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模型運転会に参加する

少々前の話になるが、8月17日、恒例の模型運転会が開催された。

今回は、ミッチーさん行きつけの模型店、所沢のモデルドリームに出来たレンタルレイアウトを使用した。このお店、西武池袋線の線路に沿った場所にあり、レイアウトのある部屋からは、電車が良く見えるという素晴らしいポイント。しかし、同時に運転できるのは7名までと言う事で、今回は、いつもと趣向を変えて、参加者を7名までに限定して開催した。とは言うものの、後から1人見学者が増えたので、実際には8名となった。

モデルドリームのレンタルレイアウトは、新幹線対応の複線コースが1つと、在来線対応の複線コースが2つ、そして非電化ローカル線コースが1つと、計7線となっているが、メンバー的に見て、今回は私が非電化ローカル線コースを選択。事前に同店のホームページで、非電化線コースは転車台が用意されていると言う事で、今回はSLも3両持参。いつもとは違うムードで運転会を楽しむ事にした。

では、当日の模様をどうぞ。

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ジェイアール西日本商事トレインボックス限定品、「奥出雲おろち号」カラーのDE15。

8月8日から10日まで、ビックサイトで開催されたJAMの会場で、ジェイアール西日本商事のDE15「奥出雲おろち号」カラーが先行販売されていた。最初は買うつもりはなかったのだが、何となく購入。試運転を兼ねて、この車両を当日のハンドル訓練列車として運転させた。

さて、私が運転を楽しんだ非電化ローカル線コースは、リバース線を使用して折り返してくることになっており、運転には、結構頭を使う。また、一度走らせると、必ずリバース線で戻ってくるので、客車列車は機回しが必要となる。さらにSLは転車台での方向転換も必要となるので、入替運転も忙しくなるのだ。

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秋田新幹線開業前に活躍したキハ110系特急「秋田リレー号」

「秋田リレー号」は、秋田新幹線開業に合わせて、田沢湖線を標準軌にするため、田沢湖線は約1年間運休した。田沢湖線には、東北新幹線と接続して秋田方面へ向かう特急「たざわ」が運転されていたが、同列車の代替として、北上~秋田間に北上線経由で新幹線接続特急「秋田リレー号」が約1年間運転された。非電化である北上線を経由して運転されるため、特急形気動車が必要となるが、約1年間の期間限定列車の為に、新形式車両を作る余裕はなく、ローカル線への転用が可能なキハ110系を特別に特急仕様にして対応。その車両がキハ110系300番台車である。鉄道模型でも、グリーンマックス製キハ110を利用して、宮沢模型が限定品で秋田リレー号タイプを製品化。この車両は、宮沢模型の製品を組んだものである。

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飯山線カラーのキハ58と交換するキハ110系秋田リレー号。

秋田リレー号に使用されたキハ110系300番台車は、秋田新幹線開業後、飯山線へと転用される。もちろん、転用に際しては、座席をローカル線仕様であるボックスシートに変更し、塗装も一般的なキハ110系のカラーにした。しかし、300番台車の中には、飯山線での営業運転を前に、そのままのカラーで小海線の臨時快速に使用された車両もあり、もしかしたら、その当時、このカラーのまま飯山線を試運転で走行していたかもしれない。もし、そんな事が実現していれば、こんな交換シーンは実現していた事になるだろう。

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今度は盛岡の国鉄急行色キハ58と飯山線カラーのキハ58との交換。

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トンネルを抜けて終着駅に入ろうとするD51 498+14系「ゆとり」

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DE10 1705+14系「ゆとり」

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DD51 842+旧型客車。

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DE10 1705+旧型客車。

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キハ58のローカル列車を追い越すパレオエクスプレス。

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高架区間を行くSLやまぐち号。

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特急北アルプス号とキハ58のローカル列車。

最後に、転車台と扇形の機関庫があると言う事で、こんな並びもやってみた。

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扇形機関庫に並ぶ4両のSL。

私が持ち込んだSLは3両だったのだが、他の参加者からC56をお借りして、計4両にして撮影してみた。気分は梅小路だ。

今回は約4時間運転を楽しんだが、あっという間に終了。運転会を終えた後は、そのまま所沢駅方面へ向かい、駅近くの居酒屋で二次会。会場が所沢と言う事で、20時30分頃には帰宅する事ができた。

次回の運転会は、11月頃かな?

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コメント

こんにちはTOMOさん。
 僕もNゲージとか欲しいんですけど、まだ、中学生だからそんなに買えなくて・・・
 将来は欲しいけど・・・

投稿: サスケ | 2008/08/27 13:30

いつものところと違いますがシーナリィがいきなり
質のダウンですね。
山なんか急造って感じです。

模型店には頑張ってほしいところです

投稿: SATO | 2008/08/27 17:43

サスケさん、SATOさん、コメント有難うございます。

サスケさん>
私が鉄道模型を始めたのは、小学5年生の頃だったと思います。やはり中学・高校ぐらいまではお小遣いも少ないですし、今のように頻繁に模型を買う事は不可能です。でも、私が子供の頃は、今よりも安く楽しめるものも沢山有りました。キットも安かったですからね。まあ、鉄道模型は逃げませんから、ご自身に余裕が出来てから始めるのも良いと思います。

SATOさん>
モデルドリームのレイアウトですが、昨年12月からオープンし、既に半年以上が経過していますが、まだまだ制作途中と言う感じですね。いつも利用している習志野のコースは、天賞堂がレイアウト制作を担当しているそうで、専用の制作業者に頼むと、オープン時からしっかり作りこまれていますが、こちらの場合は、本業の模型店の営業と並行して制作していますから、なかなか時間が取れないのでしょうね。尤も、オープン時は駅のホーム以外のストラクチャーも無かったようです。大井町や横浜のIMONにあるレンタルレイアウトも、オープン当初は似たような感じでした。昔から「鉄道模型のレイアウトには『完成』の文字はない。」とよく言われていますから、少しずつ作業を進めていって、本物同様、常に変化を楽しむと言うやり方で良いのかもしれませんね。

投稿: TOMO | 2008/08/28 01:55

モデルドリーム、八王子、習志野とも違った面白さがありましたね。特にアリーナ席が。(点検坑ともいうが)360°目線で模型の走行を眺めるのは楽しいよ。うん。

昔は良かったと言うつもりは無いけども、いやむしろ今の方が恵まれてるのか? 模型に色入れ、スミ入れ、インレタ貼り等、お金のあまり掛からない手入れをすると愛着が湧くよね。
運転会でもなぜか一筆手の入れた車両は、パーツ買って付けましたよりは、光る気がする。
自分の反省点でもありますが。

投稿: kimu | 2008/08/29 12:01

kimuさん、コメントありがとうございます。

モデルドリームのアリーナ席は、確かに良いながめでしたね。私もあの角度で見たのは初めてでした。レイアウト自体は、まだまだ発展途上といった感じでしたから、今後に期待したいところです。

Nゲージ製品に関しては、今現在、どのメーカーもかゆい所に手が届くようなパーツ類や、ハイグレード商品の登場などで、リアルさでは文句なしと言う製品が多くなってきましたが、その分、以前のような手を加える楽しみは、少しずつ減ってきているように思えます。そういう点では、今と昔、どちらが恵まれているのかと言う事の答えを出すのは難しいかもしれませんね。

投稿: TOMO | 2008/09/01 01:26

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