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東武熊谷線廃線跡を散策 そして熊谷へ

さて、秩父鉄道の石原駅に立ち寄った後は、住宅地を進み、東武鉄道熊谷線の廃線跡を探す。たぶんこの辺りだろうと思いながら、熊谷方向へ向けて歩いて行くと、遊歩道とぶつかった。まずは、この遊歩道を左に曲がって、かつて、高崎線と東武熊谷線が交差していた地点を目指して行く。

暫く歩くと、公園があり、こんな建物が見えてきた。

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公園に面して建っていた「かめ号」

「かめ号」と名付けられた建物。かつて、東武熊谷線を走行していたキハ2000形には、スピードの遅さから「カメ」と言う愛称が付けられており、この建物も、それにちなんで「かめ号」と名付けられたようだ。

更に、建物を見てみると・・・

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「妻沼~熊谷」のサボが・・・

東武熊谷線の終点である妻沼までのサボを模したプレートまで用意されていた。

そう言えば、この地を走っていたキハ2000形が、もうすぐ、トミーテックの鉄道コレクションとして模型化されることになっている。妻沼に1両保存されているとのことなので、この目で見てみたいと思っている。

更に遊歩道を先に進む。すると、次の交差点に、こんな石碑が建っていた。

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「かめのみち」と書かれた石碑。

熊谷線を走っていたキハ2000形の愛称名は、先ほども触れたように「かめ」である。その「かめ」が通っていた道、と言う事で、この遊歩道は「かめのみち」と名付けられているようである。

そして、このまま真っ直ぐ進んで行くと、今回の廃線跡散策の折り返し地点となる高崎線の線路が見えてきた。遊歩道も、いったんここで途切れる。遊歩道から高崎線の線路を見ると、向かい側の築堤は、こんな感じになっていた。

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高崎線の線路。そして向かい側の築堤。

植栽で「クマガヤ」の文字が書かれている。流石に漢字での再現は難しいのだろう。

我々は、ここで暫く休憩を取る。その間、高崎線下り倉賀野行き5881レが来ると言う事で、カメラを構えて待機する事にした。やってきたのは、この車両だった。

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倉賀野へと向かう、新鶴見機関区のEF210-118号機。

貨物時刻表では、土曜・休日運休となっていたのだが、機関車のやり繰りの都合からか、貨車は連結しなくても、機関車だけは、回送を兼ねて動いているようだ。

EF210撮影後、今度は遊歩道を折り返し、熊谷方面を目指す。15分ほど歩くと、秩父鉄道の線路が見えてきた。そのまま線路に沿って歩き、石原~上熊谷間の踏切へとやって来た。

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秩父鉄道の線路と合流した東武熊谷線の廃線跡。遊歩道もここまでとなる。

東武熊谷線の線路は、一番左側となる。この付近は、上熊谷駅付近まで線路がそのまま残っている。今でも、この線路の所有権は、東武鉄道にあるようだ。

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東武熊谷線廃線跡を見ながら羽生へと向かう秩父鉄道1005F。

当初の予定では、徒歩の移動はここまでで、ここからは石原駅へと戻って、電車で熊谷へ戻る予定であった。しかし、もう上熊谷駅の方が近いと言う事になり、そのまま線路に沿って上熊谷へと向かう事になった。

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上熊谷駅付近の踏切より、石原駅方向を見る。

ここで、時刻は安中貨物の通過時刻となった。踏切を渡って、高崎線の線路側へ移動し、同列車を撮影してみることにした。

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秩父鉄道上熊谷駅付近を通過する安中貨物。

この後、1駅ではあるが、上熊谷駅から秩父鉄道に乗車し、熊谷へ移動する予定だったが、駅へ行くと、次の上り列車まで30分近くある事が判明、そこで、そのまま熊谷まで歩き続けることになった。その道中、こんなお店を見つける。

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秩父鉄道100形の廃車体を利用した店。

そしてゴールまであと少し。熊谷駅に隣接した駐車場が見えてくると、オフ会参加者の疲れが一気に吹っ飛ぶ出来事が待っていた。それは、1000系国鉄色が4色並んで停まっている事であった。我々の足取りも少しずつ早くなっていく。しかし、駐車場に到着した時は、カナリア編成の姿が無く、ウグイス・オレンジ・スカイブルーの3色並びとなっていた。

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熊谷の電留線に並ぶ1009F(ウグイス)・1011F(オレンジ)・1001F(スカイブルー)

ここまで撮り終えたところで、カナリア色の1012Fが、かつて東武熊谷線の列車が発着していたホームへと入線してきた。始発の羽生行きになると言う。であれば、一瞬ではあるが4色並びが撮れる訳で、その瞬間を狙ってみた。

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やや強引ではあるが4色並びも撮影。

この撮影を以て、広瀬川原からのハイキングは終了。夜の部へと移行し、熊谷駅近くの居酒屋で、ささやかではあるが懇親会を開催して、20時過ぎにお開きとなった。

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