国鉄型車両を求めて大宮駅へ
2月も今日で終わり。職業柄、どうしてもこの時期は多忙で、もともと日数が少ないのに、あっと言う間に過ぎ去ってしまう印象がある。
昨夜の事。仕事を終えてから、私は大宮駅へ行ってみた。目的は、国鉄型車両の撮影である。途中、新宿で晩飯を食べた後、湘南新宿ラインで大宮駅へ向かう。20時20分頃、大宮駅に到着。まず最初に撮影したのは、仙台車両センターの583系を使用した「ゲレンデ蔵王号」の送り込み回送である。「ゲレンデ蔵王号」は、週末の金曜日夜に、大船駅を出発し、東北本線・仙山線を経由して山形まで向かうスキー専用の団体列車。この列車のために、毎週金曜日になると、583系が仙台から白昼堂々と回送されてくる。その際、一旦、東大宮操車場に立ち寄って、20時30分頃、始発駅である大船に向けて再び走り始める。この列車については、以前にも撮影しており、始発駅である大船駅での撮影記を、2007年2月3日付記事にて取り上げている。今回は大船駅以外の場所で撮影したいと思い、大宮駅を選んだ。その大宮駅でも3年ほど前に撮影しており、その模様は、2006年2月5日付記事でも取り上げており、今回が初めてと言う訳ではない。2006年の時は、大宮駅3番線に入線してしまい、京浜東北線に被られ、思うように撮れなかった苦い経験がある。しかし、ネットを検索していると、今年の回送は7番線入線のようで、8番線から綺麗に撮れそうな感じ。そこで、「ゲレンデ蔵王号」運転最終日である、2月27日に撮影を決行したのである。
私は8番線ホームに向かうと、通勤客に混ざり、鉄道ファンの姿もちらほらと見えた。通勤客の邪魔にならないように、ホームの端で待機。そして20時33分頃のこと、7番線に列車接近放送が入ったのを確認して、撮影準備にかかる。それからおよそ1分後、前方より583系がゆっくりと入線して来た。
大宮駅7番線に入線した、「ゲレンデ蔵王号」の送り込み回送。
583系仙台車は、入線後、すぐに出発してしまい、停車時間は1分もなかったと思う。停車時間の短さに、撮影時には気がつかなかったのだが、撮影後にデジカメの画像で確認すると、前から2両目と4両目にあるモハネ582のパンタグラフは、2基とも上昇させている。国鉄時代は、直流区間を走る際、パンタグラフを2基上昇させると言うのは良く見られた光景であるが、最近は、直流区間でも1基のみと言う事が多い。それだけに、2基上昇させていたのは、ちょっと嬉しかった。
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