183系で運転!臨時特急「はばたけ・トキめき新潟号」と「新宿あがつま草津号」を撮る
さて、西武池袋線のラッピング電車を撮影した後は、池袋からJRに乗車。湘南新宿ラインと高崎線を乗り継いで、向かった先は、高崎線の宮原駅であった。
11月8日から9日にかけて、大宮総合車両センター所属の183系国鉄特急色編成は大忙しであった。まず、8日には、上野~横川間に臨時快速「碓氷号」が運転されたのは、11月9日付記事にてお伝えしたとおりある。上野~新潟間に、臨時特急「はばたけ・トキめき新潟号」(往路8日、復路9日)が、新宿~長野原草津口間に臨時特急「新宿あがつま草津号」(往路8日は185系、復路9日)が運転されている。しかも、「はばたけ・トキめき新潟号」と「新宿あがつま草津号」は、高崎線内で約15分差を以ての運転と言うことで、撮影には効率が良い。183系好きの私としては、どうしても撮影しておきたかったのだが、往路の8日は、不覚にも寝坊してしまったため撮影出来なかった。そこで、復路となる9日は確実に撮影しなくてはならない。
13時45分、宮原駅に到着する。目指すは、駅手前のカーブ付近。ここは、そこそこの撮影ポイントなので、それなりに人が多く集まっていると思ったのだが、「はばたけ・トキめき新潟号」通過1時間15分前にしては、人の数は少なめだった。なにも考えずにラッキーと思って待機する。しかし、落ち着いてから時刻を確認すると、通過予定時刻の15時1分頃には、下り普通列車がある事が判明。被られる可能性が高い。だから人が少ないのか。ここで初めて気が付いた。今更ジタバタしても仕方が無い。もう移動も面倒臭くなってしまったし、思い切って、この場所での撮影に懸けることにした。
そして、時刻は15時を迎える。前方に183系の姿が見えてきた。それから数秒遅れて、背後から下り普通列車がやってきてしまった。やはり駄目だったか。いや、下り列車の方がやや早そう。下り列車が通過した瞬間、前方を見ると、183系は、まだ宮原駅のホーム中程にいた。どうにか被りは回避。気持ちを落ち着かせてシャッターを切った。
2009年10月~12月に開催される「うまさぎっしり新潟」観光キャンペーンのプレイベントの一環として、上野~新潟間に臨時特急「はばたけ・トキめき新潟号」が運転された。
「はばたけ・トキめき新潟号」は、大宮総合車両センター所属の183系OM103編成が使用された。往路である8日は、絵入りの「とき」マークを掲出して運転されたが、復路である9日運転分は、ご覧のように、文字のみの「とき」を掲出しての運転となった。OM103編成の特徴でもある、飾り帯が低い位置にあるクハ183-1527が、先頭に立ってくれた。
新潟方先頭車は、485系からの改造編入車であるクハ182-102。
大宮総合車両センターの183系国鉄特急色編成は、全部で3編成あるが、唯一OM103編成だけは、両端の先頭車ともに、シンボルマークが残されている。このようなリバイバル列車に使用するには相応しい車両である。
「はばたけ・トキめき新潟号」に続いて、今度は「新宿あがつま草津号」が上がって来る。引き続き、この場に留まって、同列車の通過を待った。
長野原草津口~新宿間に運転された「新宿あがつま草津号」
「新宿あがつま草津号」は、前日、快速「碓氷号」に使用されたOM102編成が充当された。「はばたけ・トキめき新潟号」と全く同じ位置で撮影しているのだが、シャッターを押すタイミングが、やや早かったため、先頭車のスカート部分に障害物が入ってしまった。
新潟方先頭車は、クハ183-1012。
3編成ある大宮総合車両センターの183系国鉄特急色編成のうち、このOM102編成だけは、新潟方先頭車が485系からの編入車ではない、オリジナルの1000番台車で構成されている。
この撮影を以て、宮原からは撤収。私は大宮へと向かった。ここで偶然にも知人と遭遇。暫く立ち話しているうちに、「はばたけ・トキめき新潟号」として運転された183系の回送列車が大宮へ戻ってくる時間となった。そこで、回送列車が入線する8番線が撮影しやすくなる7番線の下り方先端で待機することにした。「とき」のヘッドマークは、幕式になっていたので、上野到着後は、すぐに「回送」幕になってしまうだろうと思っていたのだが、入線してきた回送列車を見てびっくり。何と幕は「とき」のままであった。
「とき」の幕のまま大宮に戻って来たOM103編成。
大宮駅にいた殆どの鉄道ファンが、「回送」幕で運転されるだろうと思っていただけに、この場所で待機していたファンは、当初、僅かな人数だったのだが、すぐに「とき」幕のまま運転されていることが知れ渡ったようで、待機していた私の前には、次々にファンが入ってきてしまった。結果的には、トリミングをしてどうにか見られる画像しか撮れなかった。
大宮総合車両センター東大宮センター(東大宮操車場)へと向かうOM103編成。
それから30分後、「新宿あがつま草津号」に使用されたOM102編成も大宮に戻って来た。こちらは新宿からの回送列車なので11番線に到着するため、9番線から撮影することに。
新宿から戻って来たOM102編成。
「新宿あがつま草津号」は、ステッカー式のヘッドマークのため、新宿からの折り返しとなる回送列車も、そのままの姿で運転される。
この撮影を以て、183系を使用した2つの臨時特急列車の撮影を終了。大宮駅で再会した知人とともに、駅近くの居酒屋へ。寒かったので、2人ともビールではなく、焼酎のお湯割りを注文して、体の中から温まった。さすがに前日の事もあり、この日の飲酒は少なめにして早めに帰宅した。
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