しなの鉄道の新駅 千曲駅を訪ねる
さて、前の記事でもお解かりの通り、3月15日は、まもなく見納めとなる169系湘南色編成の撮影へと出掛けたが、この日2回目の湘南色編成の撮影に利用したのが、3月14日のダイヤ改正を機に開業した新駅、千曲駅であった。
3月14日に開業した、しなの鉄道の新駅、千曲駅。
千曲駅は、戸倉~屋代間の中間に設けられた駅で、僅か1週間ほどではあるが、湘南色編成との組み合わせが楽しめる事から、今回の遠征計画に、この駅は欠かせなかった。私は、滋野駅から乗車した169系湘南色編成を、この駅で下車し、早速、169系湘南色編成をホーム上で撮影した。そして撮影後、改札口へと向かうが、実は私が所持していた乗車券が、料金不足であるため、運賃を精算する必要があった。改札口で駅係員に声をかけると、応対した駅員さんは、千曲市役所の職員さんであった。駅構内を見渡してみると、この駅は千曲市に業務委託をしている旨の掲示があった。委託先が市役所とは、ちょっと意外だった。
精算を終えて外へ出てみる。まずは駅全体を撮影してみる。
駅前広場から駅舎を見てみる。
ダイヤ改正を機に開業した新駅。この日が開業2日目であるが、ご覧のように、駅前の広場も含めて、突貫工事の末に開業にどうにか間に合わせたと言う感じだ。実は、この駅の開業には、様々な苦労があった。
軽井沢方の踏切からホームを見渡す。
ご覧のように、踏切からホームを見ると跨線橋が見当たらない。実は、世界的な鋼材不足の影響を受けて、開業日に合わせて跨線橋を作る事が出来なかったのである。その為、上りホーム側に仮の出入り口を設けることにより、何とか開業に間に合わせたのだ。
上りホームに設けられた仮の出入り口。
上り列車に乗る場合は、この通路を進むと乗車駅証明書発行機が置かれており、証明書を車掌や駅員に見せて精算する事で対応している。この措置は、跨線橋完成まで続く事になる。
そして、駅前広場や、国道から駅へと通じる道路も、まだまだ工事中である。さらに、駅舎への通路も、舗装が完了していなこともあって、現在はスロープのみで対応している。駅舎から延びる6段ほどの階段を降りると、突きあたりには、民家の塀がある。その為、この階段は、まだ使用していない状態である。
駅舎から駅前広場に通じる階段は、まだ使用していない。
一通り観察を終えた後、駅から離れて、千曲~屋代間の線路沿いの畑の畔から169系湘南色編成使用による戸倉行きを撮影。そして再び千曲駅へと戻り、問題の上りホームから上り列車に乗車。隣の戸倉まで行ってみることにした。
入線してきた115系。この列車で我々は戸倉駅へと移動する。
とにかく、何とか完成に漕ぎ着けたと言った感じの、しなの鉄道千曲駅。これからこの駅がどのように発展していくのだろうか。機会があれば、その後の千曲駅の様子も、いずれ取り上げてみようと思う。
| 固定リンク | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 上信電鉄線 烏川橋梁を訪ねる(2025.04.12)
- 新型車両導入へ向けて・・・ 2両編成に統一された八高線のキハ110系(2025.04.09)
- 西武多摩湖線 「52席の至福 お花見トレイン」を撮影する(2025.04.03)
- 球春到来! 西武40152F 四代目L-TRAIN運行開始(2025.03.28)
- 八王子駅構内に留置中の205系富士山麓電気鉄道向け譲渡車両(2025.03.23)
「鉄道:しなの」カテゴリの記事
- しなの鉄道の115系を撮影する 2021師走 その3(2021.12.31)
- しなの鉄道の115系を撮影する 2021師走 その2(2021.12.21)
- しなの鉄道の115系を撮影する 2021師走 その1(2021.12.13)
- しなの鉄道 ありがとうS25編成 115系湘南色5両編成を撮影する その2(2021.04.28)
「鉄道:第3セクター」カテゴリの記事
- 阿武隈急行 A417系引退(2016.05.30)
- いすみ鉄道 キハ52単行運転を撮影する(2015.02.08)
- 撮り納め 国鉄気動車一般色塗装のいすみ鉄道キハ52(2014.03.19)
- 北近畿タンゴ鉄道 リニューアル車両「あおまつ号」「あかまつ号」を京都駅で観察する(2013.04.21)
- しなの鉄道 「ありがとう・さようなら169系」オープニングイベント開催(2012.12.27)
コメント