿線外の読者の方のために、西武以外のネタも混ぜるようにしているのですが、ダイヤ改正を前に西武鉄道も動きが活発となっており、西武ネタが続く結果となってしまいました。ダイヤ改正前の期間限定だと思ってお付き合い頂ければ幸いです。
さて、185系の件ですが、デビューが昭和56年ですので今年で登場から27年。そろそろ後継車種の声が聞こえてきても、不思議ではなくなってきました。特に、東海道線では、同時期に製造された113系2000番台車が撤退しているだけに、新車投入が待ち望まれるところではないかと思います。
ちなみに、この日大宮で展示された185系は、田町車両センターの200番台車。田町の185系を大宮で見ようとすると、「おはようとちぎ」や「ウィークエンドあかぎ」などで顔を出すだけで、それ程見られる車両ではありません。また、今回の入場車は、「はまかいじ」にも運用が出来るように、ATCが取り付けられた異色車両となっています。
投稿: TOMO | 2008/05/30 22:43