奇跡の湘南色復活!しなの鉄道169系「リバイバル信州号」を撮影する
3連休2日目。私は長野へと向かった。
今年、旧信越本線が開業120周年を迎える。長野新幹線開業と同時に、旧信越本線の軽井沢~篠ノ井間を引き継いだ、しなの鉄道では、旧信越本線開業120周年を記念して、JR東日本から継承した169系3連1本を、昔懐かしい湘南色に復元。JR東日本との共同企画で、120周年を盛り上げることになった。
このニュース、急行型電車大好き人間の私には、大変衝撃的だった。JR東日本から急行型電車は急速に姿を消し、もう二度と、湘南色の急行型電車を撮ることはできないと思っていた。湘南色への復元が決定してからは、1日も早くその姿を見たいと言う考えに変わる。そして、9月13日より、湘南色復元編成が、長野~軽井沢間で臨時快速「リバイバル信州号」として運転開始。運転開始2日目の今日、この「リバイバル信州号」を撮影するために、軽井沢へと向かった。
本来は、この「リバイバル信州号」到着前に軽井沢入りする予定で家を出たものの、途中で致命的な忘れ物に気付き帰宅。予定よりだいぶ遅れて、大宮から軽井沢までノンストップの「あさま513号」に乗車。なぜかポケモンラッピング編成に当たる。軽井沢に到着したのは、10時53分のことだった。
新幹線の改札を出て、一路しなの鉄道乗り場へ。改札を入場し、ホームに向かうと、そこには懐かしい湘南色を纏った169系が停車していた。その光景に思わず感動。まずはクモハ169の正面へ向かい、縦アングルで撮影してみた。
湘南色の急行型電車が奇跡の復活!しなの鉄道の169系S52編成が、旧信越本線開業120周年を記念して、湘南色に復元された。
久しぶりに見る湘南色の急行型電車。やはり急行型電車には、このカラーが良く似合う。
側面のサボ
感動の再会は、この辺でいったん打ち切り、11時6分発の小諸行きで先回りをする。せっかくだから浅間山をバックに、169系が走る姿を撮ろうかと思ったのだが、私が見た時は雲に隠れていた。とりあえず、小諸行きで先行し、適当なところで撮影と思いながら乗っていたら、終点まで来てしまった。ここからどうするか。接続の長野行きを見ると、なんと169系のクモハ169-1を含む編成が停車していた。これは乗るしかない。クモハ169-1に乗車し、更に先に進む。そろそろ撮影場所を決めなくてはと思っていた矢先、テクノさかき駅まで来ると、感じの良さそうな場所を発見。同駅で下車し、軽井沢方に20分ほど歩いた場所で、169系「リバイバル信州号」を待つことにした。先行の普通列車で練習をして、本番を迎える。正面には光が当たらないのだが、感じの良い写真が撮れた。
一路長野へと向かう、「リバイバル信州1号」
この後、長野から折り返してくる軽井沢行き「リバイバル信州4号」を撮影するが、列車で他の場所への移動が、時間的に不可能なことから、テクノさかき~西上田間での撮影となる。先程撮影した場所から、テクノさかき駅方向に戻ったところにある踏切から、今度は正面気味に撮影してみた。
「リバイバル信州4号」として、再び軽井沢へと向かう
欲を言えば、上り線と下り線の間にあるロープが無ければ、もっとすっきりした良い写真になるのかと思うが、これはJR各線で良く見られる現象だし、我慢するしかない。169系湘南色を、順光で撮れたのだから、こんな贅沢を言ったら怒られてしまうかも。
その後、最後の営業列車である「リバイバル信州3号」を撮るために、軽井沢方向へ移動。時間的に行ける一番遠い場所として、小諸駅の1駅手前である滋野駅で下車。駅の軽井沢方がカーブしているので、良い感じで撮れるかなと思って降りてしまったのだが、歩いて近くまで行ってみてびっくり。これはかなり苦しい構図になってしまう。でも、時間が無いので、ここで撮るしかない。とりあえず、3両全ては入ったが、中継信号機もあるし、良いアングルではなかった。
この日最後の営業列車は、滋野で撮影。しかし、結果はイマイチだった。
この後、長野から営業運転を終えて、戸倉へと戻るS52編成を撮るため篠ノ井へ移動。篠ノ井駅のホームの先端で、169系の到着を待つ。5分ほど待って、169系が到着。方向幕は「回送」となっていたものの、ヘッドマークは掲出したままだった。
「リバイバル信州」の運転を終えて、戸倉の車両基地へと帰る169系S52編成。
S52編成は、篠ノ井駅で1分ほど停車した後、戸倉へ向けて走り出した。
篠ノ井を出発。一路戸倉へ。
この撮影を以て、本日の湘南色リバイバル編成の撮影を終了。私は後続の長野行きで長野を目指し、駅周辺で食事を摂ってから、再びしなの鉄道に乗車。今宵の宿である東横イン上田駅前へと向かった。
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コメント
おお〜。
光っとる。光っとるよ。
いいもん見さしてもらいました。 信州って書いてあるし。
今度見に行こう。
投稿: kimu | 2008/09/15 02:57
こんばんは。昨日はどうも失礼しました(^_^;)。改めて画像を拝見すると、やはりこの車両には湘南色が似合っていますね。信越線の急行として活躍していた頃は一度だけ、家族旅行で小諸から妙高号に乗ったことがありましたが、落雷で高崎を過ぎたあたりで遅れてしまったことを今でも覚えています。ただ大宮に着いた頃は眠ってしまったのか、記憶にはないんですが、まだ新幹線が出来る前なので、在来線の優等列車が輝いていた時期でしたね。
今回は行けませんでしたが、もう少し涼しい季節になったら訪ねておきたいと考えています。そのときは上田電鉄と組み合わせて行きたいところですね。
投稿: mattoh | 2008/09/15 21:43
kimuさん、mattohさん、コメントありがとうございます。
kimuさん>
奇跡の復活を果たした湘南色の169系。これは一見の価値があります。半年間はこの姿で走るようですから、是非現地へ行かれて、生で見てください。
mattohさん>
こちらこそ失礼いたしました。まさか、あの場所でお会いするとは思ってもいませんでした。
民営化後は、急行型車両にも様々なご当地カラーが誕生しましたが、やはり湘南色が一番ですよね。今回の復活で、改めてそう感じた方は多かったと思います。上田電鉄も、東急から1000系の移籍がありましたし、注目度は上がっていますよね。今回は、少しだけ上田電鉄も見てきましたが、また改めて訪れたいと思っています。
投稿: TOMO | 2008/09/16 22:49