EF55碓氷号を撮影する
さて、高崎駅で183系の初詣臨を撮り終えた後は、いよいよ信越本線へと入って行く。
前の記事でも触れたように、高崎駅9時13分発の横川行きに乗車するが、2両編成の車内は、EF55目当ての鉄道ファンでいっぱい。私は後部車両に乗車するが、車内を見渡すと、言葉は交わしたことないものの、よく撮影地でお見かけする人も何人か確認できた。そう言いつつ、私もそう言う目で見られているのかもしれないが・・・
車内で、どの駅で下車するかを考えたが、結局、2駅目となる群馬八幡駅で下車することにした。
群馬八幡駅、初めて下車する駅だ。改札口付近にだるまのモニュメントが目立つ。毎年、1月6日から7日にかけて、だるま市が行われる事で有名な少林山達磨寺(だるまじ)の最寄駅であるからなのだろう。「行ってらっしゃい」と書かれただるまのモニュメントを見て、まずは安中方面に向かって歩き出す。目指すは、ここから徒歩25分ほどのところにある撮影地。線路に出来るだけ沿って移動するが、なかなか線路に沿った道が無いため、線路に近付いては離れての繰り返しとなる。探しながら歩き続けて、まもなく30分が経過する頃、ようやく撮影地に到着する。既に大勢のファンが待機していた。何とか隙間を見つけて撮影準備を始める。
それにしても、この日は寒い。しかも、列車が全く来ない。ちょうど1時間近く列車が無い時間帯で、次に下り列車が現れるのが、「EF55碓氷号」通過のおよそ20分前。セッティングをしても、この列車が来てくれなければ、何ともつかめない。ようやく先行列車が来た頃、線路沿いに発煙筒のような障害物があることを知る。さあ大変だ。再びカメラを構える位置を考えなくてはならない。色々と調整をするが、どうにも調整がうまくいかず、結局は、機関車と客車の連結面付近に障害物が来るようにしてクリアすることにした。
そして、10時48分頃のこと。「EF55碓氷号」がやって来た。
信越本線群馬八幡~安中間を行く「EF55碓氷号」
信越本線は、長野新幹線開業に伴い、横川~軽井沢間が廃線となった事から、今では横川駅が単なる終着駅となってしまった。横川駅では、客車列車の機回しが出来ない事から、この列車も、折り返しの回送列車牽引用として、最後尾にDD51を連結している。この日は、DD51 897号機が担当であった。
横川行きの撮影を終えると、今度は折り返しの回送列車の撮影に備える。回送列車は、高崎13時着のため、まだ2時間ほど時間がある。この撮影地では、上り列車も撮影できるため、やや群馬八幡駅寄りの所へ移動し、撮影をする人も多かったが、流石に寒さと早朝からの出動による疲れから、この場所で2時間も待ち続けると言う気力が無くなって来た。そこで、周辺を散策しながら群馬八幡駅へ戻り、駅のベンチで休息を取りながら時間をつぶし、群馬八幡駅のホーム上から、回送列車を撮影することにした。
DD51 897号機を先頭に、高崎へと戻る「EF55碓氷号」の回送列車。
この駅は、かつて、上りホームの1番線と下りホームの3番線との間に2番線があった。その為、現在でも上り線と下り線との間に余裕があり、上り列車をすっきりと撮る事が出来る。
後追い。EF55もしっかり撮る事が出来た。
この撮影を以て、この日のEF55の撮影は終了。撤収作業をした後、後続の高崎行きで高崎へと戻る。やって来たのは、3両編成の115系。朝の横川行きより1両分多いが、車内は往きと同様、鉄道ファンでいっぱいだった。
EF55の運転も、残すところあと2回となった。あと1回は撮影に行こうと思っている。
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Fujickeyの鉄道観察ルポさん
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