JR東日本 東京総合車両センター2008夏休みフェアに行って来た
まずは入口で案内図とうちわを貰い、工事情報の掲示板(普通列車グリーン車の防犯対策工事、列車無線のデジタル化、E217系の更新工事、209系500番台の京葉線への転用改造など)をチェック。そして、奥へと進んでいくと、車体上げ下ろし作業の実演が行われていた。
車体上げ下ろしの実演作業は、203系を使用。
そして、この実演作業を行っていた先の検修庫内には、E231系が停車していた。
入場中のE231系。
ここから、更に見学のスピードを早めていく。14時が最終と言う、構内体験乗車も気になるところ。今年は、京葉線の201系が使用されていた。
今年の体験乗車は、京葉線を走る青い201系。
既にこのイベントを取り上げている複数のブログを見ると、この体験乗車シーンを撮るのに、線路に近付いて撮る事ができたようだが、私が訪れた時間帯は、だいぶ手前までロープが張られており、撮影にも一苦労。実は休憩所付近から撮影した。
この後、いよいよ車両展示会場へと向かう。まずはメインの展示会場へ行く前に目に入った、この車両たちから撮影を開始する。
入替車となったクモユニ143。
昭和54年頃まで、首都圏の荷物輸送に活躍したクモニ13。
このクモニ13は、首都圏の荷物輸送に活躍しており、この日の昼頃に訪れた横浜線でも、昭和54年頃まで、73系電車と併結し、荷物輸送を実施していた。東京総合車両センターに保管されているクモニ13は、クモニ13007だそうで、今回、久しぶりに見える位置に置かれたようである。(注:今までも構内体験運転に乗車すれば見られた可能性はある)貴重な車両だけに、来年以降も展示していただきたいと思ったのは、私だけではない筈である。
そして、いよいよメインの車両展示会場へと進む。まずは、この4本並びから。
お馴染みの4本並び。今年はこんな顔ぶれ。
高崎車両センターに所属する485系お座敷電車「せせらぎ」
お座敷電車「せせらぎ」は、車内見学も実施されていた。日頃、1人ではなかなか乗車する事ができないお座敷電車と言うこともあってか、車内見学は人気があり、かなり長い列が出来ていた。
「あさかぜ」のヘッドマークを掲出して展示されたEF65 501。
高崎からは、もう1両、Pトップの愛称でお馴染みのEF65 501号機が展示された。今年の春、美しく整備されて再登場して以降、「EL&SL奥利根号」に登板してきたが、ここへ来て、同機の調子が悪いのか、最近では、「EL&SL奥利根号」の牽引を、同僚のEF60 19号機に譲ることが多くなっている。今回の東京総合車両センターにも、自力ではなく、後ろに見える茶色い機関車、EF64 1001号機に牽引されてやって来た。
東海道線用E233系3000番台車。
京葉線用201系は、基本編成を展示。
さらにお隣は、渋い車両が2両展示されていた。
EF58 61号機とクモハ12の並び。
お召し列車牽引指定機として誕生したEF58 61号機。溜色をまとい、多くの鉄道ファンに「ロイヤルエンジン」と称されたEF58 61号機も、寄る年波には勝てず、後継車両となるE655系に、後を託す形で現役を引退する事となり、今年6月、東京総合車両センターに回送されてきた。どうやら保管目的の為に運ばれてきたようだが、今後の処遇が気になるところだ。
EF58 61号機のみを撮影。
再塗装されたクモハ12。
EF58 61と共に展示されたクモハ12も、今回の展示に合わせて再塗装を実施。大変美しい姿での展示となった。流石に、ロイヤルエンジン、EF58 61と並べるのであれば、再塗装しないとまずいと言う事になったのだろうか。
ここまで撮影してきたところで、残り20分少々となる。残り時間を利用して、入場車両の観察をする。気になったのがこれ。
京浜東北線から京葉線へ変身中の209系500番台車。
入口付近の掲示板にも貼られていたが、いよいよ京浜東北線から京葉線へ、209系500番台車の転用改造が始まった。トップバッターは、ウラ84編成だった。既に、先頭車はご覧のように、側面の帯色は変っている。
反対側の先頭車は、まだ青帯を保っているが・・・
もともと、中央・総武緩行線に新製投入されていたので、所々、前の帯色である黄色が見えている。カナリア、スカイブルーを経て、今度が3色目。最近の通勤形車両では、3回も帯色が変ると言うのは、珍しい部類かもしれない。
E217系、203系などが並ぶ。
ここまで撮影してきたところで、いよいよ時間切れ。私は会場を離れ、一旦IMON大井町店へ。30分ほど時間を潰してから、今度は大崎駅へ移動。東京総合車両センターで展示された車両たちの返却回送を撮影する事にした。まずは16時32分頃に「せせらぎ」がやって来た。
485系お座敷電車「せせらぎ」の返却回送。
そして、「せせらぎ」の回送からおよそ1時間後、EF64 1001+EF65 501の配給列車が、東京総合車両センターから出てきた。
EF64 1001号機に牽引され、東京総合車両センターから出場してきたEF65 501号機。
EF65 501号機の返却回送は、湘南新宿ラインや185系の回送列車(新宿発特急の送り込み)を先に通すため、大崎駅6番線で暫く停車した。その為、思ったより撮影チャンスがあり、集まった多くのファンを喜ばせていた。
大崎駅6番線で出発を待つ。
この撮影を以って、この日の撮影は全て終了。走り去るEF65 501号機を見送ってから、私は山手線ホームへ移動。帰宅した。
毎年暑い中行われるこのイベントだが、今年は天気が悪かった事も影響して、とても涼しく、貰ったうちわを全く使わずに済むと言う1日であった。さて、来年はどんなイベントになるだろうか。
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コメント
こんにちはTOMOさん。いってきたんですか?
結構いろいろな車両が展示して合ったらしいので、僕も行きたかった・・・
あ!そういえば、リンクに追加してもいいですか?
ご検討お願い思します
投稿: サスケ | 2008/08/25 17:48
こんばんは。
私も朝から部品列に並んでいました。
朝からいましたが、年々展示が寂しくなってきている感じがしました。
来年はお会いできると良いですね。
投稿: 横山 正典 | 2008/08/25 21:44
こんばんは。私もおととい行ってきましたが、何といっても京葉線カラーに塗られた209系500番台が一番の”サプライズ”でしたね。E233系の投入により209系500番台が京葉線に転属されるという話は以前から聞いていましたが、いよいよ現実のものになってきました。
今月初めに横浜線100周年のヘッドマークを見に行った日、何故か京浜東北線内で209系500番台の姿を多く見かけましたが、これもいい思い出になりそうです。
投稿: mattoh | 2008/08/25 21:48
サスケさん、横山正典さん、mattohさん、コメント有難うございます。
サスケさん>
毎年恒例の東京総合車両センターのイベント、ご覧のように今年も多数の車両が展示されました。恐らく来年も実施されるでしょうから、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか? リンクの件は、検討させてください。
横山正典さん>
朝から部品即売の列に並ばれたんですか。お疲れ様でした。車両の展示についてですが、毎年、首都圏各線の車両更新が進んでいく事で、国鉄時代から馴染みのあった車両が消えていく運命にありますので、こう言ったイベント時に展示される車両も、新しい車両が増えていきますので、何となく展示車両も寂しさが感じられることはありますね。
mattohさん>
毎年このイベントでは、どんな車両が入場しているか、そんな観察をするのも楽しみの一つですが、今年は変身中の209系500番台車が一番のサプライズでしたね。あの光景は、数年前の山手線205系の転用改造に等しいものがあるかもしれません。これから1ヶ月に1編成ずつの割合で、京葉線用209系500番台車が増えていくようですから、スカイブルー帯の209系500番台車の記録と、京葉線の201系非分割編成の記録も急がないといけませんね。
投稿: TOMO | 2008/08/26 02:10
TOMOさん
部品列もなかなか厳しいものですね。
5月の大宮も見たのですが、結構部品も数が減ってきていますので、めぼしいものが少なかったですね。
ちなみに209系500番台車は、貫通201系5本を暫定置き換えしますが、本来の目的は武蔵野非VVVF編成を置き換えるようです。この為、入場前にサハを組み替えたものの用ですね。
ケヨの記録も急がないと厳しいですね。
投稿: 横山 正典 | 2008/08/27 21:03
横山正典さん、部品も数が少なかったですか。
大宮もそうかもしれませんが、今や首都圏の電車の廃車解体作業は、首都圏エリアの車両工場では実施していませんから、なかなか部品も回ってこないのかもしれませんね。おそらく長野総合車両センターの公開の時は、部品も多く出るんじゃないですかね。確か、毎年秋頃に公開がありましたよね。
京葉線も、209系の転用で車両の動きが活発になりますね。早めに記録しないと・・・
投稿: TOMO | 2008/08/28 02:03