春日井で中央線を撮る
では、前の記事に続いて、春日井駅での撮影記、今度は、普通・快速編です。同駅滞在中にやって来た列車は、殆ど撮影しましたが、全部挙げていくと、かなりの量になるので、気になったものだけをアップしていきます。
まず、春日井駅に到着後、「しなの」よりも先に来たのが、臨時快速「ナイスホリデー木曽路」であった。この列車には、大垣車両区の311系4連+313系2連が使用されている。殆どの列車が、神領車両区の車両で運用されている中央線の列車の中では、まさに異色の存在と言えるだろう。
中央線では少数派、311系による快速「ナイスホリデー木曽路」塩尻行き。
かつては、ヘッドマークを掲出しての運転であった「ナイスホリデー木曽路」であるが、ご覧のように、現在では、行先表示の下に小さく「ナイスホリデー」と書かれているだけで、以前の姿を知っていると、少々寂しさを感じてしまう。
名古屋方に連結された313系。
313系の行先表示にも、「ナイスホリデー」と書かれているが、こちらは方向幕の幅が狭いことから、目立たない。
この「ナイスホリデー木曽路」に運用されている車両は、中央線では珍しく大垣車両区の車両であるが、大垣から出庫する際は、名古屋まで快速電車として運用されている。313系5000番台車がデビューしてから、311系は東海道線の各駅停車主体の運用となってしまっているだけに、311系の数少ない快速運用となっている。それだけに、送り込みの快速列車も、しっかりと記録しておきたい列車の1つだ。
「ナイスホリデー木曽路」送り込み列車となる快速名古屋行き。2007年3月25日、尾張一宮駅にて撮影。
「ナイスホリデー木曽路」発車後も、引き続き、普通・快速列車を撮影する。
3113Mは211系4+4。
シングルアームパンタ化が進む211系だが、この編成は前後ともに菱形パンタの車両。シングルアームパンタ車が1両も無いと言う編成を見るのも、だんだん難しくなってきた。
名古屋~多治見間が座席定員制となる「セントラルライナー1号」
座席定員制列車、「セントラルライナー」もすっかり御馴染みの存在となった。313系の特別仕様車での運転となっているが、これが朝夕には、この車両を使用した普通列車も運転されており、211系などの通勤車と混ざって活躍をしている。撮影日は祝日だった事もあり、電車の両数も平日から比べれば少なくなるのだが、それでも撮影中に1本だけ、「セントラルライナー」用車両を使用した名古屋行き各駅停車を目撃している。
「セントラルライナー」用車両を組み込んだ名古屋行き各駅停車。(3116M)
多治見行き3609Mは、211系4連+213系2連での運転。
同じ列車を213系側から見てみる。
本来は関西線用として登場した213系も、313系登場後は、ご覧のように中央線の増結用として使われる機会が増えてきた。2ドア車でトイレなしと言うことで、現場では使い勝手が悪い車両なのかもしれないが、こうやって有効活用されている姿を見ると、213系は増結用として使用されるのが、現状では最も適した使い方なのかなと言う気がする。
神領行き3119M。
お隣の神領止まりと言うこの列車、211系と311系との混結編成となっている。313系には、しっかりと神領の幕があるのだが、211系では、ご覧のように「普通」表示となってしまっている。
同じ列車を313系側から見てみる。しっかりと「普通 神領」を表示。
愛知環状鉄道線直通岡崎行き、4601M。
愛知環状鉄道直通列車は、211系が主体。211系が使用された場合は、ご覧のように正面は「普通」表示となる。
211系と313系を組み合わせた10両編成による快速中津川行き5709M。
211系3連+313系4連による多治見行き3611M。
この後、前の記事でも触れた特急「しなの7号」を撮影したところで、春日井駅での撮影を終了とした。私は、中央線の上り列車で金山へと向かい、そこから名城線に乗り換え栄へと向かった。
| 固定リンク | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 西武鉄道 小田急電鉄と東急電鉄からサステナ車両を導入へ(2023.09.26)
- 西武多摩川線 101系251Fの甲種輸送を撮影する(2023.09.24)
- E217系Y-2編成の廃車回送を撮影する(2023.09.12)
- 西武多摩川線へ向かう101系245Fの甲種輸送を撮影する(2023.09.20)
- ブログ開設19周年(2023.09.06)
「鉄道:JR東海」カテゴリの記事
- ブログ開設18周年(2022.09.06)
- 最後のロクニ ED62 17号機が姿を消す(2021.03.21)
- レール輸送車キヤE195系と遭遇する(2020.07.04)
- JR東海 在来線の新型車両315系の開発を開始へ(2020.01.02)
- 富士川駅にて(2019.03.01)
コメント
初めてこのブログを拝見させていただきました!
管理人様は名古屋などの住人なんですか?
過去の物を見てもしなのなどの名古屋周りの
情報が多いですよね^^
僕も名古屋周辺の鉄道は好きです!
313やしらさぎの681/683なども好きです。
僕のブログも見に来てください。
作りかけの小さなページですが(笑)
それでは
投稿: azusa-No.2 | 2008/05/11 21:24
TOMOさん、こん**は。
JR東海地区は菱形パンタがまだ結構見られますね。
しかも211系の先頭車の幕もJR東日本と違ってLEDでないところがいいですね。
私も名古屋方面に遠征したくなってきました。
投稿: タコ安 | 2008/05/11 22:28
azusa-No.2さん、タコ安さん、コメント有難うございます。
azusa-No.2さん>
私は志村けんで有名な東京都東村山市の出身で、現在でも東村山市に住んでおりますが、名古屋地区の鉄道も好きですし、野球も中日ドラゴンズファンであります。名古屋には年に数回しか行けませんが、名古屋地区にお邪魔した時は、弊ブログで必ずネタにしておりますので、それだけに名古屋地区の話題が多いと感じられたのかもしれません。普段は、JR東日本の中央線や西武鉄道のネタが中心となりますが、今後も名古屋地区の鉄道の話題も取り上げていきますので、どうぞ宜しくお願いします。
タコ安さん>
JR東海では菱形パンタがまだ多く残っているようにみえますが、今回、春日井を訪れた時、211系・213系のシングルアームパンタ化が結構進んでいると感じました。シングルアームの遭遇率もかなり高いです。おそらく、今年中には殆どの車両がシングルアームになってしまうのではないかと思います。
一方、幕についてですが、JR東海では、211系5000番台車を製造した際、最初に登場した車両の側面の行先表示に、LEDを採用しました。しかし、当時は乗客から見難いなどの指摘があったようで、その後の増備車からは幕に戻され、313系も、2006年に登場した車両からフルカラーLEDを使用しましたが、それまではいずれも幕車でした。もし、211系5000番台のLED表示の評判が良かったら、また今と違った動きになっていたかもしれませんね。
投稿: TOMO | 2008/05/12 00:53