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今年も運転 臨時快速「足利藤まつり号」

さて、西浦和駅での撮影を終えた後は、武蔵野線、京浜東北線と乗り継いで大宮へと向かった。

大宮駅では、吉田一紀さんと待ち合わせをして、吉田さんがお好きな183系・189系を撮影する事になっていた。その中でも注目なのが、臨時快速「足利藤まつり号」である。

「足利藤まつり号」は、足利市の「あしかがフラワーパーク」でゴールデンウィークに開催される藤祭りに合わせて、上野~桐生間(小山経由)に運転される臨時快速列車で、昨年に引き続き、大宮総合車両センターの183系が使用されることになっていた。まずは、「足利藤まつり1号」から撮影と思ったのだが、吉田さんの到着が遅れ、メインとなる「足利藤まつり号」は、私一人での撮影となった。私は、一人で大宮駅6・7番線の上野方へ向かう。183系国鉄特急色編成での臨時列車、しかも絵入りヘッドマーク掲出と言う事で、さぞ賑わっているのかと思いきや、待機していた先客は僅かでちょっと拍子抜けしてしまった。気を取り直して、「足利藤まつり1号」を撮影する。

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今年も大宮総合車両センターの183系国鉄特急色編成で運転された、臨時快速「足利藤まつり号」

この日、「足利藤まつり1号」に充当されたのは、両先頭車ともにシンボルマークが残されて人気が高いOM103編成だった。

続いて、「足利藤まつり3号」の撮影へと移るが、ここで私の予想が見事に外れてしまった。「足利藤まつり号」は、小山から両毛線に入る事から、大宮駅では、宇都宮線下りホームである9番線に入線するものとばかり思っていた。現に1号は9番線発である。しかし、3号は何と7番線からの発車であった。だからと言って、撮影に影響が出る事はなく、1号と同じ場所で3号を撮影する。

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大宮総合車両センター183系OM101編成で運転された「足利藤まつり3号」

1号と同様、まずは入線シーンを撮影。そして、今度は撮影地が6・7番線の先端だったと言う事で、ホームの中程へと移動し、停車中の「足利藤まつり3号」を撮影した。

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大宮駅7番線に停車中の「足利藤まつり3号」

大宮駅での「足利藤まつり号」の撮影は、これにて終了となるが、ここで吉田さんと無事に合流。その後もしばらくは大宮駅で一緒に撮影する事にした。

そして、夕方、上野駅を通り掛かると、「足利藤まつり4号」が20分ほどで到着する事が判明した。上野駅の到着ホームは13番線。吉田さんより、地平ホームに入線する183系が見てみたいとのリクエストがあり、上野駅13番線で待機する事にした。おそらく、ヘッドマークは到着と同時に「回送」となってしまいますよ。と話していると、予想通り、ヘッドマークを回転させながら入線。あと10メートルほどで停まると言うところで、しっかりと「回送」になっていた。

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上野駅13番線に到着した「足利藤まつり4号」

ヘッドマークに関しては予想的中。私も上野駅地平ホームに入った183系を撮る事が目的として待機していたので、この写真はこれで良しなのだが、同列車から降りてきたお客さんの中には、上野駅到着後に写真を撮ろうと思っていた人が結構いたようで、中には「回送」表示である事を見てガッカリされている御夫婦もいらした。「あしかがフラワーパーク」の最寄駅である両毛線の富田駅は、ちろ氏のブログ、ちろログでも取り上げているように、ホームも広くなく、列車そのものは桐生駅が始発のため、富田駅での停車時間も短い事から、上野に着いたら記念撮影をしようと考えていた方もいらしたようである。列車は、上野に到着すると、折り返しは回送列車となるため、旅客案内上、早々と回送表示をしておくことが大事なのは解るのだが、せめてお客さんが写真を撮る時間ぐらいだけでも、ヘッドマークを出してもらえないものかと考えてしまった。

この撮影を以て、「足利藤まつり号」の撮影は終了とした。

ところで、この日は行楽シーズンと言う事もあって、183系・189系は臨時列車や団体列車にと大活躍であった。特に大宮駅では、「足利藤まつり号」に使われた2編成以外に、計5編成の183系・189系を見る事が出来た。

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「ホリデー快速河口湖号」に使用される田町車両センターH61編成。

新宿発着の列車が中心の「ホリデー快速河口湖号」だが、この時期は、大宮からも武蔵野線経由で河口湖へ向かう列車が設定されている。使用されるのは、田町車両センターの183・189系H61編成。発車2分前に、東大宮操車場から大宮駅に送り込まれるため、大宮駅入線時には、「快速」表示になっているものと思い、6番線から入線シーンを狙ったのだが、この時は、まだ「回送」表示であった。

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幕張車両センター183系32編成による団臨。

旧「あずさ」色を纏う、幕張車両センターの183系波動用編成は、6両編成2本が在籍し、通常は大宮総合車両センター(東大宮操車場)に常駐している。この日、32編成は、木更津~熊谷間の団体列車に充当されていた。

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189系「彩野」編成による臨時特急「日光81号」

日頃は、東武直通特急に充当されない189系「彩野」編成も、行楽シーズンには大活躍。日によっては、横浜発着の東武直通特急に充当される事もあるのだが、この日は新宿発の列車としての運転だった。

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幕張車両センター183系31編成による団臨。

この日2本目となる旧「あずさ」色編成による団臨。青梅~宇都宮間の団体列車に充当されていた。

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大宮総合車両センター183系OM102編成による団臨。

3編成存在する、大宮の国鉄特急色編成。「足利藤まつり号」に使用されていたOM101・103編成とは対照的に、OM102編成は八王子~久喜間の団体列車への充当と、地味な運用であった。

結局、この日は「足利藤まつり号」を含めて計7本の183系・189系を撮る事が出来た。まさに183系・189系祭りと言った1日だった。

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コメント

25日の「藤まつり」号に乗りましたが、なんと下り列車でも、「藤まつり」のマークで入線してきました。
いつもなら、ヘッドマーク回転が見られるのに残念でした。

投稿: アッパークラス | 2009/05/04 18:58

アッパークラスさん、コメントありがとうございます。

「足利藤まつり号」にお乗りになられましたか。幕の表示となる車両は、始発駅での幕の回転に、思わず足を止めてしまうと言うケースが多いのですが、始発駅に入線する前に、予め幕を表示させておいた方が、旅客案内上は親切なのかもしれませんね。今回の「足利藤まつり号」も、まさにその例だったのではないでしょうか。

我々、鉄道ファンには、ちょっと残念なケースですね。

投稿: TOMO | 2009/05/05 00:54

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